クリーン&ビルド株式会社
松本圭司
POSTED | 2017.12.05 Tue |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:IT・情報通信業 創立:7〜8年 決裁者の年齢:50代 商材:BtoC |
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“売れるアプリ”の作り方、おしえます
開発から売り方までを教えるプログラミングスクールTopics
クリーン&ビルド株式会社 副社長 松本圭司氏のONLY STORY
朝に「会社に行きたくないなあ」という人生をどこまで歩むのか!?
朝起きたら最初に「今日は何しようかな?」と僕は考えます。今日は映画を観に行こうか、それとも趣味のクライミングに行こうか、などです。当たり前のような気がしますが、世の中の大半の人たちは違うこと考えます。「今日はあれとこれをしなくちゃ」だとまだマシな方で、朝起きてすぐに「ああ、会社に行きたくないなあ」と思う人は少なくないです。
でもこれって、楽しいですかね? 僕はあんまり楽しいとは思わなかったので、2009年ごろに会社勤めをやめました。それから何をしているかというと、アプリを作ってそこからの収入で生活しています。家族と猫2匹を養うには十分な収入はあります。
ずっと人手不足が続くITエンジニアの仕事
もちろん、アプリを作っている間はそこそこ忙しいです。でも休憩は自由に取れるし、遅くまで仕事していてもいいし、好きなだけ寝ることもできます。通勤をしなくていいので、たまに満員電車に乗るとびっくりします。これだけ自由な生活をしていて、周りから「うらやましい」と言われることもあります。
でも、実際にアプリ開発を始める人はほとんどいません。IT系エンジニアは常に不足しているのに、なろうとする人がいないのです。これは、僕がプログラミングを始めた20数年前から変わりません。医師や弁護士になどの資格が必要でないにも関わらず人手不足な理由はなぜか? おそらくこの仕事を正しく理解していないからでしょう。
本当は楽しい“モノづくり”
基本、モノづくりって楽しいですよね。絵を描いたり、プラモを作ったり、工作したり。最近、陶器を作ってみたのですが、やっぱり何かをクリエイトするのって、楽しくて良いことだと思います。
プログラミングやソフトウェア開発も、れっきとしたモノづくりです。「プログラミングは文字と数字だけの世界」という印象がありますが、スマートフォンのアプリ開発はそうでもありません。プログラムを1行も書かなくても、ドラッグ&ドロップだけで作れるアプリもあります。スマホアプリは見た目が分かりやすく、成果がすぐに出るのでおすすめです。実際に初めてプログラミングをしてアプリが動くと、みなさん「おおー、動いた!」とうれしそうな顔をします。
そんな思いをもっと広げるために、江東区の門前仲町にアプリ開発教室「ステップ・アップ・スクール」を仲間と立ち上げました。
アプリ開発は女性向き!?
当社の社長は女性です。彼女に言わせると「アプリ開発は主婦やOLなど女性向きだ」と言います。
まず働く場所が自由です。子どもを連れて通勤しなくていいし、夫などの転勤や家族の引っ越しに付き添っても仕事を継続できます。
次に、仕事をする時間が自由です。ITエンジニアは「毎晩徹夜で、、、」という印象が強いですが、それは会社勤めをする場合の話です。フリーランスや副業でやれば、僕のように「今日は何しようかな?」と1日をスタートすることができます。体調や家族の都合に合わせてスケジュールを決められ、在宅でも仕事ができるのは、女性にとって魅力的なようです。
そして収入が高いのも良い点です。飲食店やスーパーで働くと時給1000円前後からスタートしますが、アプリ開発を受託する場合はその5〜10倍です。自分で作ったアプリがヒットすると、もっと稼ぐことも夢ではありません。
今はアプリ開発も分業化しているので「デザイン中心の仕事」や「プログラミングのみの仕事」というのもあります。ひとまずチャレンジしてみて、自分の向き・不向きに合わせて仕事を選べば、それほどおっくうではないでしょう。プログラミングができる女性はまだまだ少数なので、もっと増えてほしいと当社の社長は思っています。
作りながら覚えるアプリ開発
無料アプリ「国土R」と「雨時雨」を2017年11〜12月にリリースしました。国土Rは、国土地理院が出している地図を現在地に表示できるものです。雨時雨は、リアルタイムの天気や雨雲の動き、雷が落ちそうな範囲を知らせてくれるアプリです。雨時雨の広告は非表示にできるので、面倒だったら表示しなくていいです。僕はGPSや地図が得意なので、アプリ開発スクールに来てくれたらノウハウを教えられます。
スクールの特徴は、小さなアプリをたくさん作りながら学べる点です。1レッスンは1〜2時間あるのですが、その時間内に1つアプリを作ってもらいます。すべてのレッスンを終えるまでに、約20くらいのアプリを作ります。なかなか成果が見えないより、毎回成果がチェックできる方が楽しいと思うからです。ずっとパス練習ばかりをしているサッカー教室より毎回練習試合がある方が、やる気がでると思います。
もう1つの特徴は“アプリが売れる”までを教えていることです。エンジニアは「作ったら(完成したら)おしまい」と思われがちですが、そういう時代ではないですよね。たくさんの人たちに使ってもらえるには、そもそもどんなアプリを作ったらいいのかから考えて開発した方がいいです。僕は、アプリ開発からデザイン、アプリの公開、メンテナンス、レビューの返事までを1人でやってきたので、一通りのことは教えられます。せっかく作るからにはやっぱり“売れるアプリ”にしたいですよね。
アプリ開発は誰でもできるはずなのに、精神的なハードルはどうやら高いようです。無料の体験講座も開催してますし、レッスンの半分は無料で公開しています。まずは自分でやってみて、わからないところがあったらぜひ気軽に遊びにきてください。