つむぎ国際特許事務所
粕川 敏夫
POSTED | 2018.07.13 Fri |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:士業(会計士・税理士・社労士・弁護士) 創立:7〜8年 決裁者の年齢:50代 商材:BtoB |
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知的財産権の創造・保護活用、企業の活性化に貢献
見落としていませんか?利益を生む企業の財産権Topics
今回は、知的財産を活用することで企業の成長を支援する、つむぎ国際特許事務所の代表弁理士・粕川氏にお話を伺います。
まずは、“縁を紡ぐ”という想いのもと、中小企業やベンチャー企業の知的財産を守り、企業の成長に貢献する粕川氏が弁理士の道を選んだ経緯からお聞きしましょう。
つむぎ国際特許事務所 代表弁理士 粕川 敏夫氏のONLY STORY
ポジティブに成長を考える企業の後押しをするべく弁理士の道へ
私が弁理士という仕事を知ったのは、大学在学中の事でした。それ以前は、田舎に住んでいたものですから弁理士の『べ』の字も知らなかったくらいです。
当時入学したのは、法学部。そこで出会った先生がたまたま弁理士で、色々と話を聞くうちに興味を持ち始め、在学中に弁理士資格も取得しました。
弁護士のように人の間に立って紛争事を処理するというのが向いていない部分もあり、『前向きな成長のために頑張っている企業の知的財産権を守り、助けることが出来る仕事』という面でも弁理士という仕事は天職だと思いましたね。
卒業後は、当所つむぎ国際特許事務所現会長の弁理士事務所で2年半勤務。その後、民間企業に移って特許部に配属され、6年間勤務しました。そこで特許の権利化であったり、現在の基盤ともなる特許の支援の面白さを学びました。
さらに、自身の専門分野を身に付けるために、企業で勤務しながら理系大学の夜間部の学部生として編入し、知識・経験の部分のバックグラウンドを固めました。
二足の草鞋は、文系大学を卒業した自分にとってベースがない状態での挑戦でしたので、ツラい時期もありました。ただ、それ以上に得たものは大きいと実感しています。
民間企業を退職後、つむぎ国際特許事務所の前身である粕川特許商標事務所を2001年4月に設立。まずベンチャー企業の経営者とブレインストーミングを行い、ビジネスモデル特許に着手しました。
ビジネスモデル特許に携わりながら痛感したのは、『特許をつくるだけでは弱い。特許を活用し、事業に貢献してこそ企業のためになるのではないか。』ということ。
こうして“会社と会社、人と人の繋がり・縁を紡ぐ”という想いを込めて、現在の『つむぎ国際特許事務所』が生まれました。
“守りたい想いがある”企業の知的財産をフルサポート
つむぎ国際特許事務所で行っている事業内容は、企業経営者が市場で自由度が高い事業が行えるようにサポートする『知的財産権の創造』から、市場での事業展開を確固とするための『知的財産の保護』、そして実際に市場で知的財産を活用可能とするための道筋づくりである『知的財産戦略の活用』のサポートにまで渡ります。
当所の強みは、何といってもそのサポート力と柔軟性。
例えば特許は文言の数によって、その特許の権利範囲が狭義的なものか広義的なものかが分かります。また、特許というのは一旦特許として認定されると、その後の変更がきかないものなので、中小企業やベンチャー企業でも使用しやすくするために、分割して申請するようにしています。
具体的に、特許の文言に修飾語が1個増えるだけで権利範囲がひとつ狭くなるため、“解釈の余地のある範疇に”としているんですね。
柔軟性を生かし、中小企業・ベンチャー企業の経営者が新規の事業参入や研究をスムーズに、融通も効く状態にする提案こそ、他の特許事務所と比較した際の当所の魅力と自負しています。
最近では、当所の得意とするビジネスモデル特許相談会についても無料で開催しています。
単なる発案にとどまらず、発案したビジネスモデルの具体化、コンピューターシステムを使用しての課題・問題解決の方法をとることにより、中小・ベンチャー企業の前向きな想いを守り、サポートいたします。
特許についてお悩みで、しかし向上心がある前進志向の経営者の皆様は、ぜひ当所つむぎ国際特許事務所にご相談ください!
日本から世界へ。知的財産の活用でアドバンテージとなるよう貢献
今後は、企業の社会貢献と知的財産を結び付けていきたいですね。
というのも、現代の市場では広域的な意味での社会貢献が出来ない会社は、中長期的に発展していかないと思っています。こうしたところに、ESG投資[※1]を呼び込む力があると確信しています。
当所が掲げる理念『活用出来る知的資産経営のインフラ』を中小企業・ベンチャー企業の経営者の方々に提案するにあたり、企業努力としての社会貢献の活動・取り組みをアピールポイントとして効果的に活用、知的財産と紐づけし、財産に変えていただきたい。
そして、特許という見える化された技術的情報をフルに生かし、企業にとっての新しい資産として認識されていって欲しい。これが当所の願いであり、目標です。
資産として活用されることになれば、投資家を呼び込み一層市場も発展し、ひいては日本の元気にも繋がるのではないかと思うのです。
最後になりますが、つむぎ国際特許事務所では日本の中小企業・ベンチャー企業を含めた全ての企業が、世界に向けて発信出来る仕組み作りに不可欠な材料として、今後知的財産に注目していただきたいと強く願っています。
日本から世界へ。
知的財産の活用で世界から見てアドバンテージな存在となる企業への成長・発展を全力でサポートいたします!
[※1]EGS投資…環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮している企業を重視・選別して行う投資。
執筆・三好
編集・勝野