株式会社MareSpera
笠原 拓
POSTED | 2018.11.19 Mon |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:IT・情報通信業 創立:5〜6年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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システム開発の技術で人を幸せにしたい
技術職への敬意を払い、IT業界全体の活性化を目指すTopics
今回は、システムソリューションを主事業とする、株式会社MareSperaの代表取締役・笠原氏にお話を伺います。シンプルなシステムで予約や記録を管理したい方に、必見の内容です。
まずは、事業内容から詳しくお聞きしましょう。
株式会社MareSpera 代表取締役 笠原 拓氏のONLY STORY
要件決めから設計、開発、テスト、運用保守まで一貫したサービスを提供
ー笠原氏ー
「株式会社MareSperaの事業をひと言で説明すると、システム開発、販売保守です。システムに関することであれば、おおむね対応することができます。同業他社と取り組んでいる業務自体に大きな差はありませんが、AIに関する業務知識を持っているため、それに関わる対応は特化していると思います。
現在は、株式会社MareSperaで作っている『ResKa(レスカ)』という製品の中にAI技術を組み込んだり、他の企業でAIの技術を取り入れていきたいという方にコンサル的なアドバイスを行う業務を行っています。
AI技術の知識に加え、Webを用いたクラウドサービスなども開発できます。最初の要件決めから設計、開発、テスト、運用保守まで一貫してできるという点が当社の強みです。
先に紹介した『ResKa』という製品の特徴と強みは3つあります。まずひとつは、予約と記録をワンストップで行えるという点です。こうした特徴を活かして、病院のカルテとして使用することも可能です。
2つ目の特徴は、クラウドサービスであること。ネットさえ繋がっていれば、いつでもどこでも、パソコン、タブレット、スマホなどで操作ができるという点です。
3つ目の特徴が一番大きいのですが、先ほどのカルテ記録機能の内容をカスタマイズできるという点です。要らない項目は簡単に消すことができたり、チェックボックスやラジオボタンも、項目を増やしたいときは追加することが可能です。テキストボックスを追加したい場合も配置することができます。
整骨院や治療院を経営している方にはこだわりを持っている方が多いので、患者の症状に対する対応はさまざまです。決まった形だと不都合が出ることが多いので、あらかじめ用意してあるテンプレートをベースにして、その上でカスタマイズできるようにしておいた方が喜んでいただけます。
ResKaを開発したきっかけは、カイロプラクティックの治療院を経営している先生が、なかなか良い予約システムやカルテの記録システムがないという話をしていたことです。それが印象に残って、他の人にも伺ってみたところ、使いやすいものがなかったり、あったとしても予約と記録が別々であることが多いという回答が寄せられました。
特にカルテに関しては使いにくいものが多いという話を聞いて、当社で開発できないかと考え、ResKaを作るに至りました。
店舗を持っている業態の方で、予約のシステムとカルテシステムを使う業種の方をターゲットとしているので、カイロプラクティックはもちろん、整体やマッサージ、整骨院、他にも美容院やヘアサロンでも活用していただけると思います。
スマホやタブレットで簡単に仕えるので、シンプルなシステムを必要としている経営者の方は、ぜひResKaを使っていただきたいですね。
株式会社MareSperaという社名は、単語としては「Mare」と「Spera」で分かれます。どちらもラテン語です。Mareは「海」、Speraは「信頼」や「希望」という意味を持つ言葉です。私たちエンジニアはクライアントの方から信頼していただいてこその業種なので、信頼や希望を寄せていただいて、海へ繰り出していくという想いを込めています。」
ITに関わるさまざまな業務を行ってきたことが、一貫したサービスに繋がった
ー笠原氏ー
「株式会社MareSperaを立ち上げる以前、私はシステムエンジニアとして働いていました。もともとSIの会社で勤めていたのですが、そこでプログラミングをするところからはじめて、やがて設計に携わるようになり、マネージャーやリーダーとして管理側に回るようにもなりました。
最初の10年くらいは同じ会社で働き、次の会社では、あるシステムプロダクトの管理者を3~4年くらい任されていました。その後に入った会社ではいわゆるマーケティングオートメーションやインサイドセールスのツールを作り、そこでAIの技術などを身につけました。
ちょうどその頃、先ほど話したようにカイロプラクティックの先生から相談がありまして、現場で予約やカルテがどのように行われているのかを知ったんです。その状況を改善できるようなものを私たちで作ろうとしたのがシステムの開発の始まりです。
それと同時にこのシステムが多くの先生方の役に立つのではないかと考え、使いやすい予約システム、カルテシステムを届ける会社として、株式会社MareSperaを立ち上げました。
最初の職場では国税庁の案件に携わっていたのですが、それはいわゆるプライム案件といってお客様と直に仕事をするものだったんですね。特に、私が請け負った案件はお同じ場所でお客様と一緒に仕事も開発も行う内容で、こうした案件を経験している人は業界の中でもあまりいないと思います。
IT業界ではプログラムだけとか、設計だけ、マネージャーだけと、それぞれの業務にしか携わらないことが多いのですが、私はそれらをすべて経験しています。その経験が株式会社MareSperaの、一貫したサービスに繋がっていると思います。」
技術職に敬意を持った仕事を。IT業界全体の改善を目指して
ー笠原氏ー
「今後の目標は、ResKaの契約数を50~100件に増やしていくことです。来年度中には50件を目指していきたいですね。
他の事業に関しては、今いろいろな企業から業務提携のお話をいただいているので、株式会社MareSperaの技術を売り込んでいく予定です。
私たちの最終目標は、技術で人を幸せにするということです。すべての人にとってプラスの作用があるように、自分たちもお客様もウィンウィンの関係になれるように目指して仕事をしています。この姿勢を継続して、結果的に社会に還元できるような会社に成長させていきたいです。
そのために、まずエンジニアが幸せになれる会社にしたいという想いがあります。IT業界全体を、若い人が働きにくい環境だと敬遠しないような業界にしていくことが重要だと思うので、まず株式会社MareSperaが、技術者に敬意を持って仕事をする会社になっていきたいと思います。」