株式会社キュービックコンサルティング
岩田 知二
POSTED | 2018.12.15 Sat |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:5〜6年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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まずは10分。対話から始まる多面的な経営者サポート
悩みや課題を抱える中小企業経営者が心許せる存在にTopics
“ 経営難、人材不足という環境下で生産性向上や健康経営が益々求められる中、人材重視が中小企業経営の根幹です。まずは経営者が活き活きとした姿で働き、そして社員を活きた人材に育てることこそが最も重要です。”
今回お話を伺う株式会社キュービックコンサルティングの代表取締役・岩田知二様は、メンタルカウンセラー資格を持つ経営・人材コンサルタントとして、また中小企業経営の経験者として、そのように語りました。
中小企業を支援するために63歳で起業した、その想いをお聞きします。
株式会社キュービックコンサルティング 代表取締役 岩田 知二氏のONLY STORY
「メンタルヘルス(心理カウンセリング)」×「経営・人材コンサルティング」
メンタルトレーナー・心理カウンセラーの資格を持つ経営コンサルタント・岩田様。日本ではまだ新しい米国発バイオリズム行動分析も活用するなど、独自の切り口から中小企業が抱えるあらゆる経営課題 (経営全般、人材育成等)の解決に取り組んでいます。
【経歴】
横浜市在住。1978年慶應義塾大学法学部卒。東京海上日動火災保険会社入社。国内外で企業営業・損害部門を歩み、大手から中小企業まで1,200社超への経営リスクコンサルティングを実践。5年間ロンドン営業責任者で駐在。経団連副会長秘書として財界トップとの交流やブレーン活動にも携わる。50歳過ぎに中小オーナー会社の事業継承のため東京海上日動を自主退職したが、そこで心理カウンセラーを目指すきっかけとなったどん底の人生を歩む。
自力で這い上がり中小企業の経営を経て、その後も独自手法での中小企業への経営コンサルティングやメンタルカウンセリングを行い、2018年4月に63歳で総合コンサルティング会社を起業。生命保険代理店業も独立開業。協会認定心理カウンセラー・メンタルトレーナーとして企業・個人に向け活動中。神奈川県総合計画審議会特別委員。
気持ちがわかる。だから、経営者に親身になれる。
−まずは株式会社キュービックコンサルティングが手がけている事業について、お聞かせください。
岩田氏:簡単に申し上げますと、当社は人の問題を解決するメンタルカウンセリングと経営問題を解決する経営コンサルティングの両面からアプローチする総合コンサルティング会社です。具体的には、経営者や従業員のメンタル次第で会社は良くも悪くもなります。悩みや課題を抱えている経営者一人ひとりに親身に寄り添い、メンタルトレーニングを取りれながら経営課題を多角的に掘り下げていく独自の解決方法をご提案しています。
世の中には多くの経営コンサルティング会社がありますが、私は何か一つの分野に特化しているというよりも、経営者の抱えている様々な問題をお聴きして、それぞれの専門性を発揮した総合的な問題解決を目指しています。
そのためには、最初から深刻なお話をするよりもまずは気軽な茶飲み話からお互いを知ることが大切と考えています。
−同業界の他の企業様もいらっしゃる中で、御社が選ばれる理由というのはどのようなところにあるとお考えですか?
岩田氏:人・モノ・お金に係わった経営者の身近にある様々な課題をワンストップで解決できる点が、当社の一番の強みであり、評価を頂いている部分ではないでしょうか。
と言いますのも、私自身も経営者時代はそうだったのですが、中小企業の経営者は様々な悩みや問題に日々向き合っています。そうした中小企業の経営改善には、「事業そのものを掘り上げることが勿論、重要課題ですが、まずは経営者自身が健全であり、従業員が活き活きと働ける環境整備・人材活用が大切である。」と私は考えています。そのため、当社としては、メンタルトレーナー・心理カウンセラーの資格や日本ではまだ新しい米国発バイオリズム行動分析(その人が新たに行動すべきタイミングや判断してはいけない時期等を分析)も活用しながら、独自の切り口で中小企業が抱える様々な経営課題 (経営、人材育成など)の解決に取り組んでいます。
業界を見渡せば経営コンサルティング事業を行っている会社は沢山あります。しかし、多くは売り上げアップや経営そのものの立て直しをは図ることだけにテクニックを駆使し、大手であれば、型に嵌って自社の収益を見込んだ営業的な会社も少なくありません。
一方で、私たちは人材育成や、財務・税務面での悩み、メンタルヘルスなどを活用した健康経営を目指すサポートなど、多面的な観点からワンストップで社内にも溶け込んでサポートしています。心理カウンセリングの専門家として、経営者や従業員の精神的なケアやコミュニケーションの改善法なども行っています。
とはいえ、経営者は幅広い課題を抱えていますので、全てを当社だけで解決できるとは限りません。だからこそ、当社には多くの信頼できるパートナー企業がおり、連携しながら一つでも多くの課題を解決するためのお手伝いができるのです。
−実際にお付き合いのあるお客様からは、どのようなお声が多いのでしょうか。
岩田氏:様々なことで悩んでいる経営者から、「会ってよかった。相談してよかった。」と言って頂けることが多いですね。これは、純粋に嬉しいことです。
これは小さな会社だからこそできることですが、経営者と気心が知れた信頼関係を築き、経営者のどんな些細な悩み、課題も見逃さず、本音で向き合う親身なコンサルティングとカウンセリングを評価頂いてのことだと思います。私自身も、それが当社の他社に負けない強みであり特徴だと思っています。
特に経営者のメンタルや新事業決断の時期・方法などでのサポートは、喜びの声を多く頂きました。同じ業界の人、役員や家族にも、経営者はなかなか腹を割って相談することができませんからね。一人で苦しんでいる方が多いんです。
私自身も中小企業の経営に携わっていたこともあるので、その経営課題や悩みが痛いほどわかります。話を聞いていく中で、経営者との一体感が生まれ、プレッシャーの気持ちがだんだんと楽になって、モチベーションが上がっていく。その変化の様子には、特に喜びとやり甲斐を感じます。
―御社の経営・事業運営にあたって、一番重要視していること、大切にしていることを教えてください。
岩田氏:経営者の話をじっくり聴き、経営者の悩みや課題をいかに共有できるパートナーになれるかです。
課題解決を進めていく上で、やはり信頼関係が何よりも大切です。しかし、信頼されるコンサルタントになるのは本当に難しい。そのため、本当の信頼を作るとはどういうことか、本当に親身になるとはどういうことか、を常に考えながら行動しています。
そうはいっても、実際には会ったことのない人を信頼することは難しいですよね。だから、私はいつも「まずは10分、会って話をしてみましょう。」とお伝えしています。
忙しい経営者でも、10分の時間は作れるはず。その10分から、少しずつ互いを知り、信頼関係を作っていきたいと思っています。
想いを胸に、多くの支えを受け、60代から起業。
―起業を決意した理由・きっかけについて教えてください。
岩田氏:これまで大手企業から零細企業まで幅広い業界の方と関わってきた中で、中小企業の経営者が様々な種類の経営課題を抱え、悩んでいる姿を目の当たりにしてきたのです。自分自身もその経験者ですので、痛みも分かります。
その姿を見ているうちに、私自身の様々な立場での実体験、専門性や経営経験が役立てられないか、経営者の身近なコンサルタントとしての役割を果たせないか、と思ったことが起業に至った大きな理由です。
自分自身も独立して柵がない状況に身を置くことで、経営者と自分の成績や会社の売上重視ではないフリーな立場で向き合え、助けになれるのではないかと考えてきたことが、今に繋がっていると思います。
―創業にあたり、今でも思い返すような嬉しかった出来事はありますか。
岩田氏:たくさんの仲間が起業を応援してくれたことですね。
私は今、63歳。この年齢で起業したというと、皆さんに驚かれます。本当は60歳からの起業を考えていたのですが、日々忙しく準備不足で起業に時間がかかってしまいました。でも、応援してくれる人がいたお陰であり、その間には実体験を積み重ねながら3年かけて会社を起こすことができました。私が今こうして話ができているのも、多くの方のサポートがあったからだと思います。
経営者が心許せるカウンセラーの存在を知ってほしい
―今後の展望について教えてください。
岩田氏:まずは、当社のような中小企業の経営者が腹を割って相談できるコンサルタントやカウンセラーの存在を多くの方に知っていただきたいと思います。
そのためにも、今後はコンサルティング業務だけでなく、異業種経営者の会、女性経営者の会、若手後継者の会、中小企業ビジネスマッチングの会、お楽しみで繋がる交流会など、一般的な異業種交流会とは一味違う、独自の交流会も開催していきます。
―長期的な目標はどのようなものでしょうか。
岩田氏:当者のようなカウンセリングスタイルのコンサルティング会社を多くの経営者に知っていただき、その後は異なる分野で専門性を持っている方々が集い、思う存分に活躍できる会社に成長させていきたいですね。
世の中には、本当に優秀な方、魅力的な方がたくさんいます。そんな素敵な方達とコラボしながら会社規模も拡大し、経営者の課題を何でも解決できる会社として努力を続けたいと思います。
古民家や湯治場など癒しの空間をお客様に提供し、そこでセミナー、研修会、交流会などが行えるような施設を作ることが先々のビジョンです。
最後に
サービスの利用者と提供者という関係を取り払い、まずは人として、そして社会貢献を目指す同じ志を持つ現役経営者として、親身に心を寄せる岩田氏。自身の経営者時代の苦い経験を原体験に持つ岩田氏だからこそできることなのだろう。
「まずは10分、会って話をしましょう。」
その言葉からも、忙しい経営者への気遣いと相手目線・姿勢が感じられる。
中堅・中小オーナー企業の経営者や後継者の方、メンタル面での悩みを抱える企業人の方、あるいは新たに起業を考えている(考えてみたい)社会人まで、ご興味を持った方はぜひ一度気軽に下記より問い合わせてみてはいかがだろうか。
執筆=スケルトンワークス
校正=北本