株式会社KAZAANA

樫村 健太郎

Made in Japan ブランドを世界に伝える

メディアコマースプラットフォーム
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今回のインタビューは、Made in Japan ブランドに特化したECプラットフォーム『BECOS』や、日本のものづくりの舞台裏を発信するメディアコマース『BECOSジャーナル』を運営する株式会社KAZAANAの樫村氏にお話を伺いました。

株式会社KAZAANA 代表取締役 樫村 健太郎氏のONLYSTORY

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【経歴】

1987年、茨城県石岡市出身。2009年、横浜国立大学経営学部を卒業。その後、株式会社ノバレーゼに入社、ウェディングプランナー、レストランサービスマン、人材開発部を経験し、その後は新規店舗の出店部署へ異動、日本国内だけではなく、韓国、中国において、結婚式場、レストラン、ドレスショップの新規出店を行う。

特に有形文化財などに指定されている歴史的建造物の再生事業に力を入れ、
「辻家庭園(金沢市有形指定文化財)http://produce.novarese.jp/tsujike-teien/
「ジェームス邸(神戸市指定文化財)http://produce.novarese.jp/james-tei/
などの再生を手掛ける。

その後、2014年にWebサービス開発・Webコンサルティング業を手掛けるヴァンテージマネジメント株式会社へ入社。Webコンサルタントを経験後、経営管理部の責任者として管理部全般を統括、IPO準備などを牽引。

大手企業にはできない独自の品揃え


–株式会社KAZAANAの事業内容を教えてください。

樫村氏:株式会社KAZAANAは、映像ブランディング事業、商品開発事業、歴史的建造物の再生事業などいくつかの事業を展開していますが、その中でも現在最も注力しているのがメディアコマースプラットフォーム事業です。

–力を入れているとお話されていた、メディアコマースプラットフォーム事業について詳しくお話いただけますか。

樫村氏:はい、この事業ではMade in Japan ブランドに特化したメディアコマースプラットフォーム『BECOS』を運営しています。

メディアコマースプラットフォームは我々の造語なのですが、情報発信&集客の場所となるメディアと、アイテムを出品し購入いただくECプラットフォームとしての役割を合わせて、メディアコマースプラットフォームと言っています。

『BECOS』では、日本でものづくりに携わるメーカーさん、伝統工芸士さん、アーティスト・作家の方など、日本でものづくりをしている方々に限定し、高品質・高単価のアイテムを出品・販売していただいています。

ご自分へのご褒美はもちろん、贈り物、お土産など、BとCの区別をつけずに幅広いカスタマーの方に利用していただいており、越境EC機能も持ち合わせているため海外のお客様からの購入も多いです。
 
‒他社と差別化をはかっている点や、強みについて教えてください。

樫村氏:ブランドやアイテムへのこだわりを持つMade in Japanに特化しており、また情報発信(メディア)機能とEC機能を持ち合わせている点が最大の差別化ポイントです。

例えば、ECの世界にはAmazonや楽天などの巨大なプラットフォーマーがいます。

私たちはそういった大手では取り扱っていない高単価のアイテムや、プラットフォームの自体のデザイン性・ブランディングにこだわりのあるメーカーさん、また、世界中にアイテムを販売したいという方々に出品いただいています。

『BECOS』は単なる卸売りのオンラインショップではありません。

アイテム販売の場であると同時に、情報発信やブランディングの場でもあることが、プラットフォーマーとしての差別化ポイントです。
 
‒樫村様が事業を進める中で大切にしていることについて教えてください。

樫村氏:Made in Japan ブランドのプラットフォームと謡っていますが、『BECOS』に出品していただくブランド、アイテムは弊社独自の審査を経て厳選させていただいています。

Made in Japan であれば何でもよい、ということではありません。

私たちが大事にしているのはものづくりに対する作り手、メーカーさんの想いやストーリーです。

『BECOSジャーナル』では出品者様へのインタビューや取材を基に、例えば出品者のブランド紹介、アイテムの使い方の解説、イベント・シーンごとにおススメのアイテムなどの記事を世界中へ向けて配信しています。

そのため
・どのような想いでものづくりに携わっているか
・アイテムの開発秘話
・ものづくりで苦労している点、こだわりの点、やりがい
などをかなり深く突っ込みながらヒアリングさせていただきます。

そのような中で、少し『BECOS』とはコンセプトが合わないな、というブランドさんには出店をお断りすることもあります。

日本の工芸品の魅力と出会った


‒起業に至ったきっかけについて教えてください。

樫村氏:私は大学時代から将来は起業をしたいと考えていました。

経営コンサル、投資会社など色々な会社に足を運び悩みましたが、最終的には実際にどのようにして会社を成長させるのか、0を100にする仕組みを学ぶには、事業会社であり、かつめちゃめちゃに勢いのあるベンチャーに入る方が自分の将来に役立つと思い、ブライダル事業を行っていた株式会社ノバレーゼに入社しました。

ノバレーゼはその後、私が在籍していた5年間の間にマザーズ上場から東証一部まで猛烈な勢いで駆け上がっていくのですが、私は2009年に新卒で入社してからの1年間で、4回引越しをするほど色々な部署を経験させてもらいました。

引越しをするのが面倒だったので、先輩や同期の家に住み込みさせてもらったり、車に最低限の荷物と布団だけを積んで異なる拠点を行ったり来たりして暮らしたこともありました(笑)

そのような私がノバレーゼで特に力を入れていたのは、歴史的建造物の再生事業です。国の有形文化財に指定されているような希少で歴史のある物件を全国で見つけ出し、結婚式場として人が集まる場所へ再生させることでした。

そういった物件を探すために全国を回り物件を見るだけではなく、建築、内装、造園、水景、インテリア、テーブルウェアなど、さまざまなものづくりに携わる職人たちと出会ったことが工芸品やMade in Japan への興味の原点になりました。

そして好きになるほど、Made in Japan が抱える問題点や課題も見えてくるようになり、ものづくり業界にはさまざまな「もったいない」が隠されていることに気づきました。

また特に伝統工芸と言われる業界は既に瀕死の状態であることも理解しました。

そこで、Made in Japan ブランドを世界中に発信し、業界に新しい風穴をあけたいという想いで株式会社KAZAANAを立ち上げました。

Made in Japanブランドの連合を作る


‒今後の短期的な目標について教えてください。

樫村氏:まずはメディアコマースプラットフォームとして、誰もが知るようなメディアにすることが目標です。

なぜ世界には一本100万円、200万円もするワインが普通にあるのに日本酒にはないのか。一般的には数万円の日本酒ですらも高いという印象ですよね。

日本酒に限らず、Made in Japan アイテムは安すぎます。

世界の一流ブランドとの差は、アイテムを開発する時点でマーケットとして世界を見据えているか、またその後のブランディング、情報発信が圧倒的に足りません。世界との差は、そのようなスタート時点での目線の差と運用の差であると実感しています。

それがメディアを立ち上げた要因にもなっています。

まだまだ月間数十万PVくらいのメディアですが、来年には100万PVを超え、将来は1000万PV級の巨大メディアにしていきたいですね。

それと同時にお客様に提案できる幅を増やせるよう、『BECOS』に共感し出品していただく方を増やしていくこと、そしてオリジナルアイテムの開発にも注力していきます。


‒その後の長期的な目標も教えてください。

樫村氏:長期的に私たちは、メディアコマースプラットフォームを持つIT企業でありながら、ものづくりを行うことができるメーカーとしての側面も持つ企業へ成長していきたいと思っています。

まずはプラットフォーマーとして圧倒的にMade in Japan アイテムが販売できる場所を作り、業界の中でなくてはならない信頼される会社になること。

そしてものづくり業界が抱える大問題である、職人の高齢化、跡継ぎ・後継問題を解決していきます。

日本には儲かってはいるけど、廃業していくものづくり零細企業がたくさんあります。技術やノウハウが途絶えてしまうのは非常にもったいないことです。

上記は一例ですが、さまざまな問題点を抱えるメーカーさんを友好的にM&Aしながら、Made in Japanものづくりメーカーが集結するホールディングスを構築することが目標です。

またM&Aという選択肢に限らず、私たちの想いに共感してくださる方がいらっしゃれば、どんどんコラボ・協業していきたいと思っています。そのため今、ものづくりのメーカーさんだけではなく、工芸を軸に事業をされていらっしゃる方々と積極的に会うようにしています。

将来は若者たちが「将来は職人になりたい!」「日本のものづくりに携わりたい!」と夢と希望も持って業界に入ってきてくれる、KAZAANAの門を叩いてくれる、そのような未来を作りたい。

ホールディングス化していく中で、さまざまな新しいものづくり、新商品の開発はもちろん、職人のジョブチェンジ、人材交流、若手の育成などを活発化させ、あたらしい日本のものづくりエコシステムを創りたいと思っています。


執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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会社名 :株式会社KAZAANA

Made in Japan ブランドに特化したECプラットフォーム『BECOS』

日本のものづくりの舞台裏を発信するメディアコマース『BECOSジャーナル』

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