株式会社ハロハロホーム
近藤君代
POSTED | 2019.08.05 Mon |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:建築・不動産 創立:9〜10年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoC |
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フィリピンの不動産や永住権取得方法を投資家に紹介
日本の仕事の質や文化をフィリピンに伝える架け橋にTopics
今回のインタビューは、フィリピンの不動産や永住権取得のサポートなどを行う株式会社ハロハロホームの近藤氏にお話を伺います。事業内容はもちろん、日本とフィリピンの商習慣の違いや、それにまつわる苦労、今後の展望などについて語っていただきました。
株式会社ハロハロホーム 最高執行責任者 近藤 君代氏のONLY STORY
【経歴】
フィリピンハロハロホーム設立時から参画し、5年目を迎えた。
元々は、アパレルデザイナーズブランドのエリアマネージャーを経験後、
建築家とつくる完全オリジナル注文住宅のプロデュース業に14年携わり
200戸の注文住宅のプロジェクトマネージャーを務めた。
建築の面白さと不動産事業のビジネス的面白さに惹かれ独立。
その後、ハロハロホームの事業に出会い、フィリピンの経済成長と発展、そこで事業展開しているハロハロホームの成長と独自の事業展開に惹かれ参画を決め現在に至る。
フィリピンの投資先などを日本人に紹介
–まずは株式会社ハロハロホームが手がけている事業について、お聞かせください。
近藤氏:弊社は日本の方にフィリピンの投資不動産の紹介、事業進出・永住権獲得のサポートを行なっている会社です。
はじめにフィリピン不動産に関してお話ししますと、個人投資家にはコンドミニアムの1室、法人での投資の場合は1棟物や戸建分譲開発など、お客様のご要望に合わせた規模の紹介をさせていただいております。
事業進出のサポートでは、弊社はフィリピンに法人を持っており、そちらが拠点になりますので、そこから事業進出のサポートを行なっています。
最後に永住権に関しては、海外で資産を持たれるのであれば、ツーリストとしてだけではなく、きちんと永住権を持っておいたほうがいいんですよね。資産保全ができ、その後の資産構築などにも役立つためです。
そうやって不動産を持ったりや事業を進出したそのあとの永住権取得まで、一貫してサポートができるようなサービスを展開しています。
–ありがとうございます。国外の不動産紹介や海外進出の支援を行う企業はそう多くはないと思いますが、その中で御社ならではの強みはどこにあるとお考えですか。
近藤氏:実際にフィリピンから情報を発信している点ですね。日本人をターゲットに東南アジアで事業を展開されている会社さんの中には、フィリピンに拠点を持っていなかったり、拠点があっても提携会社に実務を任せているところが意外と多いんです。
一方で弊社はフィリピンにオフィスがあり、フィリピン人を雇用し、密接な関係があるため、現地での状況が手に取るようにわかっているんです。
–御社の事業運営にあたって、一番重要視していることを教えてください。
近藤氏:お客様が求めるレベルのサービスを提供することですね。日本に住んでいると実感することが少ないかもしれないのですが、日本のサービスのクオリティは世界から見ても高いんです。それが日常である日本のお客様が私たちに求めるレベルは必然的に高くなります。
そのレベルのサービスを提供できるように、これからも努力し続けていきたいですね。
日本との商習慣の違いから起こる苦労
–これまでに苦労したエピソードなどがあれば教えてください。
近藤氏:やはりフィリピンと日本の商習慣の違いを感じる場面は多々ありました。
例えば、不動産取引の際にフィリピンの先方から書類を1年間も渡していただけないこともありました。ご依頼する会社にもよるのですが、スピードが遅かったり、そもそも書類が作成されるタイミング自体も明確になっていなかったりすることがあるんです。
そういったことを見通して、お客様に対しては事前に説明させていただくのですが、それでも「ここまで遅いのか」「どうなっているんですか」というお声をいただくことはあります。そういった苦労は多いですね。
不動産取引は扱う金額も大きくなるので、当事者の方は大きな不安を抱えてしまいます。しかし、私たちとしては先方に催促することしかできませんので、少しでも不安を取り除けるように「まだ出来上がっていませんがこういった現状です」という連絡をこまめにするようにしています。
日本とフィリピンの架け橋を目指して
–今後の展望について教えてください。
近藤氏:短期的には社員数を増やすことはあまり考えておらず、今の社員でどれだけサービスを向上させるか、売上を上げているのかというところを考えています。日本にいるとフィリピンでのことは、身近なようで身近ではない部分もありますから、そういった部分をより詰めていき、もっとお客様にご満足いただけるサービスに進化させていきたいですね。
–その後の、長期的な目標はどのようなものですか。
近藤氏:社員の給料をもっと上げたいと思っています。顧客満足度と同様に社員満足度もあげていきたいと考えているためです。
そして、給料だけではなく、自分の挑戦したいことを実現できる環境に整えていきたいですね。
–社会にどのような価値を提供する会社になっていきたいですか。
近藤氏:フィリピンと日本の架け橋のような会社になりたいと思います。フィリピンには日本の技術力や国民性などのいいところを広めていきたいですね。
そして、日本が少子高齢化で労働人口が不足した時には、日本の水準を知っているフィリピン人に来ていただき、日本人のサポートをしてもらう。そうやって仕事だけでなくもちろん文化の部分も含めて、日本とフィリピンの架け橋になっていければと思います。
–最後に読者へメッセージをお願いします。
近藤氏:海外に目を向けたいと思っている経営者の方や、フィリピンという言葉に興味を惹かれる方がいたら、ぜひ一度お話したいと思います。
また、私たちは個性豊かなティール型のような組織を作っていきたいと考えているんですね。それは社内だけでなく社外に向けても同様で、それぞれの個性を担保しながら、誰と関わるときにも自分らしく、フラットに関わっていけたら面白いと思っています。同じような考えを持っている方がいらっしゃったらご連絡いただけたらと思います。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原