株式会社Kotohogi
小倉祥
POSTED | 2019.08.29 Thu |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:その他 創立:7〜8年 決裁者の年齢:40代 商材:その他 |
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IT×企画プロデュースをワンストップで実行
業界のプロが集結!業界を超えた幅広い事業を展開Topics
今回のインタビューは、プランニングワークをベースにIT事業や企画プロデュース事業を展開する株式会社Kotohogi(株式会社コトホギ)の小倉氏にお話を伺います。業界のプロフェッショナルが集まる同社ならではの強みや、今後のビジョンについて語っていただきました。
株式会社Kotohogi 社長 小倉 祥氏のONLY STORY
【経歴】
千葉県千葉市出身。1999年、新卒で大手食品メーカーへ入社。商品開発・人事総務・営業スタッフに携わり、労働組合では東京支部の役員として職場環境の向上に努める。
在籍中は広告事業への興味があったが、当時大手企業の広告手法として主流であったマスメディア広告ではなく、“知りたい人にとって必要+良質な情報を届ける事”。
そして、一方通行ではないコミュニケーションを生み出す仕組みをつくる事で、“商品やサービスの提供側と需要側に信頼関係を育み、コアなファンが醸成されていく事”の重要性を感じ、知人経営者と共に起業。自社メディアを媒体としたPR・広告事業を展開し、コンテンツの企画・制作や企業とのコラボレーションイベント等を行う。
その後、コンサルティング事業を主軸としたホールディングス企業の役員として参画。Webメディアの枠組みを超えて、クライアントのハウスエージェンシー的な役割を担う企画・運営を行う。
2017年、上記ホールディングス企業の事業部を法人化する形で㈱ Kotohogi を設立。IT事業と企画・プロデュース事業を主軸に運営している。
プランニングワークをベースに様々な事業を展開
–まずは、株式会社Kotohogiの事業内容をお聞かせください。
小倉氏:プランニングワークをベースに、
①IT事業(Webサイトの企画・制作やアプリ開発、システム開発)
②企画・プロデュース事業(商品開発、企業間コラボ、PR施策の企画・運用)
③スチール撮影、動画の企画・制作
④SNSの企画制作や運用代行
⑤グラフィックデザイン(書籍・雑誌等)
といった5つの事業を展開しています。
単に制作の請負いや机上の空論で企画を行うのではなく、現状を分析した上で、サービスの認知、拡販を促すための提案を行い、ITやデザインを活用したプロモーションサービスや商品を提供しています。
–御社ならではの強みや差別化ポイントはありますか。
小倉氏:Kotohogiの強みは大きく分けて2つあります。
まず1つ目はメンバー。弊社のメンバーは、それぞれが各業界で活躍している人ばかりなんです。そのため、アイデアを出し合うにしても「そう来るか?!」と、思わず身内ながら唸ってしまうような固定概念を覆す意見や、自分の想像を超えた多角的な視点が交差しながら生み出されます。
そして、施策を実行する時にはそれぞれが得意分野を担い、業界を跨いだこれまでに無い新たな一手を提案することが可能です。
そんなプロフェッショナルの集合体として会社が成り立っていることが、1つの強みだと思っています。
2つ目は、企画提案・実務・運用までワンストップで展開している点です。これだけだと他社でもよく聞かれる耳慣れたフレーズですが、弊社の場合は業界で影響力を持つ人や関連企業、パートナー企業と連携する事で、各企業の強みを横断的に活用しながら幅広いサービスを提供することが出来ます。
−小倉様が事業を運営するにあたって常に意識していることはありますか。
小倉氏:①菩薩の心 ②ブレストでは「NO」を言わないこと ③メンバーの人生が良くなる場所で在り続けること。この3つです。
各個人のキャラが濃過ぎて渋滞しているような会社なので(笑)、創業最初は強烈な個性の間に立たされて右往左往する事もありましたが、今では菩薩のように静かな心で見守る術を習得しました。
そしてプロジェクトの最初に行うブレストでは、可能性を狭めない為にどんなアイデアに対してもNOを言わず、様々なアイデアをテーブルに出し尽くしてからまとめていく事を心掛けています。
Kotohogiは、プロフェッショナルであり個性豊かな人達が住むapartmentのような場所です。
各々のメンバーにとって、他では出来ない新たな挑戦に取り組む事が出来たり、長い人生の中で拠り所となるような「場」をつくる、apartmentの大家兼管理人(兼母?)として在りたいと思っています。
老舗メーカーとのコラボ企画『Japan Made』プロジェクトの立ち上げ
−御社に依頼をされるクライアントはどういった方が多いのでしょうか。
小倉氏:飲料や食品を扱うメーカーや、教育や福祉に関わる企業、士業事務所など多岐にわたっています。
事例のひとつとして、有名な老舗メーカーさんとのプロジェクトで商品開発の企画からPR・当日のイベント運営まで全て弊社で担当させて頂きました。
−その案件についてさらに詳しくお伺いできますか。
小倉氏:誰もが知っている老舗メーカー3社様の代表的な商品と、世界的にもファンが多いボーカロイドの初音ミク[※]1 とのコラボレーション企画です。
老舗企業が共通して抱える「購入者層の高齢化」という課題を受け、新規顧客層の開拓に繋がる施策として、若い年齢層に人気があるキャラクターとのコラボレーションを提案しました。
「日本生まれ」「日本育ち」をキーワードに、時を重ねてきたモノや、新しいテクノロジーを結びつければ無限に広げる新しい世界。“変わらないし、変わっていく”、そんな日本ならではの魅力溢れるモノゴトの<今>を発信していく『Japan Made』というプロジェクトを立ち上げ、進行しました。
イベント終了後には、初音ミクのファンの方からメーカーの一社に「コラボしてくれて本当にありがとう!」と喜びのお電話があったと聞き、想いが届いた!という実感が湧き上がり、心からの安堵と共に「やって良かった」と思いましたね。
[※]1…クリプトン・フューチャー・メディアから発売された音声合成・デスクトップミュージック(DTM)ソフトウェアの製品名、およびキャラクターとしての名称。(参照:Wikipedia)
「toC向けの文化発信」と「未病」への取り組み
−今後の目標を教えてください。
小倉氏:いかに世間に対して“面白いいたずら”を仕掛けていくか、です。
具体的な取り組みとしては、昨年立ち上げたプロジェクト「Japan Made」において、日本生まれ・日本育ちの本当に良いモノだけを取り扱うサービスの展開を考えています。自社開発も視野に入れ、想いをストーリーに乗せて発信していきたいですね。
それから「人」にフォーカスした新たな試みに挑戦していきます。
世の中的には多様性の概念や働き方改革など、一見個人を尊重し光を当てるような風潮がありますが、それらはまだまだ表面的だと感じています。
「人が本当に自分らしさ全開で、その人の本質で生きる」事をテーマに、“Body-Mind-Spirit”が三位一体となる為の根本的な部分へのアプローチを行っていきます。
ゆくゆくは、統合医療を推奨する医療機関等とも連携しながら強力なバックアップ体制を構築していきたいですね。
−ありがとうございます。では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
小倉氏:弊社は、先程お話ししたような5つの事業を主軸に展開を行っておりますが、どの事業もベースはプランニングにあります。
事業内容に関わらず、「こんな事出来たらいいな」「こういう事で困っている」といった“思いつきの種”や“モヤモヤの種”がありましたら、お気軽にご相談下さい。
執筆=山田
校正=笠原