株式会社Wacker
宗近 昌彦
POSTED | 2020.05.11 Mon |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:広告・マーケティング・制作 創立:5〜6年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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広報・PRコンサルティング事業
1回きりの人生、世の中をもっとワクワクさせたいTopics
今回のインタビューは、「世の中をワクワクさせる存在になる。」をミッションに事業を展開する株式会社Wackerの宗近氏にお話を伺います。
同社が2020年5月にリリースした新サービス『CATARU!(カタル)(https://cataru.net/)』のサービス内容や宗近様が起業に至った経緯、今後のビジョンについて教えていただきました。
株式会社Wacker 社長 宗近 昌彦氏のONLY STORY
【経歴】
1994年、兵庫県伊丹市出身。2017年、立命館大学経営学部卒業。小学生からサッカーを始め、高校時代はサッカー部の主将、U-17兵庫県トレセン選抜選手に選出される。大学時代はとにかく、たくさんの経験を積みたいという想いから海外留学・海外インターンシップ、アントレプレナーシッププログラム、ベンチャーでマーケティングなどに励む。
新卒入社した株式会社リッチメディアでは、内定者時代から大阪支社のセールス立ち上げメンバーとしてジョイン。その後、美容・健康に関するWebメディア「スキンケア大学、ヘルスケア大学」の広告営業に従事し、クライアントのプロモーション施策の提案、運用を担当。
その後、プレスリリース配信プラットフォームを運営する、株式会社PR TIMESに転職。新規事業『SPORTS TIMES』の立ち上げ事業責任者として、Jリーグクラブなど90を超えるスポーツチームの広報・PR支援のパートナーシップ締結を実現。また150社を超える企業のプレスリリースの企画、コンサルティングの実績。
2020年2月に株式会社Wackerを創業し、主に中小企業、スタートアップの広報・PR支援事業を立ち上げる。商品・サービスをメディアを通じて世の中に広げるための企画立案を行う。導入企業様の例としては、メンズコスメ商品、採用コンサル、ゴルフ場、スポーツチーム、美容液メーカー・美容サロン、ITサービスなど。
オンライン語り場サービス『CATARU!』
–まずは、株式会社Wackerの事業内容をお聞かせください。
宗近氏:弊社の事業は3つあります。1つ目が広報・PRコンサルティング事業、2つ目がライバー(ライブ配信を行う人)のマネジメント事業、そして3つ目が新たにリリースしたオンラインの語り場サービス『CATARU!(カタル)(https://cataru.net/)』の運営です。
–ありがとうございます。今回のインタビューでは『CATARU!』についてお聞きします。『CATARU!』の具体的なサービス内容を教えてください。
宗近氏:はい。CATARUは、ZoomやWherebyといったビデオ通話サービスを通じて、オンライン上で語り場を作ることができるサービスです。
これまでビデオ通話をすることはそう多くはなかったと思うんですが、現在新型コロナウイルスの影響に伴って、ビジネスでもプライベートでも、ビデオ通話が当たり前になってきました。
そうした中、友人はもちろん知らない人とでも、親近感を持って話せるのは、やはり共通の趣味や関心のある話題だと思い至り、自分の話したいテーマで語り合えるオンラインサービスを立ち上げました。
–宗近様が事業を運営する上で大切にしていることはありますか。
宗近氏:提供したものがどれだけお客様に変化を与えたか、というお客様の変化量を意識してサービスを提供することです。
例えば、「ジムに通って身体のラインが変わった」という人がいたとします。それが「誰が見ても分かる変化」なのか「自分だけしか分からない変化」かでは差があり、後者の方がお客様の変化量は大きいですよね。
お客様の変化量こそが私たちが提供する価値の大きさだと思っているので、今後もそこを大事にしていきたいと思います。
–CATARUを使うことで、お客様にどう変化をして欲しいとお考えですか。
宗近氏:今、外出自粛生活が続き不安な気持ちになったり、退屈を感じたり、ストレスを抱えている人は多いと思います。
そういう気持ちを抱えている時こそ、人とコミュニケーションを取って、好きなことを話したり、一緒に人生を歩んでいることを実感ができれば、心が豊かになり前向きになれるのではないかと思うんです。CATARUを通じてそういった気持ちの変化を提供していきたいと思いますね。
人生は1回きり、後悔はしたくない
–起業のきっかけについて教えてください。
宗近氏:実は起業のきっかけはいくつかあるんです。その1つが、友人がJリーガーになり、プロのサッカー選手になったことです。
サッカーで活躍している彼を見て、「自分は何のプロフェッショナルになれるだろうか」と改めて考えたところ「ビジネスのプロフェッショナルは経営者や起業家だ」と気がつき、起業家になりました。
–事業を立ち上げられるまでの経緯を教えてください。
宗近氏:新卒では、Webメディアの運営会社に入社したんですが、入社して1カ月後にそのWebメディアが炎上してしまうという出来事がありました。そのとき自分ではメディアを立て直すことができず、自分のスキル不足や無力さ、不甲斐なさを痛感し、苦しい思いをしました。
もっと自分に実績をつけなければと思い、次に転職した会社では新規事業の責任者として2年間勤め、結果を残すことができました。しかし起業家になりたいという想いは常に心にあったんです。
そんなときに、友人の娘が生後2週間で亡くなってしまったというFacebookの投稿を見たんです。新しい家族ができた喜びに満ち溢れていた友人を見ていたので胸が締め付けられる思いで、私自身もショックを受けました。
明日が来るのは当たり前では無い。そうであれば、チャレンジしたいことは今すぐにやらないと後悔してしまう。実績をつけてから起業しようではなく、やりたければすぐに行動しようという考えにかわり、ただちに会社を辞めて2020年2月に株式会社Wackerを立ち上げました。
ワクワクできる時間を増やす会社へ
–今後の目標を教えてください。
宗近氏:弊社のミッションである「世の中をワクワクさせる存在になる。」の達成ですね。Wackerという社名は、「ワクワクさせる人」という意味が込められているんですが、ドイツ語では「勇者」という意味があったり、「輪っか」という意味もあるんです。人と社会を繋げていく輪っかになり、これからもお客様に価値を提供できる事業を展開していきたいと思います。
直近の目標としては、このご時世だからこそ、オンラインの語り場サービスCATARUを通じて、人生の中でのちょっとした楽しみや毎日ワクワクできる人を増やしていきたいですね。
–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
宗近氏:人生は1回きりです。人生を本気で全うしたいと思っている人と一緒にお仕事をしたり事業をつくっていきたいです。
執筆=山田
校正=笠原