大井田薬局株式会社

大井田 健一

元気と笑顔と健康を届ける、地域の「かかりつけ薬局」

自分で自分の健康を守るセルフメディケーション時代へ
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今回のインタビューは、群馬県西部で3店舗の調剤薬局を経営している大井田薬局株式会社の大井田氏にお話伺います。

地域に根差した店舗運営と、地域の「かかりつけ薬局」として頼れる薬剤薬局を経営している大井田氏に、現在の取り組みや今後のビジョンについて語っていただきました。

大井田薬局株式会社 社長 大井田 健一氏のONLY STORY

地域密着型の「健康管理薬局」


–大井田薬局株式会社のサービス内容をお聞かせください。

大井田氏:弊社は、群馬県西部で調剤薬局「大井田薬局」を3店舗(下仁田本店、富岡店、高崎東店)を展開しています。

また、地域密着型の「かかりつけ薬局」としてだけでなく、訪問診療や在宅での薬剤管理指導にも力を入れています。

–かかりつけ薬局とは具体的にどういったものになりますか。

大井田氏:かかりつけ薬局とは、お住まいの地域で身近に相談できる薬局のことです。

これまでは病院やクリニックで診療を受けられた際、院内や近くの薬局に処方箋を持っていき、薬を調剤してもらうのが一般的でした。しかし、病院やクリニックごとに薬局が変わると病歴が分からず、患者さんの全体像が把握できません。

お住まいの地域にかかりつけ薬局があれば、患者さんが飲んでいる薬をすべて管理できるため、例えば薬の飲み合わせによる副作用を防いだり、薬剤師のアドバイスを受けることができるんです。

今はそのように、地域でかかりつけ薬局を持つ時代になっています。

–どういった方が利用されていますか。

大井田氏:弊社は調剤薬局ですので、急性あるいは慢性疾患で病院に行き、お医者さんから処方箋をもらってきた人に対して調剤薬をお渡しています。

また今後は対症療法の薬だけでなく、生活習慣病などの病気予防のための薬を提供できるようにしていきたいと考えています。

–在宅の訪問医療にも取り組んでいらっしゃるとのことですが。

大井田氏:弊社はもともと60、70年前から、山間部の集落にある診療所へ慢性疾患の治療薬を配ったり、あるいはご自宅へお薬をお届けしたりしていたんです。

今でこそ在宅へお薬をお届けするサービスは普及してきましたが、弊社は10年以上前から、有料老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅にお住まいの患者さんにお薬をお届けするサービスを地域でいち早く始めていました。

–同業他社と比べて、差別化できるポイントはありますか。

大井田氏:地域にお住まいの方の健康を管理する「健康管理薬局」である点ですね。

患者さんや施設に入居している方だけでなく、例えば施設職員の方の健康管理にも対応したり、健康診断や人間ドックなどのサポートもしています。

–お客様からはどういった声がありますか。

大井田氏:弊社は、地域にお住まいの方たちにとっていつでも気軽に相談ができる薬局です。

おすすめの病院や腕の良いお医者さんのご紹介ができますので、患者さんからは「良い先生を紹介してくれて助かりました」「病気が治りました。ありがとうございました」といった嬉しいお礼のお言葉をよくいただきますね。

–事業を行う上で大切にしていることはありますか。

大井田氏:普段の治療だけでなく予防の部分にも力を入れて地域の方たちの健康を守り、元気で笑顔になっていただくことを理念に事業を行っています。

自身の健康は自分で守る予防医学の時代に


–大井田様は現在4代目でいらっしゃると伺いました。

大井田氏:はい。自分はこの家の長男に生まれたものですから、先祖から100年続くこの家業を守り、次の世代に橋渡しをすることが使命だと思っています。

しかし、100年前と今とでは事業はもちろん大きく様変わりしています。

当初、製造販売の薬局として漢方薬や生薬を売っていた時代から、さまざまな製薬メーカーのOTC医薬品を売る時代、病院やクリニックの処方箋をどんどん調剤をしていた時代を経て、現在は在宅患者向けに訪問診療や訪問診察を始めた時代です。

そしてこれからは、セルフメディケーションの時代になると予想しています。

–セルフメディケーションの時代について、具体的に教えていただけますか。

大井田氏:セルフメディケーションとは、自分で自分の健康を管理することです。私たちは病気やケガで病院に行った際に、医療費の自己負担額は1割から3割になりますよね。これは国が年間約50兆円の医療費を支払っているからなんです。

今後国の医療費を削減するためには、すぐに病院へ行くのではなく、まずは薬局で相談して症状に合ったOTC医薬品を上手に利用することで、自分で自分の健康を管理していく予防医学の時代になると考えています。

私は4代目として、その時代に合った事業を展開していく所存です。

–事業承継をされて、印象に残るエピソードがあれば教えてください。

大井田氏:私は先代、先々代から仕事のやり方やスキルではなく、精神的なものを教わりました。弊社はもともと「至誠堂」という社名だったんですが、その社名の通り「至る誠の精神」を受け継いだのです。

経営のスキルやテクニックに関しては、大学院を卒業してから40年間東京で10数個の会社を経営してきたため、失敗や経験を積みながら自分自身で磨いていきました。

地域の中で「なくてはならない薬局」に


–短期的な目標を教えてください。

大井田氏:今後は予防医学に力を入れていきます。

例えば今、認知症にかかる歳が仮に80歳だとしたら、90歳ぐらいまでに遅らせたいと考えています。そのために、適当な運動や適切な食事、知的活動、サプリメントなどもっと普及をしていきたいですね。

また、健康診断や人間ドックを受けに直接病院に行かれると思いますが、2~3年以内にまずは薬局で検査ができるように取り組んでいきます。

–長期的な目標を教えてください。

大井田氏:今回、新型コロナウイルス感染拡大によって世界中に大きな衝撃が走りましたよね。

これからは感染防止がテーマとなり、生活スタイルや健康に対する意識も変わっていくと思います。感染症の予防を軸に、他のウイルス感染の予防にも力を入れていきたいです。

–社会的にどういった影響を与えられる会社になっていきたいとお考えですか。

大井田氏:地域に住んでいる人たちにとって、これからもなくてはならない薬局であり続けたいと思います。

–ありがとうございます。最後にメッセージをお願いします。

大井田氏:医療、健康、予防に対して連携してくださる方がおりましたら、ぜひ仲間になりませんか。一緒に地域医療に貢献しましょう。

執筆=山田
校正=米山

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