株式会社TSUTA-WORLD
山岡 優樹
POSTED | 2020.12.16 Wed |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:広告・マーケティング・制作 創立:5〜6年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoC |
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分かりやすい商品説明動画「TSUTA-WORLD」
大手の75%引きの価格でアニメ動画を制作中!Topics
今回のインタビューは、商品説明用アニメーション制作が好評な株式会社TSUTA-WORLD代表取締役の山岡優樹氏に、アニメ動画の利点、フルリモートワーク推奨の訳、そして波乱に満ちた同氏の経歴などをお聞きします。
株式会社TSUTA-WORLD 社長 山岡 優樹氏のONLY STORY
【経歴】
・凸版グループ 新人賞 受賞
・国内最大手のナイトレジャーポータルサイトにて、
デザイナーとして参画
・マイクロソフト等、大手企業プロジェクト参加
・マイナビニュース,Techable等へ取材記事 掲載。
【会社実績】
・商品説明用アニメーション動画
・令和元年 最初の平日に株式会社YONOHI設立
・「相手に伝わりやすい動画を作る会社」「説明用アニメ動画制作」
「従業員が選ぶ経営者におすすめの動画制作会社」 3部門でNo.1獲得
※日本トレンドサーチ調べ
・令和4年4月に株式会社TSUTA-WORLDに社名変更
1年で100本の受注!その訳は圧倒的な品質と低価格
––株式会社TSUTA-WORLDの事業内容からお伺いします。
山岡氏:弊社は「TSUTA-WORLD」という商品説明用のアニメーション動画を制作しています。この動画の最大の特徴は、説明に30分もかかるような商品でも30〜180秒で理解してもらえるほど分かりやすいところです。
実際に弊社が第三者機関へのアンケートを行ったところ、複雑なWebサービスでも動画を見た92.5%の方が「理解できた」とお答えいただいています。
––分かりやすい動画が特徴とのことですが、なぜ分かりやすい動画を制作できるのでしょうか。
山岡氏:構成のレベルが非常に高いことが理由の1つです。動画の台本はゴールデンタイムで放送されるテレビ番組を任せられるような一流の構成作家や舞台作家に手がけていただいています。そのため、シンプルで視聴者の思考回路に沿った分かりやすい動画を作ることができるんです。そのため情報が散らからず、シンプルで視聴者の思考回路に沿った分かりやすい動画を作れるんです。
分かりやすさにこだわるのは、人は理解できないモノに対して好印象を持たないからなんです。というのも、「理解できない商品説明を聞き続けた際の印象」についてアンケートを取ったところ、その商品に対し130人中110人以上の方がマイナスイメージを持ったという結果がでました。これでは商品を買ってもらうどころか、手に取っていただくことも難しくなってしまいますよね。
だからこそ、分かりやすさを重視しており、弊社の動画は無意識レベルでも理解できることが脳波測定で証明されているほどです。
こうした点が評価され、弊社の動画は「説明用アニメ動画制作」「相手に伝わりやすい動画を作る会社」「従業員が選ぶ経営者にお勧めの動画制作会社」の3部門1位を受賞しました。
––なぜ動画の中でもアニメーションに特化したサービスを展開されているのでしょうか。
山岡氏:実写もアニメも動画ではあるんですが、アニメは目で見えないものを表現できる利点があるからです。除菌剤の説明を例にとると、実写が不可能なウイルスでもアニメなら簡単に可視化できます。
同様に、内容が難解な金融商品や理解しづらいスタートアップやベンチャーなどの商品もイメージがしやすくなりますね。そのため、アニメは業種や業界を問わず広く利用されていています。「TSUTA-WORLD」はまだリリースして1年ですが、すでに100本の受注を数えています。また、お陰様で年間の問い合わせ数も1000以上の数を頂いております。
––分かりやすいことに加え、そのほか「TSUTA-WORLD」の強みがあれば教えてください。
山岡氏:1つ目は価格です。「TSUTA-WORLD」は、大手の75%引きに相当する価格で動画制作を行っております。この価格帯で制作できる制作会社は、まず他にはありませんね。
2つ目が展示会での成果に繋がる点です。「TSUTA-WORLD」は来場者の足を止めるためにはどうしたら良いかを考えた上で作られていますので、約5秒ほど自社エリアで足を止める方を増やすことができます。
そして先述のとおり、構成作家を動画作成時に入れることで、わかりやすくシンプルで、かつ高品質なアニメーションを低価格で提供しています。
いままでお話ししてきたことすべてが、弊社が持つ強みであり、他社との差別化ポイントであると自負しています。
––山岡様が組織を運営する上で大切にしていることは何でしょうか。
山岡氏:従業員のライフステージを考えた上での経営です。
例えば弊社はフルリモートワークを実施しています。これはコロナ禍の昨日や今日のことではなく、ずっと以前から変わらない方針です。おまけに副業OKというスタイルも評判を呼んでおり、求人には1600人からの応募がありました。
特に女性の場合、結婚やご主人の転勤、出産などで仕事を辞めざるを得ないことも多く見られますが、それでもリモートであれば十分働くことが可能です。従業員のみなさんの働きやすさを実現するため、にこれからも様々なものを取り入れていきたいと考えています。
多くの失敗を乗り越えて見つけたものは
––会社設立までの経緯をお伺いします。
山岡氏:今日に至るまでにいろいろな経験をしてきました。まず印刷会社ではデザインと印刷の業務に就いていたのですが腰を壊して退職し、そこからレンタルビデオ店の店長になるもいきなり売上を激減させ即クビとなりました。それでいよいよ公園で寝泊まりせざるを得なくなった後、実家に戻って1年間のニート生活に突入します。
再起を目指し、「次はWebの時代だ」と考えて、Webデザインの勉強を1日18時間ほどするようになり、どうにかWebサイトを作れるようにまでなったことで、人生再出発の運びとなりました。しかし、再就職先が聞きしにまさるブラック企業でして……。朝10時から深夜まで働き、家にたどり着くのが明け方という生活で、当然、過労で倒れまた退職を余儀なくされました。
しかし体調復帰で働く意欲も甦って再々出発のはずが、またもブラック企業。給料18万、家への仕送り10万というカツカツの日々の中、副業するしかありませんでした。
––3回の転職に路上生活など怒涛な人生を送られてきたんですね……。
山岡氏:そうですね(笑)
ただこの副業が転機となりました。副業では他社のデザインの受託を行い、ひとりでマーケティングや営業、制作などすべて手がけました。このおかげでビジネススキルも向上し、本業も好転し始めたんです。
しかしこの初めての成功体験で天狗になってしまいました。当時統括マネージャーだった私は、高圧的なマネージメントを行っていたことから、全従業員から解任要求を突き付けられる事態を招き、またまたクビの宣告。その後、フリーランスを経て、縁あってIT会社とかかわる職に就いたものの、専門用語だらけで意味がさっぱり分からないという経験をしました。その時に思いついたのが「簡単かつ分かりやすい動画」だったんです。
––「TSUTA-WORLD」は山岡様のあったらいいなという想いから生まれたものだったんですね。
山岡氏:きっと私と同じように「簡単で分かりやすい動画があればいいのに」と思う人がいると思ったんです。
売りたい会社と、その商品が求めている会社、それぞれが両想いになるラブレターツール。つまり分かりやすい動画を作るのが株式会社TSUTA-WORLDなんです。
説明用動画が世のため人のためとなると信じて…
––次に2、3年先の短期目標、10年先の長期的展望をお尋ねします。
山岡氏:ほとんどの動画制作会社は、動画を作ったらそれでおしまいなんですが、弊社はその後のリード獲得までを視野に入れた支援を行っていきたいと考えています。言うならば動画を使ったコンサルティング会社になることが今後の目標です。
そのためには動画再生数や集客を積み上げなくては話にならないので、まずは広告部署の構築が急務です。それによって動画を広く認知してもらわなければなりません。それが数年先の私の未来図になります。
10年先の話では、フルリモートワークの求人媒体を構築し、だれもが家に居ながら仕事ができる社会を実現させたいと思っています。しかしそれ以前に従業員に課題があるなら、それを解決するのが先決です。従業員の課題解決をした結果、社会貢献につながった、というような流れで社会・地域への貢献を続けていき、今後も従業員ファーストの考えは変えずにいきたいです。
––最後に、読者へのメッセージをお願いします。
山岡氏:企業と企業を相思相愛にするラブレターツールとして、弊社は説明用動画を制作しており、それが「世のため人のため」であると信じ、略して「YONOHI」を社名として設立しました。
現在は株式会社TSUTA-WORLDとして運営しています。
説明の難しい商材に営業マンが苦労しているのであれば、ぜひ弊社あてにご連絡いただきたいと思います。弊社の誇る「Tsuta world」が必ずお役に立つ、そうお約束します。
執筆=増田
校正=笠原