有限会社サンビシット

吉田 琢 

家族のように愛される飲食店を、これからも。

地域に根ざして18年。みんなの「第二の居場所」を作りたい。
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有限会社サンビシット 社長 吉田 琢氏のONLY STORY

一通の手紙が生んだベクトル。


『私は、10年前にこのお店に食べに来ていた者です。
好きだったスタッフさんが辞められてから疎遠になっていましたが、琢店長になってから、お店の雰囲気は随分良くなりましたね。
でも、スタッフさんのサーバが少し遅い時があります。
そんな時は、お客様におつまみをオススメしてみてはどうですか?
琢店長が頑張っているから、私もこれから通い始めます。』

私が店長をしていた時、40代のお客様からこんなお手紙を頂きました。
当時は、父が経営していた飲食店を継いでほんの1〜2年。23歳という若さ故の未熟さもあり、思うようにリーダーシップが発揮できず、もやもやとした不安を抱きながら現場に立っていました。
そんな時にこのお手紙を頂いて、急にベクトルが定まった気がしたんです。
「これがファミリーになるってことなんだ」と。

父の会社を継いで初めて、経営者である父の偉大さを知り、母の凄さを知り、姉を支える大切さを知りました。
今では家族に対する深い愛情を感じています。
それと同じように、お客様にも物語があって、私たちがお客様としっかり向き合うことで、お客様も答えてくれる。
そこに、看板や店舗の形態なんて関係なくて、社員や店舗スタッフ、近隣のお客様に家族のような愛情を持って接することが大事なんだと思うようになりました。
「街の家族になる」。このキーワードが定まった瞬間に、自分の確固たる軸ができたのを実感しましたね。

経営者になってから、悩んだ事もありましたし、変なプライドで周囲とぶつかったこともありましたが、今にして思えば、失敗を通じて何が自分に足りないかを知り、解決策を学ぶといった経験ができました。
お客様やスタッフ、支えてくださる皆様との出会いも生まれ、確かな軸を得る事ができた。
これまでの経験すべてが、今の財産になっていると思いますね。

お店をみんなの「第二の居場所」に。


弊社では、「その地域の家族になれるか」という視点のもとに、「炭火焼肉酒家牛角」や「がブリチキン。」など、フードチェーンのフランチャイズ経営を行っています。
おかげさまで、拡大してきました。

私は、私たちのお店が、お客様やスタッフにとっての「第二の居場所」になれたらいいなと思っています。
実は、私は高校生の時に一度、軽く引きこもった経験があるんです。
目指して来たプロサッカー選手への道が断たれて、人生を見失ってしまったんですね。
引きこもりまでいかなくとも、何らかの失敗でレールアウトした経験がある方は、意外と多いんじゃないかと思うんです。
そういう方に、うちの会社で成長してもらって、ひとつの店舗を一緒に作っていけたら楽しいなと思います。

日本社会には、一度レールアウトしてしまったらもうダメという傾向がある。
この業界においても、店長のレールから外れたらダメという店もあります。
うちはそうではなくて、過去に何があったとしても、ひとつの仕事を通じて、「人としてこんなに厚みを持てるんだ」という風に、考え方を変えていきたいんです。

プレオープンの時に、社員やパートナーの両親もご招待して、ご挨拶させていただきましたが、みんな、家族に自分の仕事の話をたくさんしてくれていました。
楽しく働けているんだな、家族で喜んでくれているんだなと感じられて嬉しかったですし、自分の取り組みへの自信につながりましたね。

息の長い店づくりで、家族になりたい。


店舗寿命が非常に短いこの業界で、ひとつの街で18年も店を続けられているのは、その街の家族として認めてもらえた証拠かなと感じます。
これからも、短いスパンで店舗の数を増やすより、ひとつのお店を長いスパンで続けて行けるような飲食店、人材を育てて行ける会社でありたいと思っています。

まずは世田谷のお店を5年以内に固めて、次のステップへ進むための人材育成と、ブランド構築に力を入れたいです。
長期的には、食を通じた東北の街の活性化をビジョンに掲げています。
東北って、サービスマンとしての笑顔が非常に明るくて、おもてなしの気持ちがすごいんです。しかも料理も美味い!
そんな東北と世田谷の架け橋になって、人材の行き来ができるようにすることで、街の活性化が実現できるんじゃないかと考えています。
横のつながりが強い地域ですから、そこに入って行くことは容易ではないですが、横のつながりを大事にしている私たちだからこそ挑みたいですし、古き良き昭和の家族のようなつながりを築けたらと思うと、ワクワクしますね。

有限会社サンビシットの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓



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