美藤　均

もともとモノづくりが好きな少年でした。

模型飛行機から始まって、ラジコン、ラジオ、ステレオなどを制作し、テレビの修理なども自分でやっていましたね。

大学は電気工学部に進学し、コンピューターに熱中しました。

大学卒業後は、ソフトウェアの会社に入社して、東横線、京王線などの列車の集中管理システムの開発や、アメリカやフロリダ、サンフランシスコなどにある世界的テーマパークの絶叫系アトラクションのプロジェクトリーダー、全国の火葬場の管理システム開発などを担当しました。

プロジェクトリーダーを務めていた頃は本当にハードで、外注の管理、ハード屋さんとの交渉、ソフト屋さんとの仕様打ち合わせと、平日土日関係なく毎日遅くまで働きました。

食生活は乱れ、タバコの本数も増え、クモ膜下出血で倒れてしまったほどです。

30年ほど勤めて退職してからは、友人がいた大手企業でIP電話の開発などを行い現場の技術者から組織をマネジメントする立場になりました。

すると、次第に自分の立場と気持ちのズレが生じるようになったんです。

管理職ですから、社員のためにも売り上げや経営のことなどを考えなくてはなりません。

しかし、私はやはりモノづくりが好きで、モノづくりをしたかった。

自分がやりたいことを実現するために会社を退職し、2002年に立ち上げたのが株式会社エフエージェイでした。

今後は、「元気です」に監視カメラのような機能を装備して、自分の見たいところが瞬時に見つけられるようにしたいと考えています。

現在特許申請中で、4月には取得予定です。

理想としては、企画したものを今よりも価格を下げて多くの人に届けたいと思っています。

「元気です」を導入いただいたお客様からの声をサイトにも掲載していますが、「今の機械が壊れた時も、また購入したい」と言ってくださるお客様も多く、末長く会社を続けていかなくてはならないと強く感じているところです。

日本には、今後高齢者の数がますます増えていきます。

ニーズも高まっていきますから、いずれこの会社を息子に継いでもらって、長く社会貢献できる会社に成長してくれたらと願っています。