株式会社アウトワークス
クスメ オサム
POSTED | 2015.02.25 Wed |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:広告・マーケティング・制作 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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デザイン=“謎解き”!?
大手に負けない実力派企画制作プロダクションTopics
株式会社アウトワークス 社長 クスメ オサム氏のONLY STORY
まずは会社ホームページをご覧あれ!
株式会社アウトワークスは新聞・雑誌の広告やカタログ・パンフレットの制作、ウェブサイトの制作・運用などを手がける会社である。
会社の公式ホームページ(http://outworks.co.jp)もデザインが凝っていて、カラフルなのに見やすく、見ているだけで面白い。
クスメ社長自ら「がんばりすぎました(笑)」と語る出来である。
ホームページに掲載されている今までの作品もどれもクオリティの高いものばかり。
「お問い合わせいただいてから、ヒアリングと企画・構成案の提出までは無料で行っています。現在は、既存クライアントや紹介の案件が中心になっています。新規クライアントの場合は、プレゼンもあります。受注が確定していないので、ボツになってしまうことも多いという厳しい面もありますが、ご発注いただけたときは、喜びも大きいですね。」
紆余曲折、そして大金星!
以前は制作プロダクションで働いていたというクスメ社長。
「その前は小さな企画会社でプランナーとして、さらにその前は求人系の会社で営業職として働いていました。大学の専攻は、今の仕事とは全く関係ない教育学部だったんです。
もともとデザインの仕事への興味はありましたが、プランナーとして働いているうちに、デザインを通して表現する側に立ちたいという思いが本格的に芽生えはじめました。」
会社の立ち上げにあたっては、ターニングポイントとなる大きな出来事があった。
「大手の競合他社2社とのプレゼンで、限られた人的資源と時間の中で、一生懸命に考えて企画を出し、勝ち抜くことができました。その経験が自信になりました。」
求められるのはデザインのセンスより…
「この仕事をする上で、センスはやっぱり一番大事。でも、それはデザインのセンスだけではありません。
依頼内容は
“この商品の魅力を伝えたい”
“サイトをリニューアルしたい”
といった漠然としたものが多く、
“いったいどんな見せ方をしたいのだろう”
“今のサイトのどこを改善したいのだろう”
といったことを汲み取るセンスも求められます。
お客様の要望を丁寧に読み解いていく、まるで謎解きのような作業です。
これはデザインの仕事だけでなく、どの仕事にも言えることでしょうね。」
いったいどのように磨くのであろうか。
クスメ社長に“センスを養う”プライベートの過ごし方についてお聞きした。
「飲みに行く、本を読む、映画を観るなど何でもいいと思います。
最近のボクは、ドライブに出かけることが多いです。
行動範囲が広がり、オフィスと自宅の往復だけではなく日常とは違う世界を見ることで、オンとオフの切り替えがうまくできるようになりました。他にも、街で人間観察をしたり・・・。
流行をチェックするなど、常にアンテナを張り巡らしておくことも大事。ミーハーであることはいいことですよ。」
「ど真ん中」に絞らないで
最後にクスメ社長に就活生へのメッセージを頂いた。
「この先の長い人生を考えることは難しいと思います、まずは自分が何に興味があるのかを考えて、それに関連した仕事を探してください。
で、その後なのですが、一口に“関連した仕事”といっても色んな切り口から見るといろんな仕事が見えてくるはず。
ど真ん中の道だけを見るのではなくて、いろんな道を探っていけば、企業研究の幅も広がるのではないでしょうか。」
編集後記
オフィスには大量の本や資料がつまった本棚があり、デザインという仕事は感性だけでするものではないと教えてくれているようでした。社長のお話から、デザインの仕事は元々持っている才能やセンスはもちろん、お客様の意図を正確に把握して汲み取る力も必要だと知ることができました。学生時代に資格を多く取得する人もいますが、そういった人間力を学生時代から磨いておくことも、将来やりたいことをやるための準備になるのではないでしょうか。