日本メンタル再生研究所
山本潤一
POSTED | 2017.10.02 Mon |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:その他 創立:15年以上 決裁者の年齢:60代 商材:その他 |
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脳科学に基づく心理療法で、うつを解決する。
人と組織のメンタルを改善しパフォーマンスを最大化。Topics
日本メンタル再生研究所 社長 山本潤一氏のONLY STORY
中学時代に対人恐怖症に。「なんとかしたい。」それが人生最大のテーマに
私は元々はとても明るい幼少期を送り何不自由ない暮らしをしていたのですが、中学2年頃にある日突然、「人が怖い」という、わけのわからない恐怖感情に自分自身が支配されるようになってしまいました。
それまで普通に話していた友人たちとも以前のようには話せなくなり、「なぜ? どうして?」という焦りがいっぱいで、無理やり明るく振舞っていても、心の中には恐怖心がどんどん強くなり、ぎくしゃくしてしまうのです。それをきっかけで「あるがままの自分」で人と接することが難しくなってしまいました。
父親が起業していましたのでその影響もあり、小さい時から「いつか自分も起業したい」と思っていました。
しかし、非常に社交的で人付き合いのうまい父と比べて「人が怖い」という自分では暗い未来しか思い描けず、父と比較したときに感じる強い焦りと、そうできない自己嫌悪感に毎日打ちのめされていました。この生きづらさをなんとかすることが自分の人生においての最大のテーマになったのです。
大学卒業後は人材教育の会社で数年ほど勤務をしました。でも、自分のやりたいこととの差や上司との衝突があって29歳で退職してしまいます。30歳目前でもあったので、とりあえず会社を設立しました。何をするかは何も決まっていない状態で。
勤務していた人材教育会社の社長のご厚意もあり、とりあえずこの会社の新規事業をお手伝いすることで何とか日々、食べていくには困らない生活をまずは維持できるようになりました。
しかし、そんな生活を2年程経った時、ふとこう思ったおです。
「なんだ、独立すると言って意気込んでいたくせに、結局、もといた会社に依存しているだけじゃないか」と。
では、なんでこういう状況をつくってしまったのかというと、それは人が怖かったから、新規に営業するのが怖かったから、だったのです。
これに気がついてしまったある日、私は自分自身に猛烈な怒りの感情が噴出して抑えられなくなったのです。
「何を怖がっているんだ、自分は!! 情けない!!」
私はある日を境に、西新宿の公衆電話に飛び込み、電話帳をバッとめくり、片っ端から飛び込みの電話をしまくりました。
「御社のためになる企画を考える会社です。担当の方をお願いします。」
「担当の〇〇ですが・・・」
「御社のためになる企画を考える会社です。会っていただけませんか?」
「ためになるって、具体的にはどんな企画?」
「ためになる企画です(むちゃくちゃだな、と自分でも思っていました(笑))」
「・・・・・・。まあいいや。で、いつがいいの?」
こんなめちゃくちゃな飛び込みでも、20社電話すると、2社くらいはアポが取れるのです。
で、当時上場企業で、年商8000億円くらいあった某IT企業から、その会社の広報誌を作成するという、1000万円くらいの仕事を受注することになりました(この仕事はその後、7年くらい続きました)。
こうして次々と仕事を受注し、とりあえず真の独立を果たしたのですが、数年経って会社が軌道に乗ってきたころ、ふと我に返ります。
「確かに自分の力で食えるようにはなった。しかし、本来、自分がやりたかったライフワークとは違う・・・・」
そんなころ何気に見た雑誌で、現在の弊社顧問、筑波大大学名誉教授で、脳科学・ストレス科学に基づく独自の心理療法を開発した宗像恒次博士のことを知ります。
「あ、これかもしれない」とピンときた私は、早速、宗像博士のもとに行き、この科学に基づく心理療法を学び始めました。
そこで長年の悩みだった様々なことが氷解していきました。
・人の目が怖かったのは、脳内であり不安や恐怖感情の発生装置と言われる、扁桃体(へんとうたい)の感受性が過敏すぎることから生まれてきている事。
・扁桃体の過敏すぎる感受性は、一定のイメージワーク法により安定化させることができ、そのことによって対人恐怖(=社交不安症)や、うつ、その他のメンタル不調も約15時間前後で、解決する事ができること。
・多くの専門家が、うつ、メンタル不調の原因がわからないとされている中で、この科学に基づく心理療法では原因が明確に説明され、しかも、その心理療法をやると実施前後の改善状況が独自に開発された診断テストで数値化できること(=可視化される)。
そして、私自身の「人への恐怖心」はこの心理療法によって消失してしまいました。
「ああ、ラクになったなあ。これを広めることを通して貢献する活動をしたいな」
と思って、その後今日まで20年以上、「人と組織のメンタルを解決し、あるがままの自分を発揮して幸せに生き、働く人を増やす」を理念として活動しているのです。
性格再構築で根本から人と組織を健康にする
現在は、「人と企業のメンタルの課題を解決する科学に基づく心理療法を提供する」という事で、2種類のサービスを提供しています。
法人向けの仕事が全体の約8割、個人向けが約2割です。
1つ目は、「メンタルを強化する」と言うサービスでこれは主に、プロスポーツ選手がやってきます。
プロスポーツ選手は、既存のメンタルトレーナーに指導を受けてる人が多いのですが、その指導でも自分自身の不安、恐怖、緊張などをうまくコントロールできない人が来ます。
彼らはうつやメンタル不調ではありませんが、こちらの診断テストで分析すると、非常にうつやメンタル不調の人と良く似たパーソナリティをしています。
つまりこちらの言い方をすると、不安、恐怖の発生装置である扁桃体の感受性が過敏であることがわかります。このことで自分自身のパフォーマンスをうまくコントロールできなくなっているのです。
日本人は「周りの目を非常に気にする人」が多いのですが、スポーツ選手も日本人ですから同じです。扁桃体感受性が過敏なのです。
3年前にやってきた某プロ野球ピッチャーは、大器と言われながらコントロールが定まらず低迷していましたが、診断テストをやると非常に周りの目を気にする人であることがわかりました。
扁桃体を安定化させる指導をしたのですが、するとそのシーズンは四球の数が激減し、次の年は自己最多勝を挙げました。
そしてその次の年は、なんと15勝も挙げたのです。
扁桃体を安定化させるとは、メンタルの安定・強化に非常に重要と思います。
2つ目のサービスは、「メンタルダウンしている人を復活させる心理療法を提供する」というものです。
これは企業向けにニーズが高いものです。
多くの企業では、うつの再発が繰り返され止められない、と言う問題を抱えておられます。
こちらのストレス科学の理論で行くと、うつ、メンタル不調は扁桃体の過敏な感受性によって作りだされます。扁桃体は周りの「表情」に敏感に反応して自分の意志に反して不安、恐怖の感情を発生させます。
つまり現代は忙しい職場が多いですから、悪気がなくても皆が眉間にしわを寄せ、険しい顔で仕事をしている場合が多いのです。
うつ、メンタル不調の人の扁桃体は、ここに過敏に反応します。よって、扁桃体自身の過敏すぎる感受性を安定化するという対策を取らないままに職場に復帰しても再発するのです。
いくら休職しても、いくら薬を飲んでも、扁桃体の感受性を安定化させる措置を取っていないで復職しても、職場を変えたとしても、また刺激を受けてダウンする事でしょう。
たぶん多くの企業では、この扁桃体対策を取っていないのではないかと推察します。
弊社がかかわった某上場企業では、3年半の間、初回うつ休職者の再発率が0%という結果が出ており、この企業の産業医は論文発表をしております。
弊社、メンタルサービスの他社にない強みとは。
弊社顧問、宗像恒次博士が独自に開発した、脳科学・ストレス科学に基づく心理療法には強みが3つあります。
1つ目が、メンタル不調の原因・対策に、脳科学的根拠を持っており明確であること。
2つ目が、目に見えることができなかったメンタル改善状況を数値化することで可視化できること。
3つ目が、某上場企業では初回うつ休職者再発率が0%という企業での実績があること。
現在、やっているメンタル対策をより良いものにしていきたいという企業様にご提供していきたいと思っております。
負のループから脱するために、正しい情報で健康観を変える
「ストレスとは、扱いかたによっては悪いものではなく、人と組織を成長させ、幸せにし生産性をも向上させる素晴らしいもの」という認識を広めたい。
現在、50人以上の事業所では、政府によってストレスチェックが義務化されています。弊社もストレスチェックサービスを提供していますが、この制度はこのままではうまく広まらないなと感じています。
理由は2つです。
1.政府推奨のストレスチェックではストレスの原因が明確にできない。
政府推奨のストレスチェックでは、高ストレス、つまりストレス蓄積度はわかりますが、なぜその人が高ストレスになるのか、という原因がわからないのです。
ということは根本的な対処が取れない、ということになります。根本的な対策が取れなければ企業としてやる気が起きないでしょう。
一応、職場改善対策を行うようにという推奨は政府から出ていますが、うつ、メンタル不調の根本原因は、弊社顧問の研究では、職場環境などの「外部要因」よりも、本人の感受性、つまり「内部要因」の方が強いのです。
弊社がご提供しているストレスチェックは、政府基準を満たしたものですが、高ストレス者を判定するだけでなく、なぜ高ストレスになるのか、と言う本人の原因を分析できるので、その後、根本的な対策が取れるのです。
2.ストレスとは悪いもの、という偏った見方が蔓延している。
ストレスチェック実施後に、高ストレス者と判定された人は本人が希望すれば、医師面談を受けられる、となっています。
しかし、弊社がストレスチェックを実施した社員数2000人の企業では、医師面談希望者は0人です。なぜでしょうか。
私が思うには、「ストレスとは悪いもの」という偏った認識によってストレスチェックは運用されているからです。
高ストレス者=悪い人、医師面談=悪いと判定されること、というような認識があるのではないでしょうか。
これだと誰も医師面談は受けたくないですよね。
これはある意味しょうがないと思います。なぜなら医師は、病気の専門家ですからストレスは悪いもの、というような見方をするのはある意味当然だからです。
ストレスはかならずしも悪いものではない、という認識を企業に入れることが重要と思います。そうじゃないと社員は、委縮するだけになってしまうからです。
我々ストレス科学の視点で行くと、ストレスは悪いものではありません。
ビジネスは自分にとってある程度負荷がかかる仕事をやらされることを通して成長し、それを達成したときに自信と幸せをも感じられるものです。
これはある程度の年齢のビジネスマンならばおわかりでしょう。しかし、ストレス=悪いもの、と言う見方しかないと、達成する途中で「高ストレス者」と判定され、医師からは「負荷を軽減するように」と言う指導を受けるかもしれません。
これでは本末転倒ですね。しかし実際起こりうることです。
スポーツの世界では、激しいトレーニングをしますから全員高ストレス者です。でも医者へ行け、なんてだれもいいません。
高ストレスは勝利のために必要なもの、と言う認識がスポーツの世界では浸透しているからでしょう。もちろん日常生活が送れないほどの症状が出たら、お医者さんへ行くでしょうが、そうでなければそのストレスをくぐり行けるアドバイスや指導を先輩たちやコーチはし続けることで、選手を成長させ、勝利へと導いていくのです。
ビジネスも同じなのではないでしょうか。
ビジネスにも目的があり、ゴールがあり、それに向かって負荷がかかる中を試行錯誤していくものではないでしょうか。
なぜ、ビジネスの世界では高ストレス=悪いもの、すぐ医者へ行け、というような認識になってしまっているのでしょう。
くぐり抜け方を教える上司を育てる必要があります。
部下のストレスを喜びや成長に変えることができるスキルを持った上司を育てる必要があります。
ストレスを潜り抜け、喜びへと変えていくスキルを部下、社員に教える必要があると思います。
これがわからないからこそ、苦しくてダウンするのですね。わかればくぐり抜けていいき成長していけるのです。
単にストレスを解消するための、セルフケア、ラインケア教育ではなく、自分と部下のストレスをきっかけに育て上げていくためのセルフケア、ラインケアスキルを身に着けさせる必要があるのです。
これは医療の世界ではなく、教育の視点が必要なのです。
かといって、コーチング研修やリーダーシップ研修をすればよいという事ではなく、ストレスと言うものの中には、人を成長させ、喜びをも感じさせることができる要素が入っているだという教育的視点で実施する、メンタル教育です。
メンタルと言う視点を持つリーダーシップ教育ともいえます。
こういう視点で教育していく事で、「社員はストレスを幸せと成長の機会と捉えられるようになり、ストレスに臆することなく向き合えるようになり、その結果、あるがままの自分を発揮して幸せに生き、働ける人が増えていくのだと思います。」
ストレスを病気、悪いもの、ととらえることはある意味大事ですが、それだけでは将来への幸せ、希望、成長にはつながりません。
真の健康経営や、真のモティべーションアップ、働きやすい職場、などは今あるストレスを、「幸せや成長に導くもの」ととらえ、それをくぐり抜けていく知恵とスキルを教えていくことで達成されるのではないかと考えています。
ご興味ある方は、資料をご請求ください。
☆取材・記事作成・構成=中村、宮島、佐久間
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