株式会社PIGNUS
水戸 将平
POSTED | 2018.02.23 Fri |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:広告・マーケティング・制作 創立:7〜8年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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独自の価値提供を貫く株式会社PIGNUS
1日1日を本気で生きた先に辿りついた人生のビジョンTopics
株式会社PIGNUS 社長 水戸 将平氏のONLY STORY
1日1日を本気で生きるために、自分のやりたいことをしようと思った
私は大学生の頃、大学の勉強に興味を持てず、30種類くらいのアルバイトを経験したのですが、その一つに家庭教師でのアルバイト経験がありました。バイト先の大手家庭教師会社では、ほとんど研修も受けることなく実務に入るような状況で「このようなサービスの提供で、こんな金額を取るのか」と、学生ながら疑問に感じていました。
その経験から、自分であればより良いサービスを提供できる自信があったので、当時は軽い気持ちで家庭教師の事業を一人で始めました。大学在学中はその事業に従事し、卒業後もこのまま続けるべきか悩みましたが、自分はまだビジネスマンとしての経験が浅く、見ている世界が狭すぎるという結論に達し、もっと社会で研鑽を積むために就職活動をはじめました。
就職活動の際は、勢いがあるメガベンチャー系や外資コンサルの企業など、様々な業種を受けましたが、将来的にまた起業をしようと思っていたので短期間でビジネスマンとしての基礎体力を付けるという視点で、結果的に株式会社セプテーニに入社しました。いずれ起業するための勉強の場として会社を見ていましたが、入社後、私の考えは大きく変わりました。それまでは自分が最強だと勘違いしている井の中の蛙でしたが、自分より明らかに優秀な、尊敬できる人たちに囲まれて仕事をする環境に身を置くことになったからです。
その環境は仕事に対する高いモチベーションにも繋がり、入社して以来、がむしゃらに努力しました。次第に結果がついてくるようになり、社内のAwardを受賞したり、職位に関しても順調に上がっていきました。その頃の私は、自己成長と承認欲求という二つのモチベーションで働いていましたが、ある程度これらが達成されてきたと徐々に思うようになり、日々働くことに対し、違和感が生まれてきました。
自分が何のために働いているのか、この先の人生どのような生き方をしていくのか、一回きりの人生において何を成し遂げるのかなど、深い自己分析をこの時期に行いました。
ちょうどその頃、たまたま目にした記事があります。どこかのウェブメディアのふとした瞬間に見た記事でしたが、衝撃を受けました。それは、亡くなる直前の人に「自分の人生を後悔しているか」と聞いた結果、9割近くの人が「YES」と解答しているというものでした。
その理由のほとんどは、「自分の周りの環境が固まっていく中で、昔から自分が思い描いていた理想の人生の像に対し、なんだかんだ挑戦さえしなかった」ということを聞いて、私はそう思わないように、人生の目的をはっきりさせた上で、一回きりの人生を素晴らしいものにするために1日1日を本気で生きようと思いました。そしてそのために何ができるのかと考えたとき、起業しようと、改めて思ったのです。
そして四年間半セプテーニで勤めたのちに、会社を設立しました。
私たちにしか提供できない価値を提供する
株式会社PIGNUSは、現在はウェブ広告にまつわる事業を全般的に展開しています。
私自身が会社を作る際、ウェブ広告という事業をまずは選んだ理由は、株式会社という仕組み自体に注目した結果でもあります。そもそも株式会社とは、世の中や他の人に価値を提供して、その結果利益をいただくものです。そう考えたとき、その時の自分でも自信をもって高い価値を提供できると言える事業がウェブ広告でした。
具体的な事業としては、一般的な広告運用代理業務に加え、ハウス運用のサポートや、同じくウェブ広告代理事業を展開している会社への教育業務など、デジタル広告に纏わることは基本何でもやっております。どのようにデジタル広告を活用していくべきか、事業サイドに入り込んでコンサルティングする戦略業務やデジタル広告運用の代理事業部自体を立ち上げるサポートなども行っております。
私たちが常に意識していることは、お客様に対して価値を提供するということを第一に考えるという点であり、究極のクライアント目線で業務を行っている自負があります。マーケティングのパートナーとして、弊社を選んで頂いた以上、何がなんでも結果を出します。しっかりと結果を出しているため、こちらからプッシュ型で営業活動をせずとも、現状は日々関わっている方々からの紹介で収益が成り立っております。
そのため、自分たちの価値が提供できる仕事でなければ、たとえ利益が出る仕事であっても受けないというスタンスを貫いています。参入障壁が低いが故に広告代理店が数多く存在する中で、自身の会社ならではの強みや存在意義を出せない仕事は淘汰されていきます。だからこそ、独自の価値を正しく提供するという姿勢は崩さずに事業展開しております。
ビジョンの核をぶらさずに。人の幸せ=自分の幸せ
これから先、PIGNUSが目指すのは「世の中に対して独自の価値を提供し、他者を幸せにすることが自身の幸せである」というビジョンに心の底から共感してくれる仲間をどんどん増やし、価値提供の規模を大きくしていくことです。このビジョンは、これからどんなことがあろうと絶対にぶれません。
世の中は常に変動しているので、価値提供の規模を大きくしていくためには、会社自体の規模を大きくしていくのと同時に、その時代に合わせて事業形態を都度変化させる必要があります。
今現在、弊社は二期目ですが、今期中に広告代理業以外の新規サービスをいくつかリリースする予定です。サービスの選定基準は、ビジョンに沿っているかどうかの一点のみです。
数年後、自分たちがどのような事業をやっているのか想像できませんが、この軸だけは絶対にぶらさずに、着実に一歩一歩会社を大きくし、価値提供の規模を大きくしていきたいと思います。
仮に私が引退した後も、何十年・年百年と会社が存続し、世の中に対して幸せを提供し続けていくような企業を創っていきたいと本気で思っております。