株式会社まんがたり

前田 雄太

読まない人を、読む人に。マンガで伝えるまんがたり

マンガLPでBtoBやスタートアップなら日本トップ
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今回のインタビューは、マンガ広告で企業の営業・採用を支援する株式会社まんがたりの前田氏にお話を伺います。BtoBにおける広告マンガの利点や、マンガで起業するに至った理由などについて語っていただきました。

株式会社まんがたり 社長 前田 雄太氏のONLY STORY


【経歴】

前田雄太。
福岡出身。1986年7月30日生まれ。

九州工業大学 / 工学部 / 機械知能工学科卒業。
2009年に新卒で『日本唯一の大企業向けERPパッケージソフトウェア「COMPANY」を販売・制作する』株式会社ワークスアプリケーションズに入社。会計製品を担当。2011年には200人いる同期の中でトップでマネージャーに昇進。アプリケーションコンサルタントとして10社ほど製品導入・業務改善を実現。2017年には同社の新規事業『HUE』プロジェクトにジョインし、製品開発ならびに約20人 / 2チームのマネージャーとして活躍。

2018年1月に株式会社OKANに転職しつつ、2018年4月に「まんがたり」としての活動を始める。OKANではメインサービス『プチ社食サービス「オフィスおかん」』のカスタマーサクセス責任者としてチームとユーザーの業務改善を実現。2018年8月からはHRテックの新規事業『働き「つづけやすい」組織をつくる「ハイジ」』の新規事業責任者として、事業計画から製品計画、マーケティングや営業、顧客対応からデザインなどを一手に引き受け、2019年7月に正式リリースを実現。

同月末より株式会社OKANを退職し、個人事業主として独立。
2020年1月17日に株式会社まんがたりを創業。

企業の「伝わりにくいをマンガで伝えるに」という形で、メディアマンガ事業を実施中。

マンガの記憶定着率と拡散性の高さを生かす


–株式会社まんがたりのサービスからお伺いします。

前田氏:弊社は、ベンチャー企業やスタートアップを中心に、売上向上のための営業支援ツール、あるいは採用支援ツールとして広告マンガを制作しています。

具体的には、「マンガでわかる○○株式会社」のような企業・サービス紹介マンガを、ランディングページやメールマガジンに掲載するものとして制作するほか、直接配布ができる冊子やチラシも扱っています。

広告という、興味を持っていなかった人の気持ちを引き込む分野においては、マンガというツールが最強です。その中でも、BtoBの広告マンガでは弊社が一番だと思っていますね。

–広告においてマンガが強いのはなぜでしょうか。

前田氏:広告コンテンツの主なものとして、テキスト、動画、イラスト、マンガの4つがあり、それぞれに長所と短所があります。

たとえば動画は与えるインパクトが強く、大勢で見る場面ではその強みが発揮されますが、広告の内容に興味のない人はあまり見てくれません。一定の再生時間が必要なため、途中で離脱されることが多いことも弱点です。

その点マンガは自分なりの速度で読むことができ、わからなければそこで立ち止まることができます。また、左脳の領域であるテキストだけでは理解に時間を要しますが、絵と合わさったマンガは右脳にも届いて瞬時に理解できるため、時間当たりの情報量に大きな差が出ます。

最近の若い人はマンガを読むけれども文章は苦手のようで、実際にマンガの方がより多くの人に情報が届くというデータがあります。また、マンガは拡散性や記憶定着率も高いというデータもありますね。

それ以外にも、会話に興味を持つ動物だと言われている人間にとって、キャラクター同士に会話させるマンガは訴求力が高いなど、広告にマンガが適している理由はたくさんあります。

–BtoBにおけるマンガの強みはありますか。

前田氏:ベンチャー起業やスタートアップのサービスは新規性が比較的高いです。ということは、情報を伝えたい相手は前提となる知識を持っていないことが多いので、興味を持ってもらうためにはマンガで伝えるのが最良の手段と言えます。

新規性とマンガの親和性は、BtoCにも通じるものですね。

–マンガを扱う他社との差別化ポイントや御社の強みはどこにありますか。

前田氏:マンガの数を求めるのであれば、多くのマンガ家、著名なマンガ家が所属する大手の広告マンガ制作会社に依頼するのが一番です。

しかし、他社のマンガ家はビジネス経験が少ないのに対し、弊社のマンガ家は夢を捨てきれずに会社員から転身したマンガ家たちなので、ビジネスモデルを十分に理解した上でマンガを描くことができます。

もちろん、マンガ家として最前線で連載しているトップクラスの実力を持っていますから、日本一と胸を張れるBtoBの広告マンガが描けるんです。これが他社との差別化ポイントであり、弊社の強みだと思います。

マンガ家がマンガで食べていけるために


–起業の経緯を教えてください。

前田氏:大手IT企業に勤めていましたが、もともと起業志向がありました。マンガ領域で起業するきっかけになったのは、2017年秋に友人の紹介でマンガ家のタマゴと出会ったことでしたね。

その女性は当時、有名マンガ週刊誌の新人賞を受賞した新進気鋭のマンガ家でしたが、それでも「トップ3のマンガ家にならないと、マンガだけでは食べていけない」と不安を口にしていました。

その後、友人やFacebookを通じて200人以上のマンガ家とも話をしましたが、「生活に困っている」「ツテがない」「社会人経験がないことの不利」という3つの課題は彼らに共通していました。

私自身マンガが好きだったので、マンガ家がマンガで食べていけるようにするにはどうすればいいのかを考えたのが起業への第一歩でした。

–マンガに照準を定めてから今の事業に至るまではいかがでしたか。

前田氏:1年ほどの試行錯誤を経て、広告マンガであれば企業にも歓迎され、ユーザーにも受け入れられて、マンガ家も自分の技術で稼ぐことができ、そして事業として成立すると思い、2019年2月からこの事業を始めました。

私はマンガが描けず編集経験もありませんが、それがかえって読者目線の感想をフィードバックできる利点にもなっているようです。

現在は、実力とベンチャーマインドを持つ少数精鋭のマンガ家とともに、広告マンガの成功モデルを作ろうと頑張っています。

確立したメディアとしてマンガを海外展開へ


–今後の目標をお伺いします。

前田氏:短期的には、広告マンガによってより多くの企業の想いがもっと伝わるよう事業を加速させていきたいです。

また、海外展開も視野に入れ、オタク文化と見られがちな日本のマンガをひとつの確立したメディア、文化として海外に広めたいというのが、今後2、3年の目標ですね。

長期的には、次代、次々代を担うマンガ家が100人規模で所属する会社にし、彼らがマンガで食べていけるようにしていきたいと思っています。その結果マンガがいつの間にか新しいコミュニケーションツールとして世界中で認知されている社会がつくれたらいいですね。

マンガというメディアが企業を健全に成長させ、それによって日本がもっと元気になって、新たな挑戦が日本中に満ち溢れることを願っています。

–最後に読者へのメッセージをお願いします。

前田氏:私は、大手企業に入りさえすれば安泰とする時代は既に終わったと思っています。今後は新しい価値を創り出すことが求められますが、0から1を生み出すその能力は言い換えれば問題解決能力でもあり、それを身につけることこそ安定への一歩と言えます。

学生さんに対しては、「できる、できない」ではなく、「やりたいか、やりたくないか」を自身の指針として進んでほしいと思います。目を開いて周りを見渡せば、選択肢はたくさん用意されているはずです。

マンガは顧客へのアプローチを広げるとても有効な広告ツールです。さらなる顧客の獲得を目指す経営者様のご連絡をお待ちしています。

執筆=増田
校正=米山

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