プラスエンジニアリング株式会社

社員インタビュー企画

年1万種を共創する職場。過ごしやすさは、働きやすさ

社員インタビュー企画 プラスエンジニアリング株式会社
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年間10,000種類の多品種少量生産を可能にする技術と体制を持つプラスエンジニアリング株式会社。1974年の創業以来培ってきた技術力はもちろんのこと、ユニークな従業員のキャラクターや笑顔のある雰囲気もまた魅力的な同社。

今回は、様々な経歴を持つ4名の若手社員の方にお話をいただきました。

3度消えた先輩のお弁当。その行方は…


一緒に働く人の関係性は、失敗や苦難のそばにこそ現れる。良い関係が築けている組織は、意図せず起こった失敗や誤りをポジティブに変えていく。営業技術部(仙台事業所)の岡崎克也さんに伺ったクスっと笑える失敗談からは、働き手同士の愉快な関係性が垣間見えた。


岡崎克也

入社:2018年
部署:営業技術部(仙台事業所)
   顧客の要望を適切に理解し、顧客と製造を繋ぐ。そして、理想を形にするまでの道筋を作る。


まず入社の経緯について伺うと、意外な着眼点とアプローチ方法に驚かされた。というのも、岡崎さんは就活の最中に宮城県が運営するHPを見て応募をしたのだと言うのだ。一般的には、多くの企業は求人を掲載する大手の就職ナビサイトから応募しようと考える人が多いはず。一方で、岡崎さんはナビサイトを見ていて惹かれる企業に出会えず、その後宮城県のHPに掲載されている企業を見ていたときに同社を見つけた。

「(言葉を選ばずに言うと)機械加工という領域は非常に地味で、高齢な方々が多く勤めている印象だったんですが、面接を担当頂いた方や社内の雰囲気を見てその先入観が覆されました。働きやすさと手がける仕事の面白さを感じ、入社を決めたという経緯です」

入社前に働きやすそうなイメージを抱いたという岡崎さん。実際に入社してみて、印象に変化はあったのか。普段の社内に雰囲気が感じ取れる話を聞かせてくれた。先輩が注文したお弁当を間違って食べてしまった時の話。1回どころではなく、3回も…。

「お昼になると、僕を含めて多くの方がお弁当を注文します。注文する人は、注文用紙に名前を書いて、担当の方がまとめて注文してくれる流れです。

ある日、注文したはずの弁当を探している先輩社員がいました。実はこの時、僕がその先輩のお弁当を間違って食べてしまっていたんです。この日、僕はお弁当を注文していなかったんですが、普段から注文することが多いのでつい勢いで手に取ってしまって(笑)

注文用紙に名前がないのにお弁当を食べていた僕を見かけた先輩に声を掛けられて、ハッとしました(笑)そんなことが1回ではなく3回も続いてしまったんですが、周りの方はいつも笑い話にしてくれるような大らかさがあります。

自分でお金を払って食べるお弁当よりもおいしく感じたのは、ここだけの話です」

このような温かい人間関係は、職場以外のところでも育まれている。例えば、近隣にある企業が集まって開催されるソフトボール大会への参加もその1つ。身体を動かしながら会話をすることで、普段は接点が少ない部の人とも繋がりを作ることができる。そうすると、職場に戻ってからも気軽に相談・会話をすることができ、仕事がやりやすくなるのだという。


先輩社員 藤谷大さんのコメント

「彼は弊社のムードメーカーの1人。理系の感性がある割にノリが体育会系。明るい雰囲気や新しい価値観を社内に持ち込んでくれるうえ、周りが助けてあげたくなるような人柄。今後に向けて期待をかけている1人です」

いきいきと働ける理由は、ワーク・ライフバランスに


近年、ワーク・ライフバランスが見直されている。プライベートの充実によって本業の成果が向上するケースを見かけることがある。

小学生のころから続けるギターが趣味だと話す東北営業担当(仙台事業所)の土田遼太郎さんは、本業以外の余暇時間でバンド活動を楽しんでいるという。同社で実現可能なワーク・ライフ・バランスの形とは。


土田遼太郎

入社:2013年
部署:東京本社から仙台事業所に転勤、現在は東北営業担当
   営業担当者として東北6県を巡り、形になる前の多様なアイデアを集めて回る。


まず社風について伺うと、年間10,000種類の多品種を製造する同社事業になぞらえて語ってくれた。

「当社が製造する製品は多種多様なんですが、それらを作り出す人も個性的でいろいろな人がいます。体育会系の雰囲気を常にまとう元気な人から淡々と業務を続ける職人気質な人まで、本当に幅広い。異なる特性の人たちがコミュニケーションを取りながら1つのものを作っているんです」

一見すると価値観がまったく異なるような人同士でも、働く上では大事なパートナーである。どのように関係を育んでいるのだろうか。

その点についても伺ってみると、関係性を築くにあたっては年に2回、秋保温泉1泊2日で開催される新年会と新入社員歓迎がとても大きな機会になるのだという。「会社のイベントなんて面倒…」と思う方も多いと思うが、実際はどうなのか。

「これがとても楽しいんですよ(笑)。開催費用は会社から補助が出ていて、毎回豪華すぎる景品がたくさん用意されています。ゲーム機やテーマパークのチケットが当たるんですよ。まだ私は引き当てたことはないんですが(笑)」

この社員旅行は基本的に皆宿泊するが、子育てや予定などの事情がある人は無理せず日帰りで参加している。こうしたイベントの機会で深まる関係が業務の中で活かされるのだと語る土田さん。

難しい顔をして図面を見ていると、通りすがりの社員が興味深そうに覗いてきたり。反対に土田さん自身も、少し離れた場所から他の社員同士の仕事の会話につい聞き耳を立ててしまったり。多様な要望と向き合い続ける当社の社員は、皆好奇心が旺盛だ。

「実は、仙台事業所に転勤して間もないころは他の社員から相談されたり逆にアドバイスを受けたりといったことはあまりありませんでした。ところが、秋保温泉でのイベントで社員間の距離が縮まることで、自然に仕事に関する会話が部署の垣根を越えて生まれ、以前より一体感をもって仕事ができるようになりました。そうなると仕事をもっと楽しめるようになります」

土田さんが楽しく、生き生きと働けている背景には、実は長く続けてきたギターとバンドの存在が大きい。小学生のころから続けているギターが一番の趣味であり、最近では教えてほしいと頼まれる場面も。没頭できる趣味と趣味に費やす時間があることで、さらに仕事も意欲高く臨むことができているのだろう。


先輩社員 藤谷大さんのコメント

「仕事もプライベートも楽しんでいる。顧客へ訪問する営業として、当社の保有の技術本位ではなく市場の要求を第1として当社の向かうべき先を判断できる貴重な人材。製造の知識を持っているので、様々な部署と場に合わせたふるまいと円滑なやりとりができる。彼だから、東北6県を任せられます」

大手メーカーの単品大量生産よりも、プラスエンジニアリングの多品種少量生産に惹かれて入社


多種多様な製品を製造し、日々数えきれないほど多くの異なるプロジェクトが同時並行する同社工場。飽きる暇もなく、常に新しいテーマと向き合う働き方とその土台にある確かな技術に惹かれて入社する人も多い。製造部 NCLショップ(仙台事業所)の佐藤周平さんがその1人だ。


佐藤周平

入社:2016年
部署:製造部 NCLショップ(仙台事業所)
   丸材を削って製品を製造。最新のマシンを扱う責任ある役割を全うする。


佐藤さんが初めて同社を知ったのは高校生のころ。思い描いていた多くの工場といえば、少品種・大量生産のイメージだった一方で、同社の工場見学で佐藤さんが見たのは多品種・少量生産に取り組む姿。その働き方に惹かれ、入社を考えたのだといいます。

念願叶って入社した佐藤さんだったが、最初は思い通りにいかないことが多い。ときに、自分と先輩との技術の差から打ちのめされることもあった。しかし、入社2年目になり先輩になるという自覚を持った時から「このままじゃだめだ」と強く思うようになり、行動も変化する。

自身のスキルアップとともに楽しく働けるようになっていったと話す一方で、一緒に働く人たちとの良好な関係性も支えになった。

「仲の良い先輩がいるのですが、その人は辛いものが大好き。以前、東京土産として激辛カレーを買って帰ってきました。お昼に食べてくれたんですが、3口で「辛い!ダメだ!」って(笑)調べてみると、辛いカレーランキングで2位をとるほどの辛さだったらしく…。

誰も食べられなくてそのまま置いておいたんですが、たまたま通りかかった別の先輩が何も知らずにそれを食べてしまった。半分以上食べていたのですごいなと思って顔を覗くと、涙と汗を流しながら食べていました(笑)おいしいカレーを買って帰ってあげればよかったかなとも思いますが、皆の中では笑い話になって盛り上がりました」

フランクな人間関係が伺えた一方で、プライベートに触れてこう続けた佐藤さん。

「楽しく働けるようになったのは、仕事内容や一緒に働く方が好きだということはもちろん。加えて、好きな趣味を楽しむ時間を設けるようになったことが大きかった。バイクでサーキットを走ったり、ツーリングをしたり、キャンプツーリングに出かけたり。休日に充実した時間があるからこそ、仕事もうまくいくようになりました」


先輩社員 藤谷大さんのコメント

「当社の製造部は、普通高校卒、工業高校卒、専門学校卒、高等専門学校卒、大学校卒など様々な経歴を持った人たちの集まりです。みんなに共通して言えるのは、毎日同じものを作らない多品種少量生産に魅力を感じ、プロ意識を持って仕事をしているということ。佐藤君は製造部若手の中でその筆頭と言えるでしょう。」

対話で作る共創関係。文系出身者が活躍する営業現場


「メーカーは理系でないと入れなさそう…」と考える人もいるだろう。同社でも製造用語が飛び交う中、図面を囲んで話す場面は多い。営業第二部(東京事業所)の栗田哲生さんは、そのような環境の中で活躍している文系出身営業マンだ。入社当初は図面を読めないところからのスタートだった。


栗田哲生

入社:2012年
部署:営業第二部(東京事業所)
   新規開拓を中心とした営業活動を行う他、展示会運営とHP運営を担当。仙台事業所を訪れることも多く、橋渡し的な存在。栗田さん渾身のソリューションサイトはこちら https://sol.pluseng.co.jp/ 


一見すると、高い技術力が印象に残る同社。その印象が故に、未経験者・文系出身者の中には門を叩くことを躊躇してしまう人もいるのではないだろうか。文系出身でありながら、今では製造と顧客の双方を深く理解し、繋ぐ役割を全うする栗田さんにお話を伺う。

栗田さんの仕事は、お客様の要望をヒアリングするところから始まる。形にしたいイメージを伺い、図面を預かり、製造と対話を重ねながら完成を目指す。働き始めた頃は技術への理解やコミュニケーション能力がまだ未熟で、ベテランエンジニアの方と商談する際には大変だった。当時の栗田さんには手に負えないと感じることも多く、心が折れそうになることもあった。

その中で得た大きな気づきは、「自身の知識がすべてではない」ということ。たとえ自分自身の知識・技術が及ばなくても、お客様と知識を持っている社内の人物を繋ぐことのできるコミュニケーション能力があれば役割を全うできるのだ。

「実は、僕は文系出身なんです。製造技術なんて全く分からない状態で入社しました。でも分からないことがあればその都度、先輩が丁寧に教えてくれました。

例えば…研修期間の頃の話です。研修中にある図面をいただいたんですが、すごく難しく、なかなか読み取れなかったんです。それを気にかけてくれた先輩は、自分の仕事を止めてまでも丁寧に図面を解説してくれました。時間ごとに作業工程が決められ、多くの業務がある中にも関わらず、部署が異なる相手にも思いやりを持って時間を割いてくれる人がたくさんいることに感動しました」

経験の有無、出身業界に関わらず、多様なタレントが活躍する同社の秘密は、このような社風にあるのかもしれない。生き生きと働く環境があると、周りや自社への思いやり、意欲も自然と湧いてくるものだ。

「今後は個人のスキルを高めていくだけでなく、ITツールを導入することで業務効率化を図り、全体の底上げをしていきたいと思います。今以上にお客様にも質の高いサービスを提供し、一方で社員のプライベートも大事にし続けていける会社になっていきたいですね」


先輩社員 藤谷大さんのコメント

「東京本社の頼れる実行役です。技術と営業、東京と仙台を越境し、繋いでいくキーマンの1人。意図や雰囲気を読み取って、必要な行動を察知することができる。必要不可欠な人物です」



取材・編集=山崎
執筆=笠原
撮影=吉田

編集後記


取材を担当致しました、株式会社オンリーストーリーの山崎です。本記事を最後までご覧下さり、誠にありがとうございます。プラスエンジニアリングにお勤めのみなさんのお話はいかがでしたか。

取材をしていて、私はいい意味で期待を裏切られたような気持ちになりました。年間10,000種類の製品を作っている企業だと事前に伺っていたので、お勤めの皆さんは皆その特殊な業務に従事する方々…。ということは、技術に相当な力があり、黙々と仕事だけに打ち込む職人ばかりなのではないかと想像していたのです。少し緊張して現場に伺ったのですが、話を聞いてみるとどうでしょう。

技術をお持ちなのは間違いありませんが、一方で先輩のお弁当をなんども食べてしまうムードメーカーがいたりギターやツーリングなどの趣味を楽しむ姿があったり。皆、それぞれに興味や好奇心のままにのびのびと暮らしています。そこには敷居の高さも境界線もなく、私たちと変わらず趣味や仕事、そのバランスをとって日々を楽しんでいます。

一生懸命に自己成長を追求し続け、ライバルに負けまいと「闘うように生きる」も一つの人生。余暇には趣味を楽しみ、メリハリを持って「自然体で生きる」も一つの人生。あなたなら、どちらを選びますか。

ここにはいろいろな経歴の人に居場所があって、ものづくり好きなら成長できる環境があります。社風や雰囲気に興味を寄せていただけた方がいれば、ぜひ同社に一度遊びにいらしてみてはいかがでしょうか。確かな技術と個性豊かなタレントがあなたをお待ちしています。

プラスエンジニアリング株式会社の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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