株式会社エルク <エルクトラベル>
川崎 俊介
POSTED | 2019.07.24 Wed |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:BPO・業務委託 創立:5〜6年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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出張手配代行で本業に集中できる環境を作りを
出張の可視化でコスト削減、業務効率、危機管理に直結Topics
今回のインタビューは、一連の出張手配を代行する株式会社エルクの川崎氏にお話を伺いました。出張手配を可視化することによって実現するコスト削減や業務の効率化について語っていただきます。
株式会社エルク 社長 川崎 俊介氏のONLY STORY
【経歴】
1978年生まれ、神奈川県平塚市出身。
1998年 現JALセールス入社、コールセンター、代理店営業経験、その後刺激を求めて光通信グループへ!人のターニングポイントに関わりたいとスタッフサービスへ!会社の成長とともに、管理職も経験。その後分社!役員、社長へ!
スピードとユーザー目線を生かした出張手配
–株式会社エルクの事業内容を教えてください。
川崎氏:弊社は、出張に必要な手続きを代行し、企業が本業に集中できる環境を作るサービス「出張手配プラス」を提供しています。
多くの会社は、出張する社員自身が面倒な航空機やホテルの手配をしていますが、これでは管理者の目が届かないため、コストを意識する人が少ないのが現状です。
弊社のサービスによって一連の出張手配を可視化できるので、必要以上にかかっていた出張経費を削減でき、JR券等を買いに行く手間も省けて業務の効率化につながります。
また、出張の際、社員がいつ、どういう手段で移動しているのかを掌握しておくことは、万一の災害や事故に対応するための危機管理として必要なので、そのためにも出張データの可視化は必須と考えています。
–同業他社と比べて、御社ならではの強みはどういうところにありますか。
川崎氏:何と言っても「スピード感」に尽きると思っています。
例えば、急に明日の出張が決まった場合、扱える他社はほとんどありませんが、弊社は対応が可能です。ビジネスに急な出張はあって当然なので、エリアを絞った営業戦略で緊急時にも素早く動ける体制を整えています。
また、多くの旅行会社は手配をすれば終わりですが、弊社はその後の分析提案も可能です。
どうすれば利用者から不満なく進めていけるかを熟知しております。計画的にコスト削減の対策をしていくサポートができます。
–事業を進めるにあたって、大切にしていることをお聞かせください。
川崎氏:ユーザーの期待を裏切らないことを一番に考えていますね。
もともと弊社は旅行会社の中から生まれた出張手配会社ではなく、「こういうサービスがあったらいいよね」という想いから生まれた会社なので、常にユーザー目線でサービスを考え、提供しています。
そのために、ユーザーの声は必ず聞き、どんな依頼も断らないようにしています。まずは受けた上で、困難があればスタッフの衆知を集めて、ユーザーの期待に応えています。
起業して身に沁みたユーザーのありがたさ
–起業に至った経緯をお聞かせください。
川崎氏:私はこれまでいろんな事業に携わってきた中で、フットワークが軽い会社の方が、ユーザーのためにできることが多いと知りました。
たしかに大会社の方ができることの範囲も広いですが、その半面、どうしてもスピード感に欠けてしまいます。
誰のために働くのかを考えたとき、小さな会社であっても人の役に立つ仕事がしたいと思い、起業することになりました。
起業してからは、ユーザーがいることのありがたさを身に沁みて感じるようになりましたね。
大企業に勤めていた前職の時は、何千という会社さんを相手にしていたので、いつの間にかユーザーに対する意識が気薄になっていたんです。今もその反省を忘れまいと、常に自戒しています。
–これまで大変だったことはありますか。
川崎氏:人やお金など、大変なことはたくさんありましたね。
特にお金を工面するのは大変でしたが、それは私に限ったことでもないですし、「大変、大変」と言っていても解決しません。どうすれば切り抜けれるか、ポジディブに何事にも着手して乗り越えてきました。
決めたからやるしかないという想いで、大変ながらも楽しむ余裕を持って業務に従事していました。
ユーザーの「いいね」につながる企業に
–今後の展望をお聞かせください。
川崎氏:数字面の目標設定はあるので、どんどん達成していこうという気持ちはありますが、それ以上に「一緒に働けて良かった」とスタッフに思ってもらえることを大切に考えています。
これまでは会社の運営に注力していたので、なかなかそこまで考える余裕もありませんでしたが、今は一緒に働きたいと言ってくれるメンバーも増えているので、とにかく人を大切にしていきたいです。
また、出張手配に限らず、世の中のみなさんに「いいね」と言っていただけるものを今後も作っていきたいと話し合っており、実際にいろんなプロジェクトが動き始めています。
–社会にとって、どんな企業でありたいと考えていますか。
川崎氏:ユーザーの「いいね、便利だね、助かるよ」という言葉につながる存在でありたいと願っています。
–ありがとうございます。最後に、読者へのメッセージをお願いします。
川崎氏:コストへの意識が高くても、出張手配はブラックボックスにしたままという会社は多いです。コストを下げ、本業に集中できる環境を用意するためにも、ぜひ弊社にお声がけいただければと思います。
執筆=増田
校正=米山