千株式会社
千葉 伸明
POSTED | 2018.10.20 Sat |
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TAGS | 従業員数:101〜300人 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoC |
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人の心に火をつける思い出の一枚を残すために
高いクオリティーで写真業界全国にイノベーションを!Topics
今回は、写真撮影・販売サービスを主事業として展開する千株式会社の代表取締役社長・千葉氏にお話を伺いました。
みなさんの中にも、幼稚園生や小学生のころ、学校行事のあとに廊下に貼り出された写真を自分で選んで購入するという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
そんな家族にとって、個人にとって大切な人生のワンシーンをより高いクオリティで届ける千株式会社のサービスからお聞きしていきます。
千株式会社 社長 千葉 伸明氏のONLYSTORY
価格の高さは、サービスのクオリティの高さの証
-千葉氏-
「千株式会社は『はいチーズ!®』というサービスをメイン事業に据えています。以前は廊下に貼りだされる写真を選んで購入していましたが、パソコンやスマホで選択、購入できるようなシステムとしてサービス化したものが『はいチーズ!®』です。
現在では、学校行事を撮影するカメラマンも、枚数の制限されるフィルムカメラではなく、デジタルカメラを使用する方がほとんどですし、写真を購入するお客様もスマホで手軽に写真を選ぶことができるため、ご好評をいただいています。
デジタルデータでの提供も行っていますが、データをインターネット上で選んで、それを印刷して提供することが多いですね。当社としては、ぜひ印画紙で実物の写真を手にとっていただきたいという想いがあるため、印画紙の方の値段を安くしています。
他社と比べると、商品価格を高く感じる方もいると思いますが、それは提供するサービス、商品のクオリティに自信があるからこその価格設定であり、むしろ他社との差別化を図ることのできる特徴だと思います。
千株式会社のメインターゲットは幼稚園、保育園になるのですが、写真を貼り出す手間が省けるため、先生方はしっかりと教育・保育に集中できます。
親御さんは、貼り出された写真を見に行く必要がないため、仕事や家事に集中でき、すきま時間でお子様の日常を写真を通して知ることができます。
こうした、先生や親御さんが本来集中すべきところに集中できるように『はいチーズ!®』は存在します。
もちろん、価格を下げていく努力は必要だと思いますが、行事を100%楽しんでいただきながら、クオリティの高い写真を提供するために価格を高く設定しています。
料金は成果報酬型なので、カメラマンを手配する段階でお金が発生するということはありません。写真を購入していただいた際にその代金をお支払いいただくという形態を取っています。1枚あたり130円で、その価格に見合った良い写真を提供できるよう、カメラマン一同尽力しています。」
自然な表情をとらえる技術の高いカメラマンを採用
-千葉氏-
「写真のクオリティの担保のためにまず行っていることは、カメラマンの採用に力を入れることです。社員としてカメラマンを雇用しているのは、当社以外にはないのではないでしょうか。
この社員のカメラマンの倍率は100倍以上になります。それだけ多くの人材の中から、写真に対する姿勢、技術などを見極め、採用しています。
また、撮影の腕だけではなく、先生や保護者の方、そして子供たちとのコミュニケーション能力も重要視しています。良い写真を撮るためには、子供の自然な魅力を引き出さなければならないため、子供に好かれるための技術を磨く研修も行っています。
また、千株式会社では『はいチーズ!®』の他に『はいチーズ!+』というサービスも行っています。『はいチーズ!®』は千株式会社の中だけでサービスが完結するのですが、『はいチーズ!+』は地元の写真館が使えるクラウドサービスとして展開しています。
その他にも、幼稚園や学校のカメラ好きの先生が撮った写真を『はいチーズ!®』にアップできる『はいチーズ!+先生プラン』というサービスもあります。」
人生を支え、心のよりどころになる写真を生む
-千葉氏-
「私は会社を立ち上げるときに『せっかく会社を作るのであれば、世界を動かすくらいのものを作らなければならない』という想いを抱いていました。その上で創意工夫を繰り返しながら『はいチーズ!®』というサービスを作り上げてきました。
日本は災害の多い国。いつ何を失ってしまうかわからない状況と常に隣り合わせで私たちは生活しています。何かを失ってしまうようなことが起きたとき、心のよりどころになるのは、やはり写真だと思うんですね。
もちろん、失ってしまうことだけを前提とするのではなく、いつも身近にあるものの大切さを再確認したり、辛いときに支えになる一枚があるという人もいると思います。
そういった写真が、私たちのサービスの中から生まれてほしいという気持ちで『人の心に火をつける』ということをポリシーにしています。」
国内業績トップをキープしながら、海外20ヵ国に進出
-千葉氏-
「千株式会社としては、日本全国に『はいチーズ!®』のサービスを展開することを短期的な目標として掲げています。
国内に必要な拠点をどんどん出していって、2~3年のうちにより広くサービスを届けられるような環境を整えていきたいと考えています。その上で、全国業界トップの業績をキープしていきたいです。
その後は海外展開も考えています。現状は台湾オフィスのみですが、2024年には20ヵ国に出店できるように考えており、現在4ヶ国が候補地として準備を進めております。
千株式会社を世界を動かす会社にするためには、仕事とプライベートの両方を充実させて、多様な働き方ができるようになる必要があると思っています。また、AI技術がさらに発展していく中で人間がするべきことを模索し続けることが、世界を動かす会社を作っていくための道だと考えます。
時代に柔軟に対応しながら、『人の心に火をつける』仕事をこれからも続けていきたいですね。」