株式会社フルスロットル
林 寛樹様
POSTED | 2016.08.25 Thu |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:研修・コンサル 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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ブランディングで実現する中小企業から成長企業へのシフト
中小企業を成長企業に変えるビジネスデザインとは。Topics
株式会社フルスロットル 社長 林 寛樹氏のONLY STORY
家族経営が当たり前だった子ども時代。
さかのぼること約90年前。兵庫県の姫路市で小さな商店が生まれました。
私の曾祖父が立ち上げたその商店は、戦争中は戦地向けの軍手や軍足を製造販売する店として、戦後は諸々の工場資材を取り扱う専門資材商社として成長を続けてきました。
私が小さい頃は、祖父が2代目社長で、ほぼ家族全員と親戚もが集まって、一族総出で働いていました。
私も小さいころは毎日工場や倉庫へ出向いては軍手の山の中で遊んだり、荷出しの手伝いをしたりしていたのを今でも鮮明に覚えています。
学生時代の長期休暇には、積み込みや配送の仕事を手伝ってアルバイト代をもらったりしていました。
3代目社長の叔父や営業部長だった父に同行して、お客様とお会いする機会もたくさんありました。
父は三男でしたから、その会社を継ぐということはなかったですが、家族経営が当たり前の環境で育った私は、「ここで一緒に仕事をしても楽しそうだな」と純粋に思っていました。
もちろん、経営的に大変だった時の会社の様子や両親の姿も見てきましたから、中小企業の経営の難しさも含めて、色々実感させてもらった少年時代だったと思います。
大学を卒業してからは、大手システム会社で6年程働き、その後外資系リサーチ会社や、ベンチャー企業に勤め、現在の基礎となるスキルと人脈を身につけました。
中でも一番生きていると思うのは、システム会社で「丁寧に誠実に仕事をすることの大切さ」を勉強させていただいたこと。
銀行系のシステムなどを手がける会社でしたから真面目で、綿密な計画を立てて、お客様とひとつひとつ業務を進めて行くような感じでした。
この時代の経験は、お客様との信頼関係を構築する上で非常に役立っていますし、その経験があったからこそ、今仕事が続いているんじゃないかと思います。
ビジネスデザインで、「中小企業」から「成長企業」へ。
弊社は、中小企業に特化した戦略ブランドエージェンシーから、中小企業のより本質的な経営課題の解決を目指す「ビジネスデザイン」のプロフェッショナルへとシフトしています。
私は、クライアント経営者と現場サイド・プロフェッショナルチームの間をつなぐブリッジャー(橋渡し役)であり、経営やマーケティングのブレーンとしてプロジェクトに参画します。現時点で企業が持っている弱みや強み、リソースなどを把握して、そこからどうやったら上手く商売(ビジネス)が軌道に乗るかを総合的に鑑みて、最適な解決案を導きだします。
社内の全員が共鳴できるように、調律(チューニング)する感じですね。
先ほどから「中小企業」と言っていますが、私はこの呼び方はあまり好きではありません。
たとえ小さな会社であっても、唯一の価値を持った会社はたくさんありますし、大企業に劣る訳でもありませんから、実際のところ「成長企業」なんだと考えています。
ただ、同じビジネスを長年やり続けていると、イヤなことや苦手なことから目を背けたり、ずっと同じ体制でいるからこそ見えなくなってしまうことも多々あります。そのため、多くの企業が自社の成長エンジンの所在や潜在価値を見失ってしまっているんですよね。
例えば、新規案件やクライアント開拓がうまくいかない場合、現状持てる資産やリソースを把握した上で、できることから1歩づつ踏み出す前提で考えれば必ず見つかるはずです。
すべてのことがそうであるように一足飛びのジャンプアップはありません。
そこで、私たちが経営者や社員の方々と一緒に考えて、今までできなかったことをひとつひとつきちんとやれるようにしていきます。その一歩を踏み出せるかどうかなんです。やれてないところをやれば、
後は成長するしかありませんから、新たな成長原資が生まれ、持続的な成長の循環へとつながっていきます。
私たちは、経営者または事業責任者の方と深くシンクロし、二人三脚でプロジェクトを進めさせていただいています。また、プロジェクトの特性に合致したプロフェッショナルチームを柔軟にアサインできるところも強みです。
これまで「中小企業」と呼ばれてきた会社が、1社でも「成長企業」になれるよう、すべての経営者の方々の右脳や右腕として、会社の一体感や、成長エネルギーの源づくりをお手伝いしていきたいと思っています。
フルスロットルで毎日の仕事を楽しみたい!
2010年1月の会社設立から、今年で7期目。
今後の目標は、とにかく毎日200%の満足感で、悔いのないようにやっていくこと。
社名のように「フルスロットル」な状態を毎日繰り返していくことですね。
最近、5歳の息子と話をしていると色々と気付かされます。
彼らの判断基準って純粋で、「楽しいかどうか」「好きかどうか」というところが大きいと思います。
私もお金や利益と言う結果にとらわれず、毎日純粋な気持ちで仕事を楽しんでいけたらと思っていますし、その上で、より多くの会社や経営者に、今までできなかったことを1つでもできるようになっていただいて、会社の成長を生み出し、関係する皆さんが少しでも幸せになれるお手伝いを、一生涯を通じてやっていきたいと思います。
いつかは、僕を育ててくれた地元でもこうしたお手伝いをさせて頂いて、地元への恩返しができれば幸せだなと思っています。