株式会社Mapイノベーション
本橋 聡
POSTED | 2018.02.08 Thu |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:11〜14年 決裁者の年齢:50代 商材:その他 |
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ゲーム形式で楽しく経営の現場で役立つ財務を学ぶ!
わずか1年で2,000人以上が受講した?Topics
経営や財務など、数多くのビジネスセミナーや研修が存在する中で、ゲームを取り入れたユニークな研修で話題を呼んでいる。
それが、「株式会社Mapイノベーションの財務戦略決断ゲーム®」だ。
株式会社Mapイノベーション 社長 本橋 聡氏のONLY STORY
ゲームを取り入れ、実践的な財務戦略を楽しく学ぶ
『財務戦略決断ゲームⓇ』は、セミナーポータルサイト「ビジネスクラスセミナー」で総合人気ランキング12回連続第1位を記録。
受講者の数は右肩上がりで増え続け、開講からわずか1年で2,000人を突破。中小企業の経営者や大手企業の部課長クラスから支持を得た。2018年8月時点の受講者は2,300人を超え、その勢いは未だおさまる気配はない。「経営や財務の研修・セミナーはたくさんありますが、その多くが一方的に聞くというスタイルのレクチャー型。
そうした研修は実践にはなかなかつながりにくい部分もありましたが、株式会社Mapイノベーションでは“ゲーム”を取り入れることで楽しみながら経営や財務のポイントを学べるようにしました。
企業経営や財務において重要な指標やポイント、スキル、センスをゲーム上で会社を経営することで体感的に学んでいただくという実践的なプログラムとなっています。
財務戦略決断ゲーム®が支持されているのは、研修にゲームを取り入れたということだけはない。
株式会社Mapイノベーション以外にもゲームを取り入れた研修やセミナーはいくつかあるが、ルールが複雑で、覚えるまでに時間が掛かったり、ルールを熟知している受講生の方がゲームの中で有利になったりするケースもあるのだ。
そうならないために、財務戦略決断ゲーム®では、ルールをシンプルにし、研修そのものに100%集中できるようにした。「プログラムは少人数で行いますが、商工会議所や業界団体のような大きな団体様の場合は20~50人位になります。
一度に250人もの大人数で受講された時もありましたが、皆さんに喜んでいただけましたね。大人数でも研修の成果を得てもらえるほど、ゲームをシンプルに作り込んでいますからね。」
プログラムは、財務や資金で悩みを抱えている中小企業の経営者や、起業を予定している方をはじめ、財務や戦略の知識やスキルを求める大手企業の部長や課長、新人社員まで幅広くカスタマイズが可能。
「経営者向けプログラム」と「社員向けプラグラム」があり、さらに、目的やゴールによって2つのコースに分けられているので、受講希望者は自分に最適なコースを選ぶことができる。コースを選びやすくするという点に関しても、受講者目線のサービス提供の心が感じられる。
細部までシミュレーションすることで、実践に繋げやすく
実際のプログラムというのは、どのような内容なのだろうか。詳しく伺った。
「経営者向けプログラムでは、銀行との資金の打合せをどのようなロジックで行うかということまで含めた、かなり実践的なものになります。
社員向けプログラムは人材育成の側面が強く、各部署や現場のマネージャーなどに経営的な感覚や利益意識を持ってもらい、強い組織や会社を作るということに軸をおいています。」
受講者全員が「うどん屋さん」の経営者という設定でシミュレーションを行い、専用のシートを使って経営の意思決定を行い、自己資本経営に導いていくのがゲームの最終目標となる。経営の意思決定が財務に与える影響を学び、戦略財務マネジメント力を向上させることが目的だ。
具体的には、ゲーム中にはカードが配布され、カードに記載されている内容に対して、その都度意思決定をし、客単価・客数・原価率・固定費などを増減させ、損益計算シートとキャッシュフローシートでシミュレーションを行ってゆく。そうした中で、利益やキャッシュフローなどを実践に近い形で掴むことができる。
損益計算書・貸借対照表から簡易的に決算組みや法人税の計算なども行い、決算書の仕組みや経営力を向上させる経営分析を身につけ、さらにそこから経営戦略の立案・プレゼンテーションまで行うと言う。
まさに、実践型といわれる所以がここにある。
「研修は、わかりやすくいうと…
『当社は、今期こうだったので3年後にはこういう会社にしたいと思っています。そのためには、今の収益構造がこういう状態なので、これを何%良くして、売上をいくらにして、利益をいくらにします。そのために、取るべき戦略はこうです。』
というように、経営分析から利益計画・経営戦略の策定を行い、最後にプレゼンしてもらうというものです。
そして、適宜レクチャーも行います。例えば、値引きをしますという場合、値引きをしたら、販売数を何倍にしないと、何%増やさないと値引き効果がないのか、というような細かい部分もしっかりとレクチャーしていきますね。」
受講者全員が、実際の現場ですぐに役に立てるものを身に付けて欲しいという姿勢にぶれはない。
「受講された方が、ここで学んだことを自分の仕事に当てはめてそれぞれのビジネスにつなげていって欲しいんです。
今の自分の会社の粗利率が何%で、今の売上がいくらで、取引先や顧客数がどの位あるとか、見込み客がどれ位あるのか。うちの商品だったら、この商品ごとの粗利率が何%だからこの商品を売った方が収益構造が良くなるな…というように、数字でも考えられるようになってくれたらこんなに嬉しいことはないですね。
研修は、3時間コースと7時間コースがありますが、7時間も参加するというのは結構ハードルが高いですよね。経営者の7時間は結構重いですから。でも、受講された方は『本当にあっという間だった!』と喜んでくれます。いい顔で帰ってくださる。
そういう時は、本当にこのプログラムを作って良かったと心から思いますね。」
受講の先までサポートし、中小企業のパートナーに
経営や財務で悩んでいる中小企業経営者を支援したいという気持ちは、研修プログラムの提供だけに留まらない。
財務戦略決断ゲーム®で実践的な学びを得たことで、自分の会社の問題点や課題に気づいた企業に対して財務コンサルティングも行っている。
「研修を受講して終わりではなく、受講を“きっかけ”に長いお付き合いがしたいんです。」と本橋氏は目を輝かせる。「財務コンサルティングの内容は、財務分析診断書による現状分析と財務課題の見える化や、ビジョン達成コンサルティング提案(改善提案)、銀行取引に有利な決算書の作成支援や事業構造の分析など。
ほとんどが、黒字の最大化により自己資本経営とビジョン達成を実現することを目的としたのものです。『認定経営革新等支援機関』として、国のお墨付きもいただいています。」
顧客はサービス業や飲食業、製造業など幅広く、サービスへの評価も上々だ。
とあるサービス業を行う社長は、店舗や工場の稼働率、整備売上の利益率などを、論理的にわかりやすく指導してもらい、経営課題が明確になったと明るい表情で話す。
製造業の社長は、材料価格の高騰に対する利益確保の為の価格転嫁や、必要製造倍率や、機械ごとの粗利などを試算してもらい、どの機械の効率を上げれば利益につながるのかを把握することができた。投資した予算の回収までのイメージもできるようになったと言う。
共に歩んでもらえる良きパートナーとして、株式会社Mapイノベーションや本橋氏への信頼は厚い。
財務のエキスパートとして、経営者をサポートしていきたい
現在、株式会社Mapイノベーションは中小企業向けの財務や経営の研修やコンサルティングを行っている。
株式会社Mapイノベーションを起業する前はサラリーマンとしてトヨタ系ディーラーの営業、外資系保険会社を経て、保険代理店設立に参画した本橋氏。当時の顧客は中小企業経営者が多く、皆、経営に苦労しているのを肌で感じた。
そんな悩める中小企業経営者をサポートしたいと一念発起し、中小企業のリスクマネジメントもできる法人向けの営業を始める。
しかし、保険で解決できることもあるが、そうでないこともたくさんあった…。
「中小企業の事業を継続する難しさなのか、苦しみながら経営されている方が多い。特にお金の面、要はキャッシュフローで頭を悩ませている方がほとんどなんです。
中小企業にこそ財務に明るい優秀な人材が必要不可欠。でも、社長自ら財務を学ぼうと思ってもなかなか大変だし、財務担当者を雇用したくても人件費もそれなりに必要ですから、現実的に難しい。であれば、私が財務面をサポートする参謀になろうと。
外部財務顧問、社外支援顧問のように、その経営者の近くに寄りそいながら財務面での判断基準を提示できれば、誤った判断は無くなって、悩みを解消できる。そう思って、Mapイノベーションを設立したんです。」
株式会社Mapイノベーションのサービスは、プロフィットマネジメントとリスクマネジメントを併せ持ったハイブリッド型の企業サポートだ、と自信に満ちた表情の本橋氏は語る。
「キャッシュフローの改善や、利益・収益力を上げるコンサルティングと、リスクマネジメントの両面からサポートできる会社は他にはありません。これは、自分にしかできない仕事だという“使命感”を持っています。」
使命感はさらに膨らみ、基幹事業となる財務戦略決断ゲーム®という形に昇華する。
「日に日に『もっとたくさんの中小企業経営者の支援をしたい』という想いが強くなる中で、対応できる会社の数にも限界が出てきました。
であれば、独自の研修プログラムを創って、経営や財務の知識やノウハウ、勘所を学び、経営の判断の基準というのを多くの中小企業に提供していけば、コンサルティングまでできなくてもお役に立てる。」
研修のなかで生まれた経営者コミュニティを生かして
最後に、株式会社Mapイノベーションの描く未来について伺った。
「“日本一の研修”、“研修といえばMapイノベーション”と言われるようにしたいですね。
1回のセミナーで終わるのではなく、多くの中小企業が事業を継続できるようなプラットフォームを創って、受講した後もそのプラットフォームというコミュニティの中で経営者が学んだり、ビジネスマッチングが自然に起きたりできるといいなと。
社長塾、というのもいいですね。
社長って、実は全ての方が経営に精通しているとは限らないんです。
営業からたたき上げで社長になった方もいますし、職人のような技術を持った方や、デザイナーのようなクリエイティブな方もいます。それぞれが秀でた能力を持っているけど、財務や資金の知識やノウハウが少なくて、事業が継続できないという会社が多い。
そういう社長が、実践的な財務や戦略を学べるような塾というかビジネススクールというイメージですね。
経営者に経営を学ぶ場所を提供して、今以上に中小企業経営者の役に立っていきたいと思っています。」
成長している会社の共通点というのは“財務に強いこと”という本橋氏。財務のポイントやキャッシュフローなどを学びたい、または相談してみたいという会社は、Mapイノベーションにお問合せをしてみてはいかがでしょうか?
Mapイノベーションに興味をお持ちになった方は、ぜひとも下記リンクよりお問い合わせ下さい。