キャリアミライズ株式会社

小宮 淳司

一人ひとりが正当に評価される時代を目指して

女性の活躍推進とそれを支える男性社員の育成サポート
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今回のインタビュ―は、法人向けの人材開発コンサルティング・コーチングや個人向けの女性の働き方支援などを行うキャリアミライズ株式会社の小宮氏にお話を伺います。

「男性も女性も正当に評価される、働きやすい環境整備が重要」だと語る小宮氏に、展開する事業内容や起業までの経緯、これからのビジョンを語っていただきました。

キャリアミライズ株式会社 代表取締役 小宮 淳司氏のONLY STORY


【経歴】

1968年、東京都渋谷区出身町田市在住。
1989年、都立高専[現:都立産業技術高専]卒業(主に振動工学を研究)。平成元年大手電機メーカーに就職し30年間、経営企画、システムエンジニア、人事・総務、教育、CS/CSR(コンプライアンス、リスクマネジメント、事業継続、環境経営、輸出管理、社会貢献)等の業務に従事。

1万人を超える人材の育成に関わるとともに、お客さまシステムや社会インフラを守る使命のもと自然災害対応に活躍。企業内での働き方改革への関わりに限界を感じ、一人ひとりへの継続支援を志し、令和元年にキャリアミライズ株式会社®️を起業(https://careermirise.co.jp)。事業継続・人財開発プロデューサー®️として企業の人材育成や従業員コーチング、経営コンサル事業を運営している

働く人材を正しく評価できる組織作り


––まずは、キャリアミライズ株式会社の事業内容をお聞かせください。

小宮氏:弊社は、正しい人事評価を行う・受けられる職場環境を創るため、個人・法人の両者に向けて様々なサービスを提供しています。

具体的には、法人のお客様には人材開発コンサルティングや人事評価制度の研修、キャリアアップ研修・相談、主に組織の担当者やマネージャー層を対象としたコーチング、個人のお客様には就職支援や起業支援などを行っています。

––ありがとうございます。企業向けサービスの内容をもう少し詳しく教えていただけますか。

小宮氏:はい。例えば人事評価制度の研修では、そもそも企業における評価とはどういうものなのか、正しい評価とは何かというところからお話ししています。

というのも、企業のなかには従業員に対し人事制度や評価基準を公表せず正しい「評価」ができていないケースが多いんですね。そこで私たちは正しい評価の重要性や正しくない評価を行うことの危険性をお伝えしています。

コーチングでは、経営層や部門長と事前面談を行うことで、会社方針に沿った目標設定を組織やチームに徹底するハブ役を努めております。部下達に想いを上司に進言することも少なくありません。

そのほかに、新入社員研修ではただマナーを教えるだけではなく、キャリアプランやお金の問題、結婚や育児などのイベントやライフプランなどについても研修を行っています。自身も気持ちは若いので若者達に寄り添った研修が好評です。

––続いて、個人向けサービスについても教えてください。

小宮氏:日本の社会課題の1つとして、女性が結婚や出産を機に会社を辞めてしまうと正社員として復帰しにくかったり、そのまま仕事を辞めざるを得ないケースが少なくありません。

そこで私たちは女性が社会で活躍していくために必要な情報の提供やマインド作りを目的とした女性向けのコーチングやセミナー、起業支援などさまざまなサポートをしています。

––同業他社と比べて御社の強みや差別化できるポイントはありますか。

小宮氏:3つありますね。

1つ目は、研修やセミナー後の報告を徹底している点です。一般的に研修やセミナーは受けてそのまま終わってしまうことが多いのですが、私たちは「組織や人材がどのように変化をしたのか」という点をしっかり評価していただくために報告をしています。

2つ目は、大きな企業よりも費用を低く抑えられる点です。もちろん品質も落としません。

3つ目は、人脈が豊富な点です。幅広い職種の専門家と繋がっておりますので、たとえ自分が担当できない専門分野においても安心サポートが可能です。

妻の一言に救われて起業を決意


––小宮様の経歴を教えてください。

小宮氏:私は、前職で大手電機メーカーに勤めていました。

転機は自分の中で目標にしていた30年間勤務を達成したタイミングで、会社がグループ全体の特別転身支援制度を実施したことです。私は上司として対象となる部下に制度の説明や実施可否面接を行ってきましたが、自分自身はどうしようかと葛藤していました。

当然、これまでお世話になった会社や部下に対して申し訳ない気持ちがありました。しかし、妻から「人生一度きりなんだから、自分の決めた道を信じて進めばいいじゃない」という言葉が救いとなり起業を決意したんです。

また「平成元年で入社して令和元年に起業する」ことができたことも、何か縁を感じましたね。

––現在、女性の働き方改革に携わっていらっしゃいますが、何かきっかけがあったのですか。

小宮氏:長年会社に勤める中で、どんなに優秀な女性でも産休を取得したり時短勤務を行うと、会社からは正当に評価をされないことが少ないことに疑問を感じていました。

そこで社内での改善を試みましたが、限界を感じてしまいまして…。それならば、コンサルタントやコーチという立場で外部から女性の働き方を改善していきたいと思い起業したのです。

豊かな人生は仕事だけでなく家庭も重要


––今後の目標を教えてください。

小宮氏:今後のビジョンは、女性の活躍推進とそれを支える男性社員の育成です。そのためには個人だけでなく、企業の文化そのものを変えていく必要があると考えています。 

すでに女性の社会進出が進んでいるスウェーデンやフィンランドといった北欧社会のように、男女平等の評価や男性の家事、子育ての参画、社会保障拡大などを実現し、仕事だけでなく家庭も含めて人生を豊かにできるよう貢献していきたいですね。

また弊社では、持続的開発目標SDGsに基づく経営サービスを展開しています。私自身も環境マネジメントシステム審査員として、主に「働きやすさの実現」や「住み続けられるまちづくり」をテーマに研修やコーチングを行っていきたいと思います。

––いま現在、力を入れていきたいことはありますか。

小宮氏:現在、新型コロナウイルスの影響で、企業の教育現場では研修などがストップし教育のあり方を企業側も模索しています。逆にその機会をチャンスと捉え、今までの研修とは違った人生論や日本ではあまり学ぶことのできないお金の話などを取り入れていこうと考えています。

––社会的にどのような影響を与えていきたいとお考えですか。

小宮氏:私は、男性も女性も正当に評価される組織作りが大事だと考えています。そのためには、人を正しく評価できるスキルや道徳などを含めた人間性を育むことが必要です。個人の強い思いとして女性は教育を受けると成長する確率が高い。しかしながら男性は自ら教育を受けたがらず、受けても実行したり変わるのがはずかしかったりという傾向があります。 今後特に男性のコーチングを強化し、家事をさりげなくこなすカッコイイ男性「家事ダンディ®️」の育成にも力を入れてまいります。 

これからも私は生涯をかけて有志を集い、企業のパートナーとして組織作りや輝く個人の育成を継続的に支援していきたいと思います。

––ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

小宮氏:人材教育は、ある程度前もって投資をしていくことが非常に重要です。問題が起きてからでは会社に大きなダメージが出てしまうからです。人材に関して何かお悩みがございましたら、ぜひご連絡ください。


執筆=山田
校正=笠原

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