株式会社コーチビジネス研究所

五十嵐久

人の中にある無限の可能性を引き出す「コーチング」

コーチングによって企業も社員も幸せになるように
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株式会社コーチビジネス研究所 社長 五十嵐久代氏のONLY STORY

凍える心を溶かす中小企業の温かさ


私は新潟の小さな村で育ちました。そのため経済的な理由から、大学に進むにあたって学費から生活費まですべて自分で賄うことが条件でしたので、大学時代、新聞奨学生として新聞の配達からセールスまでこなしながら学生生活を送っていました。

毎朝3時過ぎに起き、朝刊を配達し、学校へ行き、夕刊を配り、それが終わると集金やセールスといったことを繰り返す毎日でした。当時は新聞休刊日も年2日しかなく、雨や雪の日など想像以上にきつく何度新聞を投げ出したい、辞めたいと思ったかわかりません。

そんな悶々としている時に、販売店の店長から『米百俵』という一冊の本を渡されたのですが、その本のおかげで考え方を変えるきっかけになりました。
「嫌だ」とか「きつい」とか、そんな泣き言を言っていても何も解決しないということを学びました。

また私の配達区域は、中小の印刷製本会社が集積している地域で、同じ地域を4年間配達していたこともあり、読者の皆さんから温かい声をかけて頂いたのが何よりの励みとなりました。その時のご恩は決して忘れることができません。このことが中小企業のための仕事をしたいと思った私の原点です。

なんとか4年間やり通すことができ無事に卒業することができましたが、この4年間の経験がその後の私の人生を決定づけたと言っても過言ではないでしょう。

卒業後は東京信用保証協会という、公的な中小企業支援機関に就職しました。仕事にはやりがいがあり恵まれた環境だったのですが、入社5年目で自分が招いたミスをきっかけに、組織に依存することの怖さのようなものを感じ、自分に何ができるかもう一度考え直してみたんです。
組織に依存しないで生きていける力をつけよう、自立した力をつけなければという想いが強くなり、仕事に役立ち、直接中小企業の力にもなれるようなものはないかと考え、中小企業診断士の資格取得を目指しました。

そして、この時に診断士の受験指導をして頂いた恩師との出会いがあり、そのご縁で、本の執筆や中小企業診断士の受験指導など、10年ほど様々な経験をさせて頂きました。

本当に人のご縁というのは大切ですね。今振り返っても出会いによって人生は変わるということを実感しています。

そうして様々な人と関わりながら中小企業診断士として活動をしていくうちに、人材育成の必要性やコンサルタントに対する疑問や限界を感じるようになりました。
コンサルタントは欠けている部分を埋めてあげることはできても、自分自身で気づいて成長し続けるという面では限界があります。しかもどんなに素晴らしい提案をしたとしても、経営者が納得し実行しないことには結果に結びつきません。

そこで、経営者の成長を本当の意味でお手伝いできるコーチングに興味を持ったのです。
企業の根本である人材育成の分野で中小企業を応援したい、その想いで株式会社コーチビジネス研究所を起業しました。

人が持つ無限の可能性を引き出すお手伝い


コーチビジネス研究所を一言で表すならば、企業の成長と社員の幸福の追求のお手伝いをする会社です。そのためのソリューションとして、コーチングがあると思っています。
弊社には大きく分けて三つの軸があります。

まずは一つ目は、主に経営者や幹部に向けての「エグゼクティブコーチング」と「コンサルティング」です。

コンサルティングは、会社の問題点や課題を探し出し、改善策を提示することですが、コーチングは、基本的にアドバイスや提案したりはしません。コーチングの基本的な考え方は、「人は無限の可能性がある」「答えは相手の中にある」ということにあります。したがってコーチはそれを引き出すようサポートします。

具体的には、経営者の立場になって、その心の声を聴き、様々な角度から経営者に問いを投げかけ、対話していくことで経営者の中にある答えを引き出すようにします。
コンサルティングのようにああした方がいい、こうした方がいいと言うのではなく、経営者自身が持っている力を引き出すことが我々コーチの役割ですね。

コーチというとスポーツのコーチのように指導する人というイメージがありますが、私たちがやっているコーチに上下関係はなく、経営者と一緒になって経営者の目標達成を考えていく、マラソンの伴走者のような立場です。いわば経営者の右腕になるということですね。
二つ目の軸は、研修・人材育成に関する領域です。

各企業とも“自分で考えて行動できるような人”を求めています。コーチングは質問によって考えるということを促すので、部下の育成にとても有効です。
今やマネージャー層にはコーチングスキルは必須のものとなっています。

そして三つ目の軸がプロコーチの育成です。
コーチングの素晴らしさを一人でも多くの人に知って頂くと共に、本物のコーチを排出したいとの思いで、プロコーチを育てる活動も行なっています。
以上の三点を軸に運営していますが、将来的には、コーチングに関する様々な研究活動も充実させていけたらと考えています。

プロコーチの育成に関しては、弊社での活動とは別に、一般社団法人東京コーチング協会を立ち上げ、コーチ育成とコーチングの普及のための活動も行っています。

コーチを目指す人向けに『コーチングビジネスのすすめ』という本も出版しました。コーチという仕事は、自分で時間や場所をコントロールできるので、特に女性の皆さんに勧めて書いた本ですが、内容的にはコーチング初心者向けにやさしく書いたものですので、男女を問わず多くの人に読んで頂けたらと思っています。

私の強みは、コーチング、コンサルティング(中小企業診断士)、カウンセリング(産業カウンセラー)のそれぞれのスキルと経験を有し、一人ひとりの状況に応じた柔軟な対応ができることです。

コーチングは素晴らしいスキルですが、コーチングがすべてではありません。言うまでもなく人間は環境や心の状態などによって変化していきます。一つのやり方で完結するようなものではなく、とても奥の深いものがあり、これからも引き続き研鑽を積んでいかなければと思っています。

大切なことは、スキルではなく、人間としてのあり方にあります。どんなにスキルが高くても信頼のおけない人から
コーチングを受けたいとは思わないでしょう。コーチ自身のあり方が問われます。

プロコーチを増やし、誰もが専属のコーチを付けられる時代を目指して


コーチングは、ビジネスという面からだけでなく、私たちが生きていくうえでとても大切な考え方やスキルです。コーチングを学ぶ人が増えれば、人々はもっと心豊かになり、国民の幸福度も上がり、社会を変える力になると信じています。

そのためにも私にはコーチングできる人をもっと増やしていきたいという目標があります。
しかしながらコーチングを本格的に学ぼうとすると多くの時間とお金を投資することが必要です。
そこでeラーニング形式で基礎的な知識は動画で学べるようにしつつ、それとは別に実践の場を設けることで、多くの人が気軽にコーチングについて学べる環境を作っていきたいと考え、スマートフォンで学べる本格的なコーチング講座も始めました。

コーチングを学びたいけど近くにスクールがない、忙しくてまとまった時間がとれない、まずどんなものか全体像を学んでみたい、そんな方々に利用して頂けたらと思っています。
私の原点は中小企業を元気にすることです。必死に一所懸命頑張っている中小企業の経営者にこそコーチが必要であると思っています。そんな経営者の皆さんの力になれる次世代リーダーやコーチを育てていきたいです。

AIの時代を迎える今、人間にしかできない「コーチング」的な関わりが益々重要になってくると考えています。
いつか一人ひとりの個人が、それぞれにコーチを付けられるような時代が来たらいいですね。

株式会社コーチングビジネス研究所の住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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