株式会社ノットワールド

佐々木文人

「自分じゃできない体験」で旅をもっと面白く!

月200人の外国人観光客を、旅人目線で案内する旅行会社。
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株式会社ノットワールド 社長 佐々木 文人氏のONLY STORY


株式会社ノットワールド
~佐々木 文人(ささき ふみと)様~
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愛媛県松山市生まれ、神奈川県横浜市育ち。
駒場東邦中・高等学校、東京大学経済学部卒業。
株式会社損害保険ジャパンを経て、 ボストン・コンサルティング・グループへ。
4年間の在職中に、新規事業開発・営業改革の プロジェクトに従事。企業の売上拡大・業務効率化に貢献。
結婚後退職し、1年間の世界一周新婚旅行を 経て、日本の観光を盛り上げるべく起業。現職。
世界一周は、インド・ネパール・オーストラリア・ 北中南米・ヨーロッパ・中東等36か国・地域を周遊。
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世界一周旅行で再確認した、日本の存在価値。


学生時代から、「30歳までには、仲間内で何かをしたい」という気持ちを持っていました。早くから経営に携われる機会がほしかったですし、海外も見てみたくて、商社に就職活動をしましたが、現実はそう甘くもなく、縁あって大手損保会社へ就職しました。 当時まだ20代でしたから、働く意欲は満々だったんです。残業も構わなかったし、手をかければかけるほど良い仕事ができると思っていました。ところが、大手は労働時間に厳しくて、「遅くとも9時には退社」が決められていました。社会的には素晴らしいことなんですけど、私としては不完全燃焼感が否めなくて。労働時間を気にせず、高い刺激をもらえる会社で働きたいと思い、コンサルティング会社に転職をしました。 そこでは、起業に関する大事なことをたくさん吸収できましたね。一番は、「自分で考えて自分で動く」ということ。計画をして、目的を達成するためにどういうアプローチをしたらいいか、全てを自分で回す経験ができたのは大きかったです。 30歳目前になり、ビジネスマンとしての地盤が固まったところで会社を辞め、1年間の世界一周旅行へ出かけました。インド・ネパール・オーストラリア・北中南米・ヨーロッパ・中東等36か国・地域を周遊して再確認したのは、日本と言う国は本当に魅力的で、外国人が行きたいと思ってくれている国なんだなということでした。東京に安い宿が増えて、手軽に申し込める、外国人向けの着地型ツアーがあれば、日本の観光はもっと良くなるはずと思いました。地方の面白さを発信して、そこに外国人観光客が行くようになれば、日本中が元気になるし、日本人のグローバル化も進みます。東京を拠点に国境を超えた結び目(KNOT)をたくさん作って、みんなの人生を豊かにしたい。そうした思いから、2014年2月に株式会社ノットワールドは創業しました。

旅人目線を活かしたスパイスで、心に残るツアーを目指す。


旅行商品というのは、差別化することが難しい。だからこそ「心に残るツアー」を作ってあげたいんですね。東京の裏通りの小さな店、下町、居酒屋といった、旅行者だけじゃなかなか行けない場所をどう見せてあげるか。店員さんや現地の人とのコミュニケーションの場をどう作ってあげるか。大型バスで有名観光地を巡るだけの旅とはちょっと違ったスパイスを、どれだけ加えられるかを常に考えています。そうした観点から最初に生まれたオリジナルツアーが、都内を食べ歩く「Tokyo FooDrink Tour」です。2015年1月から催行を始めたのですが、初月は2名だった参加者が、4月には月100名の旅行客にご参加頂き、現在は月200-300名の外国人の方々をご案内するようになりました。海外旅行をしたい外国人のほとんどが最初に見る口コミサイト「Tripadvisor」でも、2016年5月時点で約300件の「とても良い」を獲得しています。 うちは大手ではありませんから、信頼して楽しんでもらうためには、ツアーとガイドの方の質がとても大事なんです。だからガイドは国家資格を持った通訳案内士の方にお願いしています。 また、私たちが理想としているガイドには、3つの要素があります、1つ目は案内する場所への愛情が深いこと。2つ目はゲストに楽しんでもらおうという心意気。3つ目は人間としての魅力です。ガイドがいかに楽しい旅行を案内できるかというのがキモになりますから、新しい通訳案内士の方の時は、私たちもツアーに同行し、旅行者目線でアドバイスなども行っています。 私自身も世界を旅してきました。旅人が何を求めているかというところを理解して満足度にこだわって商品を作り込んでいるところは、他とは違うところだと思います。

面白い地方にもっと外国人観光客を送りたい。


商品としては、年内に「FooDrink Tour」の地方展開と多言語展開を目指しています。まずは京都に広げ、そこから地方へ拡大していけたらと考えています。また、5年後の目標として、面白い地方をいくつかプロデュースして、自分たちもコンテンツを創りこみつつ、旅行業者としてそこに観光客を送りたいと思っています。まずはその1本目となる1泊2日の短期ツアーを、今年中に創りこみたいですね。将来的には、面白い地方に、自分たちで宿を作ってしまうというのも楽しいかもしれません。そのためにも、社内スタッフを拡充していきたいですね。単純な規模拡大ではなく、想いを共有し合えて、楽しく仕事ができる規模で人員を増やすことが理想です。 観光というのは、最終的に人だと思っています。本当に旅が好きで、日本の良さを海外の人に知って欲しくて、心からおもてなしできる人。そして、面白いことを考えられる人と一緒に働きながら、将来的には、日本で一番面白いインバウンドの旅行会社になりたいです。 世界から日本に来た人たちが、日本の地方の隅々までを巡る。私たちの目指す世界観を表現したロゴマークのような世界を実現することが目標です。

株式会社ノットワールドの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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