下條高裕

大学卒業後、24歳まで飲食関連の企業で会社員をやっていたんですが、
その仕事を辞めて、25〜29歳まで俳優をやっていました。

29歳の頃には、もうバイトの掛け持ちをしなくても
芸能1本で食べていけるくらいになっていましたね。

一方、一緒に仕事をする俳優の中には
「もっと出たいのに、仕事がない・・・」という悩みを抱えている人が結構居たんです。

「なんでだろう？」と考えた時に、その人たちには
圧倒的に「人との繋がり」が少ないということに気付いたんです。

じゃあ、その繋がりを自分が紹介していこう！と思ったのが、
この会社を立ち上げるきっかけでした。

それから、多くの芸能を志す人達をサポートするために
「COTA-rs」という支援団体を作ったんです。

基本的には、芸能プロデューサーや監督などの「出る人が欲しい」側と、
俳優などの「出たい人」側が知り合えるような交流会を開いています。
その交流会も2016年の5月で90回目になりました。

ただ、この交流会を開くことで業界の方と俳優が知り合う場にはなったんですけど、
それだけでは仕事につながりにくかったんですよね。

起用する立場の方々からすると、
「やっぱり演技している姿が見たい」という要望が多かったんです。

そこで、ライブや舞台などのイベントを企画し
「こんな芝居ができるんです」という形で紹介して俳優たちが売れていくお手伝いをしていました。

次第にイベントの規模も大きくなり、周囲からのアドバイスから2013年に
「SUPERIORISE」として法人化しました。



弊社では主に3種類の事業を行っています。

1つ目が、芸能事業。
テレビ番組の製作、舞台などのイベントプロデュース企画・運営。
また、プロダクション業務もやっており、現在は3人所属しています。
事務所として当社のタレントをテレビやドラマなどにて売り出したりもしていますね。

2つ目が、イベント事業。
企業からの受注を受けて、イベントブースのディレクションや
スタッフなどの人材を派遣したりしています。

3つ目が、スタジオ事業。
今年の4月からオープンしたんですが、借りているスペースをスタジオとして団体に貸し出したり、
弊社でイベントを催した時に使ったりしています。

同業者と差別化として、自社で地上波のテレビ番組を抱えているので、
その番組にタレントをそのまま出せるという強みがあります。

また、一般的な芸能プロダクションは、
所属している俳優やタレントをメディアに出すということに必死になっているところが多いです。

ですが、実際本人たちの能力が成長しているのか？というと、
そうじゃない場合が多かったりするんです。

ブログの読者数や、イベントを企画した時に何人呼べるのか？など、
弊社では売れた後でもその人の集客力や、コミュニケーション能力を高めるように教育しています。



自分自身、昔は引っ込み思案なところがありコミュニケーションも苦手でした。
ですが実は、29歳から31歳までの間にマンツーマンで1万人以上とお会いしたんです。

俳優という仕事は、身ひとつのお仕事です。
喋れなきゃいけない、聞けなきゃいけない、コミュニケーション能力を磨かなきゃいけない。

会う目的は曖昧なものでもよくて、とにかく「人と会う」ということを練習したんです。
「芸能を目指す人がもっと多くの人と繋がりを持てるように支援活動していきたい。
だけど、まだまだ自分自身が未熟だから、人と会う練習したい。
だから人を紹介して欲しい」

と、正直に頼んでどんどんテレフォン・ショッキング形式で人を紹介してもらってました。

携帯にも連絡先は500件しか入れられない時代でしたから、
連絡先と誰から紹介してもらった人ということをメモ帳欄に全部メモしましたね。

その時の経験から、自分なりの観点を持って人との繋がり方や
コミュニケーションの方法について伝えていますね。


今、芸能業界全体で芸能事務所に所属しなくても活動するフリーの俳優たちが増えています。

その反面、全体のコミュニケーション能力は下がってきているように思います。

ですから、きちんとコミュニケーションという能力を磨いた俳優を
メディアで出していくことが大事ということを弊社から発信していきたいですね。


もう1つ、「和文化」をもとにしたアクションなどを行う着物をきたユニットをプロデュースしています。
このユニットから海外へ「日本の文化」という伝統を世界に発信していければと考えています。


欲しい人材は、映像を編集できる人、6月からドラマもオンエアするので
脚本や演出家の方、イベントのスタッフも足りないし・・・
俳優として活躍する方も絶賛募集中です！

芸能という仕事に熱い気持ちがある方であれば、
大きなやりがいを持って働ける場所だと思います。




株式会社スペリオライズ
http://superiorise-inc.com/