株式会社テックアイエス

伊藤 太

9.3億人のインド人を救うため、EC革命を起こす。

社会問題の解決が軸。日本とインドで4つの事業を展開
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今回のインタビューは、インドで展開するECプラットフォームをはじめ、4つの事業を運営する株式会社Market Driveの伊藤氏にお話を伺います。それぞれの事業が持つ社会的な意義やインドに進出した理由、今後の展望などについて語っていただきました。

株式会社Market Drive 社長 伊藤 太氏のONLY STORY


【経歴】

1988年6月8日 愛媛県松山市に生まれる。小学・中学とサッカーに明け暮れる。高校時に全国大会に出場し、エースストライカーで10番をつける。早稲田大学入学を機に上京。国際学生寮のWID花小金井にて、多くの留学生と共に、多様な価値観の中で大学生活を送る。

早稲田大学ア式蹴球部(サッカー部)に所属しつつ、学生時代には約400冊の本を読み教養と哲学を大事にしていた。好きな作家は村上春樹と司馬遼太郎。大学4年時に大きな怪我をすることによりプロサッカー選手の夢は断念することになり起業を決意。
所属していたサッカー部の先輩/後輩には、兵藤慎剛(ベガルタ仙台),渡邉千真(ガンバ大阪),奥井諒(大宮アルディージャ),富山貴光(大宮アルディージャ)などがいる。
その後シリコンバレーのVCでインターンを経験し、エンジニアリングの大切さを学び、独学でプログラミングを学ぶ。2014年4月に株式会社ookamiを設立し、共同で代表取締役となる。App Store Best アプリに”Player!”が選出される。
2016年7月に現在の株式会社Market Driveを創業。サービスは、マッチングアプリ「イヴイヴ」 100万ダウンロード突破。YouTubeメディア「EveEve - 恋愛サポートメディア」チャンネル登録者17万人超え、累計3億再生。マッチングアプリ紹介メディア「マッチングアプリなび」、プログラミングスクール「TECH I.S.(テックアイエス)」
4度の資金調達を実施し累計3.7億円調達。※2018年1月時点: 時価総額40億円

インドで展開するECプラットフォーム


–まずは株式会社Market Driveが手がけている事業について、お聞かせください。

伊藤氏:弊社は日本とインドで4つの事業を展開しており、日本では少子化問題の解決を目的とした3つの事業を手がけています。1つ目はマッチングアプリの「イヴイヴ」、2つ目はマッチングアプリの紹介メディア「マッチングアプリなび」、3つ目はプログラミングスクールの「TECH I.S.(テックアイエス)」です。
「イヴイヴ」は2016年にローンチしたマッチングアプリで、どこよりも安心安全に使えるアプリだと自負しています。というのも、運営とユーザーからのチェックに合格した人のみが利用できる完全審査制にしており、その上任意ではありますが本人確認も取っているんです。このように安心して恋愛ができるようなサポートを徹底しているのが特徴です。
「マッチングアプリなび」はマッチングアプリを使う全ての人をターゲットにしたメディアです。具体的にはマッチングアプリごとの違いや使い方、利用する際の注意点などを解説しています。
「TECH I.S.(テックアイエス)」は今年から愛媛県の松山市で開校したプログラミングスクールです。なぜ少子化対策にプログラミングスクールなのかというと、年収が低いため結婚や出産をためらう方が多くいるから、つまり日本人の年収減少が少子化の根本的な理由だと考えたからです。
そして数ある業種の中でもプログラミングは平均年収が高いので、プログラマーになれば稼ぐ力を身につけることができると思い、プログラミングスクールを作りました。

–日本では様々な切り口で少子化問題の解決に貢献する事業をされているんですね。
続いてインドで展開されている事業についてお話いただけますか。

伊藤氏:はい。インドでは「ShareKart」というECプラットフォームを作っています。日本でいうところの楽天のようなサービスですね。
インドにはミドル・ロークラス人口が約9.3億人いて、インドの街の風景に目を向けると、貧しくて生活に困っている人々の様子が見えるんです。そうであれば、生活のレベルを上げなければいけない、もっと豊かな生活を送るためのプラットフォームやインフラを作らなければいけないと考え、「ShareKart」を立ち上げました。
そうした背景もあるので、よいものをなるべく安く届けることをコンセプトにして運営しています。具体的には商品の共同購入をしていただく「グループバイ」という方法で、通常よりも安く商品を提供しています。

インド市場の面白さに惹かれて進出


–「ShareKart」に関してさらにお伺いいたしますが、なぜ進出先にインドを選ばれたのでしょうか。

伊藤氏:理由は市場への期待値の高さと最先端の知識や技術が集まっていること、この2つです。
1つ目に関しては、今後インドは人口もGDPも確実に伸びていくという研究結果が発表されています。2050年にはインドの人口は現在の13億人から17億人に、GDPは350兆円から5000兆円にもなると言われているんです。この成長の速度を考えたら事業展開の速度も早いはず。そんな市場の面白さに惹かれてインドを選びました。
2つ目に関しては、世界の企業が研究開発の場所としてインドを選んでいるんですね。そのためインドには最先端のものが集まっている。つまりここにいることで世界の最先端が分かる。この2つを狙いとしてインドに進出することを決めました。

–インド進出後に印象に残っている出来事があれば教えてください。

伊藤氏:インドでの採用活動です。なぜかというと、日本人とインド人では文化やマインドが全く違うのでその違いを理解しながら行う採用が大変だったからです。
例えば日本人とインド人では求めているものが違います。マズローの欲求階層でいうと日本は承認欲求を重視している状態だと思うのですが、インドはまだもっと低い階層、安全や生理的欲求を求めている段階なんです。そのため信用経済がまだうまく回っていない部分があり、人を騙そうとすることもよくあるんです。
日本人ならしないようなことを平気でしてしまう。そういう人たちをマネジメントしなければいけないことは大変でしたが、その分自分の大きな成長につながった経験でした。

「人類の進歩に貢献する」というビジョン


–今後の展望について教えてください。

伊藤氏:1〜2年だと、インドの事業を育てて最速でユニコーン企業になるということを目標にしています。
そして最終的には100兆円企業にまで成長していきたい、していかなければいけないと考えています。GAFAというと言い過ぎかもしれませんが、そのレベルを目標にしています。

–社会的にはどのような企業でありたいですか。

伊藤氏:弊社は「人類の進歩に貢献する」というビジョンを掲げているので、世の中をよりよい方向に進めていくお手伝いをしていきたいです。そのためにも、日本では少子化の解決、インドでは人々の生活を豊かにすることをミッションとして掲げています。

–ありがとうございます。最後に、読者へのメッセージをお願いします。

伊藤氏:私たちは少子化課題への解決を考えている方や、プログラマー不足で悩んでいる企業様の役に立ちたいと考えていますので、そのような方がいらっしゃいましたらご相談ください。

また学生に向けては、弊社は世界を市場に活躍したいと思っているような仲間を募集していますので、志高く事を為したいと考えている人はぜひご連絡ください。

伊藤太のTwitterアカウント:https://twitter.com/ito_futoshi_

執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

株式会社Market Driveの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

所在地:東京都渋谷区円山町
代表者:伊藤太
設立年月日:2016年7月
TEL:03-6416-0718

◇事業内容◇
婚活アプリ「イヴイヴ」:https://eveeve.jp/
マッチングアプリなび:https://matchapp-navi.com/
TECH I.S.(テックアイエス):https://techis.jp/
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