株式会社トピカ

麓 俊介

動画を活用したSNSマーケサービスで売上創出を支援

話題が始まる場所を創り、世の中から寂しさをなくす
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今回のインタビュ―は、SNSを活用した動画マーケティングサービスを展開する株式会社トピカの麓氏にお話を伺いました。

「世の中から寂しさをなくすために、話題が始まる場所を創りたい」と語る麓氏に、幼少期の原体験から現在に至るまでの想いに迫ります。

株式会社トピカ 社長 麓 俊介氏のONLY STORY


【経歴】

1989年、兵庫県宝塚市出身。中学生の頃からプログラミングをはじめ、ネットサービス作りに励む。株式会社ポケラボ(現グリー100%子会社)にて、プログラマ、プロデューサー、企画TOPを歴任。最年少プレイングマネージャとして、年間MVP2年連続受賞、年商20億のサービスを立ち上げ、当時のゲーム企画全てに関与するなどし、ポケラボの業績に大きく貢献。

2012年12月、ポケラボは138億円で株式会社グリーと戦略的資本業務提携を締結。

2016年3月にポケラボタイトルで活用されるGvGゲームエンジンを残し、退社。

2016年5月にSNSの可能性、動画の可能性に心を惹かれ、「話題が始まる場所を創る」をメッセージに株式会社トピカを設立。
動画マーケティングの力によって企業の売上を創るサービスを展開中。

巨大メディア運営会社がBtoBマーケを支援


–まずは、株式会社トピカの事業内容をお聞かせください。

麓氏:弊社は、動画を活用したSNSマーケティングサービスを提供している会社です。

具体的には、企業のサービス情報を元にしたコンテンツを制作し、それらを配信、その結果を分析していくという工程をくり返し、ファン作りだけでなく、ページ来訪や商品購買につながるマーケティング支援を行っています。

–同業他社と比べて、強みや差別化できるポイントはありますか。

麓氏:弊社では、フォロワー数120万人の男性向け料理動画メディア『GOHAN』を運営しているのですが、このような巨大なメディアを作った実績と現場で得たノウハウを元にマーケティングをサポートしている点が、他社と差別化できるポイントだと思います。

言葉を選ばずに言うと、SNSマーケティングの成功に必要なことは、プロが全力で手掛けること、これだけなんです。反対に素人はもちろんプロでも片手間でやれば失敗してしまいます。

確実に成功するSNSマーケティングを行うために、僕らはプロフェッショナルとしての自負を持って全力でサービスを提供しています。

–麓様が事業を運営するにあたって大事にされていることを教えてください。

麓氏:「話題が集まる場所を創り、心をつなげ、日常に彩りを。」という、弊社の企業理念です。

社名であるトピカは、TOPIC(話題)+A(アルファベットの始まり)の組み合わせと、僕の好きな哲学者アリストテレスの『TOPICA』の日本語訳(場所)を合わせ「話題が集まる場所を創る」という想いを込めているので、企業理念は社名の由来でもあります。

きっかけはインターネットとの出会い


–麓様の経歴を教えてください。

麓氏:幼少期から遡ってお話しすると、僕は兵庫県出身で、4歳の時に阪神大震災を経験しています。暮らしていた家での生活が困難になり、小学校の体育館で2週間ほど避難生活をしていました。

ライフラインが停止したことで、住んでいたところや遊んでいたゲームが無くなってしまい、疎開によって今まで遊んでいた友だちにも会えず、すごく悲しかったのを覚えていますし、その経験から感受性が高くなったとも感じています。

その後小学校3年生で祖父母の家の近くに引っ越すことになったのですが、新たな環境にうまくなじめなくて、先生と合わず小学校5年生で不登校を経験しました。

中学生になってもオンラインゲームにハマってしまい学校へ行かず、勉強もついていけなくなり社会にうまく適応することができませんでした。そんなゲームにハマる僕を心配した親は僕からゲームを取り上げたのですが、どうしても遊びたくなった僕は、それをきっかけに「だったらパソコンでゲームを作ろうと」独学でプログラミングを学び始めました。

そして中学2年生の時に、自分でも何かサービスを作りたいと思ってオープンソースのゲームをコピーし、自分のホームページで公開しました。そしたらお客さんが遊びに来てくれて、「こんな面白いゲーム初めてです」と言ってくれたんです。

それを聞いたときに「こんな僕でも人を喜ばせることができるんだ」と、人生において初めて自己肯定感を感じました。それと同時に「自分にはやっぱりインターネットの世界しかない」と確信したんです。

–幼少期や中学時代の経験から人を喜ばすことのできるインターネットの世界に入ることを決めたんですね。その後、どのような経験を積まれて株式会社トピカを起業されたのでしょうか。

麓氏:専門学校を卒業後、2社で開発を経験し、起業しました。

人生の転機は21歳の時。と言うのも、当時アメリカでFacebookが流行り、ソーシャルゲームが日本でもヒットするかもしれないとなり、当時の勤めていた会社でもソーシャルゲームの開発に参入することになったんです。

そこで数千人のユーザーが集まるサービスを作る経験をし「これからソーシャルゲームが来る」と感じました。そして、ソーシャルゲーム専業のポケラボに転職を決めました。

–ソーシャルゲームをやりたいという想いから転職をされたんですね。ポケラボでの印象に残るエピソードがあれば教えてください。

麓氏:ゲームメーカーで有名な株式会社セガと共同でソーシャルゲームを作ることになり、そのプランナーに抜粋されたことです。ゲームの開発にあたり、セガの社長や役員に対するプレゼンも担当しました。

ただセガはこれまで数多くのゲームを作ってきたゲームメーカーなので、22歳が考えるゲームを面白いと感じるはずはないと思い、プレゼンでは、「ソーシャルゲームは、お金を稼ぐシステムだ」と、ゲームの企画内容ではなくビジネスの話をしました。そして「これにあなたたちが考えをのせたら何でも売れます」と伝えたところ、ものすごくウケたんです。

その日の社内広報に社長は、「今日はとんでもない若者と出会った。明確な論拠と熱い眼差し。今度の共同プロジェクトが楽しみだ」と書いてくださいました。

それを見て集まった優秀なエンジニアたちと共に作った『運命のクランバトル』が、年商20億円のサービスになって大ヒット。当時50人ぐらいだった会社が1年半で300人ぐらいまで成長しました。

–壮絶な経験をされているんですね。

麓氏:そうですね(笑)ただ、僕の人生の話だけがしたかったわけではなく、人生経験から得た僕の価値観の話がしたくて。

僕は個人のミッションとして、「世の中の寂しさをなくすこと」を掲げているんです。僕みたいに学校に通っていなかったり、今だったら新型コロナウイルスの影響で人と会えなかったりすることで寂しさを感じている人がたくさんいると思います。そのような寂しさをなくすために「話題が集まる場所を創る」必要があると考え、この会社を立ち上げました。

友達が少ない人でも「昨日のあれ見た?」と話しかけるきっかけになるものを届けられたらと思い、日々事業に取り組んでいます。

トピカは日本一売上を創る動画マーケ会社を目指す


–今後の目標を教えてください。

麓氏:3年以内に100個の話題が始まる場所を作ります。それはSNS上の動画メディアや動画広告です。そして日本一のお客様の売り上げを作れる動画マーケティング会社になることが目標です。

動画マーケティングは新しい市場なので、自分たちで仮説と検証をくり返し成果を作らなければなりません。だからこそ新しいチャレンジを楽しみたいと思います。

会社のバリューでもある「大胆、そして本質的に」「自分を退屈させるな」「尊敬し、親しみの心を持つ」を大切にしながら、これからますます高まる動画の可能性にしっかりと向き合っていきたいと思っています。

–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。

麓氏:僕は人と会ってしゃべるのが好きなんです。まずは一度お話をしましょう。お気軽にご連絡ください。

執筆=山田
校正=笠原

株式会社トピカの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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