株式会社オンリーストーリー
平野哲也
POSTED | 2016.08.24 Wed |
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TAGS | 従業員数:51〜100人 業種:IT・情報通信業 創立:9〜10年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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国内最大規模の経営者マッチングプラットフォーム運営
1人1人のONLY STORYを実現するTopics
今回は、株式会社オンリーストーリーの代表取締役CEOを務める平野氏にお話を伺います。
事業内容から起業に至るまでの道のり、今後の展望を伺うと、平野氏ならではの経験や家庭環境から立ち上がったユニークな事業の全貌や社会性溢れるビジョンが見えてきました。
株式会社オンリーストーリー 社長 平野 哲也氏のONLYSTORY
【経歴】
平野哲也
1990年生(横浜市)
2013年 早稲田大学政治経済学部卒
大学を卒業後、起業家支援の会社にて半年間インターンを経験。同社インターン生として初の新規事業立ち上げ責任者となり、学生向けフリーマガジンを創刊する。黒字化するとともに、1万部を配布。その後、同社にて『起業家スーパーカンファレンス』を主催。ビッグサイトを貸し切り、渡邉美樹氏、茂木健一郎氏、堀江貴文氏等、著名な方々と学生1000人を集めた。
インターン終了後、約半年間の準備期間を経て株式会社オンリーストーリー(https://onlystory.co.jp/ )を設立。
2000社超の経営者が登録する独自のプラットフォームを運営!
––株式会社オンリーストーリーではどのような事業を行っているのでしょうか。
平野氏:一言で申し上げると、当社は『つながりを創出し、経営課題を解決する』事業をしています。
具体的には『経営者マッチングプラットフォーム〜ONLYSTORY〜(https://onlystory.co.jp/forcompany )』の運営を通して、経営者のマッチング支援をしています。
––主要事業について、伺います。経営者プラットフォーム『ONLYSTORY』とは、具体的にはどのようなサービスを行っているのでしょうか。
平野氏:こちらでは、経営者の情報をサイトに掲載しています。
定量情報と、定性情報が掲載されています。
今までに掲載した経営者の数は2000を超えるまでになりました。
さらに、取材を受けていただいた企業のみご利用いただけるログイン機能を搭載しており、ログインすると記事を修正したり、掲載している経営者同士がコミュニケーションを取ることができるようになっています。
––サービスの特徴を教えてください
平野氏:下記のような特徴が挙げられます。
☑︎掲載費用が無料で、永年掲載可能。記事の2次利用も可能
☑︎弊社発行のID情報によってログインし、掲載した記事をいつでも編集・追加できる(画像追加も色変更も可能)
☑︎自社のニーズを投稿し、他社長に知らせることができる
☑︎他社長のニーズを見ることができる
『例:営業マンが辞めてしまったので、営業マンを募集している会社連絡ください。等』
☑︎ニーズや記事を見て、社長に直接メッセージを送ることができる
などが挙げられます。
今の自分を支えている2年間の闘病、入院生活経験
––起業に至るまでには、どのようなご経験をなさったのでしょうか。印象に残ってるご経験があれば教えてください。
平野氏:高校生くらいから振り返ると、以下のような学生生活を送っていました。
・高校まではひたすらテニスに没頭する日々
・受験時には半年で、偏差値を40代から30上げる。
早稲田大学政治経済学部に現役合格し、受験の全国雑誌でも特集ページを組まれる。
・大学在学中は、130人規模の体育会系テニスサークルのキャプテンを務める
・大学生活後半は、プロの実演販売士として2年間活動。販売実績TOPを記録。
一見、努力の甲斐あって順調に思えるかもしれませんが、今の私を支えてくれているのは乗り越えてきた困難とその時の経験です。
例えば、大学時代には髄膜炎を患い、起業前後で肺に穴が空く肺気胸を2度経験。盲腸が破裂する腹膜炎も経験しています。
それぞれ全身麻酔の手術を行い、入院生活を送りました。20代前半だけで累計約2年間の入院や通院・闘病生活を経験し、大学の卒業式も病院のベッドの上で1人で迎えました。
正直、起業のプレッシャーやストレスだけでなく、病気と闘いながらの創業というのが本当に大変でした。
ただ、そうしたたくさんの病気の経験があったからこそ、健康や体調管理への意識も人一倍高くなりましたね。実際に病気の後から現在まで、週2でのジム通い、ヨガ、毎日の漢方とハーブ、夜の瞑想とストレッチ等を継続し、体調管理に誰よりも力をいれるようになったと思います。
その結果、今では病気の後遺症等もなく、精神的にも肉体的にも強くなりました。何より、病気の経験があったからこそ、起業後に起きた困難や苦労も乗り越えられた。
起業後も、メンバーの行方不明、一番のクライアント社長の自殺による会社の倒産危機などの困難が多々りましたが、「あの入院生活に比べればまし」と思えるようになり、乗り越えることができました。
経営課題を解決し、日本を元気にする
––最後に、今後の展望について伺ってもよろしいでしょうか。
平野氏:私達が社会に与えたい影響は、『経営課題を解決し、企業と日本を元気にすること』です。
例えば、私たちがコピー機で印刷できているのは、コピー機の部品をつくっている会社、紙をつくっている会社、それを運送している会社、それを販売している会社があるおかげです。今この資料をつくれているのも、パソコンのモニターをつくっている会社が、キーボードをつくっている会社があるからです。
私達の身の回りの多くのものが、出来事が、企業とそこで働く人の仕事で成り立っているのです。
しかしながら、そんな企業が今、営業で悩み、苦しんでいる状況があります。
私は父も叔父も近所も経営者が多い環境で生まれ育ったからこそ、そんな状況を、幼いころから誰よりも間近で見続けてきました。
私達はそんな企業の経営課題を解決し、日本を元気にします。
––その未来を実現するために、今後に向けてはどのような目標を持っていらっしゃますか。
平野氏:私達は、事業を3つのフェーズに分けています。
まず、今までの期間が、実際に社長を取材し、サイトに掲載する『第1フェーズ』です。 このフェーズは、社長の掲載数を増やすこと、売上をあげること、そして何より実際に社長1人1人と直接会って社長の本当のニーズや困りごとを把握するためのフェーズです。
そして、これからが、社長のコミュニティ化、購買の促進を進める『第2フェーズ』です。ニーズ機能、メッセージ機能、ログイン機能等を通して、労働集約率の低下、利益率の向上、企業の売上UP等を促進していきます。
将来的な『第3フェーズ』では、それまでに築いてきたネットワークとデータベースを活かしてM&A、与信、求職者と企業のマッチング等、多方面への横展開をし、本質的な経営課題解決企業支援を進めていきます。
私自身、生涯をかけてやると周りに宣言をしているので、逃げ場もありません。必ずやりきります!