株式会社ウェブインパクト
高柳 寛樹
POSTED | 2018.02.23 Fri |
---|
TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:その他 |
---|
オフィスを解約、全社員をノマド・ワークに
国内のすべての会社により幸福をもたらすITサービスTopics
株式会社ウェブインパクト 社長 高柳 寛樹氏のONLY STORY
90年代にインターネットに触れたとき、将来の展望が見えた
株式会社ウェブインパクトは、企業向けのクラウドサービスを提供しています。必要なところに適切にテクノロジーを利用することで、見違えるほど世界は便利になります。クリエイティビティや人間らしさを必要としない作業や、人間よりもコンピューターに任せた方が効率の上がる作業はどんどんテクノロジーに任せていく。それが主な業務です。
私は1995年に大学に入学しました。Windows95が発売された、インターネットが爆発した年であったことを今もよく覚えています。それまでのインターネットがない生活とのギャップに衝撃を受け、これからいろいろなことが変わっていくという期待と、「これは商売になるのではないか」という興味が、私の中で一気に膨らみました。その純粋な感動と興味が、そのまま起業に繋がったと思います。
また、大学生の頃、スキー選手だった私は、どうにかアルバイトでスキーの費用を稼ごうといろいろな手段を考えていました。家庭教師をやるにしても、勉強だけを教えるのではなく生活指導もセットにしてサービスを提供したり、当時の自分にできそうなことを考えて取り組みました。
そうすることで、教え子の成績が上がり、家庭教師先のご両親からボーナスをいただくことが増えたんですね。決められたことだけをやって、決められた賃金を受け取るよりも、自分で考えて行動した方が、遥かに効率が良かったのです。こうした経験から、自分で商売を考えて、経営してみたいという気持ちが生まれました。
私はインターネットの可能性に興味を持って起業しようと考えましたが、私自身の大学での専攻は社会学で、特にプログラミングに素養があったわけではありません。そこで、同じ社会学部の中でも、数理に近い統計処理が得意な友人などの協力を仰いで最初の事業を始めるに至りました。
当時はドメイン名の取得や、ウェブやメールのサービスがない時代だったので、NTTコミュニケーションズのOCNというサービスで会社に専用線を引き、アメリカのICANNにドメイン名を申請して、自社の会社名でメールとウェブができるようになるというサービスを提供していました。大学の研究室と、研究の名目で先生から借りた倉庫で始めたこのサービスが、最初の事業でした。
そういった経緯で、私は一度も会社に就職するという経験をしていません。それが現在のリモートワークにも繋がってきていると思います。あの頃から、私の考えはほとんど変わっていなくて、正社員の形態にとらわれず、自由な働き方をするべきだと思っています。
テクノロジーに対する常識を塗り替え、ITサービスの普及と共に、ノマド・ワークモビリティの向上を目指す
株式会社ウェブインパクトの大きな特徴は、時間や場所に制約されない働き方を導入していることにもあります。
東京飯田橋にあった本社120坪のオフィスを約10年前に解約、オフィスのない会社として、全社員が既にノマド・ワークに移行しています。 (日経ビジネスオンライン掲載記事:http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120724/234799/)
数年前より、世間では「働き方改革」という言葉が新聞の紙面を多く飾っていますが、どこよりも先駆けた画期的な行動は、注目を集めました。そして社員が実家や、自宅などで働ける環境を整えるために、地方にコアと呼ばれる場所を用意し、インフラを整えました。
こうした経験を元に、企業の仕事効率を上げる提案も行っております。ITのテクノロジー導入に関してはもちろんですが、働き方やモビリティの向上などもそのひとつです。これからはテレビはほとんど見ず、新聞を取ることもない、情報はすべてスマホでまかなえる環境に生まれ、育った世代(デジタルネイティブ)がクライアントとなり、部下になり、株主にもなる時代がやってきます。
IoT、ビックデータ、AIと、日々進化を続けていくテクノロジーについて、世代ごとに異なる常識をすりあわせ、ITを定着させていきたい、こうした考え方を私は「IT前提経営™」と称し、提唱をしていきたいと思っています。(会社の考え:https://www.webimpact.co.jp/company/greeting)
適切なITを経営に導入する「IT前提経営™」の考え方のもと、モビリティの向上を目指すことは、ウェブインパクトの役割のひとつだと考えています。
すべての人々の生活を、ITで豊かに
株式会社ウェブインパクトは、企業向けクラウドサービスプロバイダー(CSP)です。
例えばさまざまな事業会社がありますが、「パソコンがないのですべて手書きで業務を行っています。」という会社はないと思います。今、どのような会社もITを前提にしなければ経営はできません。
しかし、多くの中小企業は上手くITを使いこなせていない印象があります。弊社は人よりもコンピューターが得意とする作業を、テクノロジーの力を借りて効率よく自動化していくお手伝いをしています。
すべての経営者、そして社員の皆さんの生活を豊かにしたいという目標を常に心の中に抱きながら、邁進していきます。「テクノロジー」という言葉はいささか抽象的に聞こえますが、それぞれの事業規模やニーズにあったご提案ができればいいなと考えています。すべて一から開発するというわけではなく、今現在存在する、数多くのテクノロジーやサービスの中から、「これを使うといいですよ」と提案することも、私たちの仕事です。
特にITと縁のうすい事業会社の経営者は、最新のテクノロジーに気付く可能性が低いと思います。そういった部分を私たちが補い、クライアントのニーズを見抜いて的確なテクノロジーのご提案や導入をするのが、株式会社ウェブインパクトです。
そうして事業経営者の皆さんに「ITで便利になった!」という経験をたくさんしていただいて、テクノロジーでより社内を便利にしていく方法にアンテナを向けてもらえるようにしていきたいと考えています。