株式会社DANX
太田 聡史
POSTED | 2018.12.10 Mon |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:IT・情報通信業 創立:5〜6年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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日常にプレミアムをお届けします
独自のモビリティ調達力でライフスタイルに変革をTopics
今回のインタビューは、モビリティ(移動手段)とテクノロジーを軸にライフスタイルに係る広範囲のサービスを展開している株式会社DANXの太田氏にお話を伺いました。サービスやイベントを通じて、ライフスタイル分野における「特別な体験」と「利便性」を創出するための取り組み、そして事業に対する想いについて詳細をお聞きします。
株式会社DANX 代表取締役 兼 CEO 太田 聡史氏のONLYSTORY
日常にプレミアムを届けるサービスとは?
―まずは、株式会社DANXが展開しているサービスについて、お聞かせください。
太田:
To B → 飲食サービスの外部化、商品開発
モビリティを活用したPR、レンタル
イベント企画・運営、
テクノロジーソリューション提供
To C → 飲食サービスの提供
小売商品の提供
デジタルプラットフォームの提供
ですが、表向きにはエンターテイメント性を感じるキッチンカーイベント業者のように見せています。
弊社の事業で最も特徴的なことは、モビリティ(移動手段)を大量に調達できる仕組みを保有しており、それを活用できるという点です。
特に、私自身、飲食業界には10代の頃から携わり、店舗展開や商品の開発に携わっていたことから、広いライフスタイル分野の中でも「食」の分野からサービスを開始しています。
ですので、目下、調達するモビリティはキッチンカー(移動販売車)です。自社でも飲食店を運営することで適切な調理環境やオペレーションの実証を重ねています。
コンテンツと車両がセットのキッチンカー専業業者ではないので、出店時には有名な店舗型飲食店や小売店などをキッチンカーのコンテンツとして、誘致し、消費者にお届けしています。(もちろん自社開発メニューもできます。)
また一方で to Bの側面では、コンテンツのプロモーションを同時展開させることが可能で、コラボによる新領域のマーケット参入のお手伝いをしています。
同時に、これらのビジネスを加速させるためのアプリ開発を行っており、取り扱いモビリティへのシステム導入を進めています。モビリティを調達できるからこそ、実現できるのがプレミアムのお届け何だと思います。
―御社のサービスの強みは何ですか?
太田:広範囲の事業領域を一貫して推進できることです。
通常よくあるスタートアップの事業範囲でいうと、
弊社の現状であれば、モビリティの調達に絞ります!だとか
コンテンツ開発に絞ります!だとか、そうなると思うんです。事実そうしないと事業が崩壊しうると思います。
ですが、我々のチームメンバーのバックグラウンドの関係で
持ちうる知見の幅が広く、モビリティ、コンテンツ、体験を生むためのイベント企画等、様々なパーツが良いシナジーを生んでいます。
消費者やクライアントの課題に対して、多面的な提案ができることが他のスタートアップとは少し違うかなという気はします。(※え?と思うような特殊な依頼もあります。)
―事業に対して、大切にしていることを教えてください。
太田:「特別な体験」と「利便性」を創出するということを
心掛けています。また、依頼内容の大・小に関わらず、やりきることで次への糧としていくということですね。
―サービスに対して、クライアントからはどのような声をいただくことが多いですか?
太田:ありそうで、ない「面白いサービス」ですね。という声をいただきますね。それが関係してか、単純にイベントへ出店させていただく場合にも、主催者の方からは新しい横展開の可能性として弊社DANXにお声がけいただくことが多い印象です。
会社員時代に歩んだ道のりが、幅広い事業展開に活きている
―太田さんの経歴と、現在の事業を立ち上げるに至った経緯について教えてください。
太田:大学在学中から長く飲食店の新規立ち上げやメニュー開発などに携わった経験もあり、海外から食材を仕入れたいと漠然と考えていました。
で、商社の世界に入ったのですが、当時、世の中は鉄鋼ブーム。
敢え無く、金属資源ビジネスに携わることになりました。
この辺りですね。ビジネスの仕組みを作ることへの楽しみを本格的に感じ始めたのは。
その後は、広告代理店の新規事業推進の部署で政府系プロジェクトの制度設計、
マネジメント、イベント運営・企画、メディアセールス、調査分析などの幅広い業務に従事しました。
なんでも屋的なところはこの辺りで形成されたと思います。
その後、独自にアメリカ、トルコ、オーストラリアのワイナリーを開拓して、
飲食業や小売業の立ち上げて、また複数の飲食店とアライアンスを組んでビジネス展開していたところ、その延長上で、もっと新しいサービスを展開できるのではないかと考え、弊社DANXの前身となる組織をコンサルティングファーム内で立ち上げることになりました。
―株式会社DANXの由来は何ですか?
太田:Day And Night boX です。昼夜問わず、様々なサービスを提供する箱という意味です。
モビリティ+テクノロジーを多角的に応用する会社へ
―今後の展望について教えてください。
太田:「食」分野への取り組みでは、ここ1年の間でおそらくキッチンカー総保有数が業界トップレベルになると思います。既にキッチンカーだけでない多種のモビリティ調達の設計にも入っており、それまでに構築したコンテンツ誘致のネットワークで「衣」分野、「住」分野といった新しい分野への事業展開していきたいと考えています。
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原