株式会社ウィルズ

宮崎 善輝

IR支援のために日本に二つとないデータベースを構築

ITのブルーオーシャンで新しいサービスを作り上げる
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今回のインタビューは、IT技術を使ってIRの総合支援を行う株式会社ウィルズの宮崎氏にお話を伺いました。まだIT技術が浸透していないIRの領域で、日々新しいサービスを考え、事業展開する同社の取り組みについて語っていただきます。

株式会社ウィルズ 取締役 宮崎 善輝氏のONLYSTORY


【経歴】

2004年アクセンチュア株式会社入社、官公庁医療領域にてコンサルティング業務に従事。2007年株式会社ジェネックスパートナーズ入社、事業再生系チームにてコンサルティング業務に従事。2010年株式会社Waqoo入社、年商数億円から50億円までの急成長を牽引、複数部門統括の取締役就任。2014年株式会社エルテス執行役員COO就任。新規事業としてサイバーセキュリティ事業の立ち上げに従事。2015年テモナ株式会社取締役COO就任。WEB新規事業のグロースに従事し、2017年4月東証マザーズ上場。2018年11月より当社取締役就任。 

IT技術を使ったIRの総合支援


–株式会社ウィルズの事業内容を教えてください。

宮崎氏:株式会社ウィルズは、ITを活用して上場企業を対象としてIRの総合支援をしています。実は、上場企業の株を買う人は三つの種類に分けることができるのです。個人の投資家、機関投資家、それから、海外の方々。この三つの勢力で買われているのですが、その中でも弊社では個人の投資家、機関投資家、に着目した2つのサービスを展開しています。

–その2つのサービスに関して詳しく教えていただけますか。

宮崎氏:はい。1つは、機関投資家に着目したIR-naviというサービスです。上場企業のIR担当の人が、機関投資家の方に対して直接コンタクトができるという内容で、端的に申しますと、機関投資家とのマッチングツールです。

時価総額や業種で対象の方を絞り込む機能があるので、例えば不動産業を営んでいる方は、不動産業を得意とする方を絞り込んで、相手を見つけることができるんですね。このサービスでは、実際の決算説明会の日程を表示したり、やりとりの履歴を残したり、リストを整理したり、必要な情報が一体型になっています。

–もう1つのサービスはどういったものなのでしょうか。

宮崎氏:こちらは個人投資家に着目したサービスです。上場企業の方々は株価対策のために、業績を上げつつ、しっかりと世間にアピールしていかなければなりません。機関投資家にアピールするように、個人に対してもアピールすることで、きちんと株価に反映されるのです。

株に付加価値をつける方法はいろいろありますが、そのひとつとして、株主優待というものがあります。たとえば私が牛丼屋を営んでいるなら、株を買ってくれた人には1年間10回無料で牛丼を食べられる優待券をあげます、というようなものです。そうすると個人投資家が集まってくるので、株価にもプラスになってくるんですね。

ただ、自社のサービスを持っていれば自社のサービスを使えるのですが、自社のサービスを持っていない、またサービス自体は持っているんだけどBtoCではないというところは、クオカードや金券など、他の代替物でやっていたりするのです。株券を持っている人に一律全員にあげるという、ばらまきの状態になっている。

弊社はその縛りから外れて、全員に株主優待をあげるのではなく、本当に欲しい人に株主優待の原資を集中させるように切り替えています。

例えば、300株以上持ってくれる人に電子ポイントをあげます。クオカードなどの物理的なものを送ったりすると、郵送料がかかりますが、それを電子ポイントでメールアドレスに向けて送ることで、郵送コストを削ることができるんです。そうするとクライアントの株主数を2倍3倍と増やしつつも、運用のコストは下げることができる。そういったことを提案させていただいております。

また、メールアドレスの登録から株主の情報を頂戴しているので、今までになかったようなデータベースを作ることができるんですね。この2~3年で屋台骨を組み、貴重なデータベースを手に入れることによって、事業展開をさらに大きく広げていこうと考えています。 

株式会社ウィルズのポテンシャルに惹かれて


–株式会社ウィルズに入社したきっかけについて教えてください。

宮崎氏:株式会社ウィルズの役員の方とは昔から交流があり、一緒にやらないかというお誘いをいただいていたのですが、少し様子を見ていたんですね。前職の会社が上場したタイミングで、改めてウィルズの事業内容を聞いて、そのポテンシャルの高さ、社員の方のビジネスセンスの高さ、そして人格の素晴らしさに惹かれ、一緒に仕事をしていこうという決心を固めました。
–入社して良かったことは何ですか。

宮崎氏:事業全体のポテンシャルが非常に高かったので、そこからの派生を見ていくと、とても有用な資産がいくつも眠っていたんです。サービスとして提供しているある機能を、違う領域に仕立て直して提供するだけで、すぐにでも事業化できる、ということが数多くありました。

さらに、構造的にベンチャー企業が触れることはあまりないんです。言い換えると、上場しないとそこに接することが少ないため、あらゆるニーズが放っておかれている状況なのです。

それらを集めて今の事業に組み合わせると、非常にパワフルな効果を発揮するという実感がありました。まだまだ、今後より発展させていけそうなところにとてもワクワクしています。

必要なのは、やる気のある人材だけ


–今後の目標について教えてください。

宮崎氏:この1年はしかるべきことを行い、上場を目標にしております。

来年以降は、「IR-navi」と連携したサービス、『プレミアム優待クラブ』のシェアをさらに広げていきたいです。今登録アカウントは300ほどで、上場企業は3,800社ほどあるため、まだまだ広げられると思います。

それとともに、サイバー上で株主総会をする議決権行使のプラットフォームを上場企業の方にご案内をしていく予定です。

–それら目標のためにどのような取り組みが必要だと考えていますか。

宮崎氏:やりたいことがたくさんあるので、必要なのは人材ですね。レッドオーシャンになってるところよりも、その手前の黎明期のところに入りたい、と思うような鼻が利く人達にジョインしてもらえたらと思います。

弊社は日本に二つとない、貴重なデータベースを構築し続けています。そして、それをもとに、おもしろい新しい新規事業を量産していきます。

なので必要なのは、やる気のある人材だけです。株式会社ウィルズの事業に興味を持った人は、ぜひ一緒に働きましょう。「Come on, join us!」
執筆=スケルトンワークス
校正=笠原

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