株式会社メイプルシステムズ

望月 祐介

エンジニアがより働きやすい環境づくりを目指して

IT業界を支えるエンジニアプラットフォームを作る
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株式会社メイプルシステムズ 社長 望月 祐介氏のONLY STORY

エンジニア業界の本質的な問題にぶつかるまで


私は高校生の頃から漠然と起業したいと考えていましたが、大学で情報工学系の勉強をしていたこともあり、自然とシステム開発系の業界に入りました。

その中で、周りがフリーランスという働き方をしているのを見て、私も起業につながるフリーランス経験をしたいと思うようになっていきました。フリーランスになろうと決めた次の日には、会社を辞める決断をしていましたね。このフリーランスとしての助走期間があって、それから会社を立ち上げるにいたったという感じです。

そこから会社を作って、8~9年ほど実際にやっていく中で、エンジニアや彼らを抱える企業の状況から、業界の改善すべき点が見えてきました。

ですがその一方で、エンジニアを取り巻く環境を改善する機会というのはなかなかありませんでした。『だったら自分たちでその機会を作ろう!』そんな想いから、新しい自社サービスの開発に取り組むようになっていきました。

全員がエンジニア、だから生まれたエンジニアのためのプラットフォーム


株式会社メイプルシステムズの事業内容は、大きく下記の3つに分かれます。
1、顧客からの依頼で開発をする受託開発
2、顧客自身で開発する際の人材不足を補うエンジニア派遣
3、自社サービス開発です。

その中で今、特に力を入れているのが、3番の自社サービス開発です。
具体的には、新規事業として「PRO-SESS」(https://entry.pro-sess.biz/)というサービスを開発しています

これは新しい形のエンジニアプラットフォームで、企業とエンジニアをダイレクトに繋げるウェブサービスです。急な仕事が生まれやすい開発の業界で、その案件に応えるためのエンジニアをすぐに募集したい企業様、そして自らのスキルアップに繋がる仕事を探して、適正な料金形態で働きたいというエンジニア、双方の願いを実現するプラットフォームです。
今までは『仲介会社がエンジニア募集を補助していたため、中には3社仲介があった』というような多重仲介になってしまったケースもありました。

そこで問題になるのは、不透明な料金形態です。依頼主の企業からいくらで依頼が来ていて、自社やそこのエンジニアにいくら入っているのかが分からない状態になってしまっていたのです。

「PRO-SESS」の核として、依頼をウェブ上で一元化し、どういう金額体系なのかというのを定額でオープンに示せるようにしている点が挙げられます。
サービスのターゲット企業として、まず依頼主側としては、実際に人を必要としている企業様、開発で手を動かすエンジニアを必要としている企業が挙げられます。

次にエンジニアを抱える側としては、営業を抱えてない会社様。具体的には社員数も5名から20名ぐらいまでの企業が挙げられます。

そのくらいの規模の会社が、一番プラットフォームを求めていると思うので、そういった企業にぜひ使っていただきたいですね。

エンジニアの未来を支えるサービス作りを目指して 


メイプルシステムズでは「PRO-SESS」を起点に、これからもこの業界を変えるサービスを作っていくつもりです。この業界は、仕事の波が大きいため、企業はそのときの需要にあわせて、外からエンジニアを連れてきます。

でもそこでリスクを抱えているのは、依頼側の企業ではなく、エンジニア人員を抱える側の会社です。だからこそ、まずはここの問題を解決していきたいと考えています。

その上で、そこから先で今後一番コミットしていきたいと思っているのは、新世代の子供たちです。2020年から小学生のプログラミング教育が必修化されるので、自分でプログラムを作れて、動かせるという、ワクワクすることにチャレンジできる機会が増えます。

でも、せっかくプログラミングに興味を持った子供たちが将来、グレーな部分が多くあることを知らずにこの業界に来るのはあまりにもかわいそうだと思うのです。

だからこそ、私たちがエンジニア人材と、そのエンジニア人員を抱える会社、みんなが楽しく仕事を続けられる業界にしていかなければ、と強く思っていますし、これからそれを実現していきます。

☆取材・記事作成・構成=平野、板垣、佐久間

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