合同会社レインボー
秋沢崇夫
POSTED | 2016.10.12 Wed |
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TAGS | 従業員数:101〜300人 業種:IT・情報通信業 創立:9〜10年 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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「好きな場所で生きていく」を叶えたい
誰といても、どこにいても仕事ができる、新しいワークスタイルTopics
合同会社レインボー 社長 秋沢 崇夫氏のONLY STORY
世界のどこにいても仕事ができる。アメリカ放浪中に発見したのは、新しいワークスタイルだった
幼い頃から、自分が企画したことによって人が喜んでくれている姿を見るのが好きで、楽しかったんです。
その気持ちは変わらず、ビジネスを通して自分が企画したことで誰かが喜んでくれたら、最高に気持ちいいだろうなぁというイメージがありました。
今のバーチャルアシスタントサービスを立ち上げるきっかけとなったのは、前職を辞めてから行ったアメリカ横断旅行中の働き方でした。
前職を辞めてすぐに会社を立ち上げようとした私に、先輩が 「ゆっくり時間を取って考えた方がいい。
どうせまた目標が決まったら長年ハードに働くことになるから。」とアドバイスをくれたんです。
思えば、 大学2年生から働き詰めで、自分がこの先何をやっていきたいのか、ゆっくり今後のこと考えるのもアリだなと思い、思い切って何もしない時間を作ることにしました笑。
時間もあるので、いい機会だと思って、アメリカ横断旅行をしたんですね。
その間、知人の会社から「どうせ時間があるなら手伝って欲しい」と依頼を頂けたのでお手伝いをさせてもらっていました。
ただ、当然アメリカに行っている間はオフィスに出社することは出来ません。
そこで初めて「リモートワーク」という働き方を経験したんです。
元々は、こういった働き方を変えるサービスがあるのは知っていましたが、自分で実際に経験してみると、大きな可能性があるなと実感したんです。
「この働き方なら、自分の一番生産性が高い場所で仕事をすることが出来る」ということは当時の自分には大きな気づきでした。
かつて自分が経験してきた「オフィスに行って働く」という働き方よりも、「自分の生産性が高い場所や時間に働く」というスタイルが生産性を向上させるということに気付いたんです。
このワークスタイルを広めたいし、この働き方は主流になっていくだろうという予感がありました。
そのことがきっかけで、「働き方」というテーマについて深掘りしていくことにしたんです。
既にランサーズさんやクラウドワークスさんなど、リモートワークサービスを提供する会社はありました。
ただ、デザインやコーディングやライティングなどの「手に職」が必要なものがメインで、総務や人事、秘書などのアウトプットが見えにくい職種を専門に扱っているサービスはほとんどない状態でした。
そこで、本業に集中したい人を支援するバーチャルアシスタントサービス「Help You!」 を立ち上げたんです。
顔が見えなくてもリアルに近い働き方ができる
現在、アシスタントは総勢100名ほどいます。
ほとんどが女性の方で、奄美大島などの離島で働く方、夫の仕事で一緒に海外帯同している主婦など、日本のみならず世界各地でこのサービスを通して多くの方が活躍しています。
皆さん、主婦や子育てをしながら、リモートで仕事をこなすのですから、めちゃくちゃパワフルでスピーディに仕事をしていますよ。
しかもリアルに顔を合わせることがないので、よりリアルに近づけるようにコミュニケーションを取ることを皆さん、意識しています。
「遠隔で仕事なんて出来るの?」と思われる方も最初はたくさんいらっしゃいますが、一度サービスを利用するとほとんど皆さま利用し続けてくれています。
それはアシスタントの皆さんがクライアントの課題ややってほしい事を先読みして、スピーディにこなしてくれてるからだと思います。
潜在ニーズが大きいマーケット
この仕事をしてから、働きたくても働けない方が本当に多い事を実感します。
求人を出すと毎月100名ほどの応募があるんです。
現状はその中からテストや面談を実施して人材を厳選していますが、将来的にはもっと多くの人が働けるサービスを作っていきます。
現状はアシスタントになる人材を厳選することで、企業の求める人材との高いマッチング精度を誇っているところが他社にはない強みですね。
他にも、「チームで仕事をする」という仕組みを取り入れています。
チーム制度を取り入れることで、子育てや介護などでトラブルが起きて仕事に入れなくなったときにも、代わりに他メンバーがその仕事を変わってやることで納期や仕事に穴を開けない仕組みを作っています。
チームごとに定期的にオンラインミーティングを開いて、クライアントからの依頼状況や稼働状況の確認なんかもアシスタント同士で行います。
もちろん、クライアントともオンラインミーティングを定期的に実施して、密接に関わることでより「リアルに近い働き方」をバーチャル上で再現しています。
人材の教育にも徐々に力を入れています。
最初はスキル不足でも、企業の新人研修のように、アシスタント研究生はリーダーから仕事ももらいながら、少しずつ仕事内容やスキルを学んでいくことが出来るようになってきています。
場所を選ばない働き方で、新しい雇用の形を作りたい
私はこのサービスを通して、「場所や時間、状況に囚われずに働けること」が当たり前になる世の中を作っていきたいと思っています。
「働くこと」は人生の30〜40%という大きな時間を使います。
その大切な人生の時間を楽しいと思うのか、辛いと思うのかで、人生の質が変わってくると思いませんか?
せっかくならワクワクする仕事に携わったり、生活を起点に考えて働くことで、人生も充実すると考えています。
私たちはそういう仕事をアシスタントさんたちとマッチングしていきたいと思っているんですね。
「地元に帰りたいけど、仕事がなくて帰れない」
「自分にはスキルがないから働く自信がない」
「待機児童で働けない」
「夫の転勤で会社を辞めないといけない」などの理由で働くことを諦めていた方に、
「もしかしたら自分でもやれるんじゃないか」と、一歩勇気を出してみて欲しいです。
最初は誰でも素人から始まりますし、同じ境遇で働いてる方々とのコミュニケーションは新しい糸口を見つけるきっかけになるはずです。