株式会社ワンズディー

石井唯行

”利他の心”によって、道がどんどん開けていく。

自由に生きる。一心で始めたケーブルテレビの営業時代
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株式会社ワンズディー 社長 石井 唯行氏のONLY STORY

自由に拘束されずに生きていきたい!思いに忠実に行動した結果…


私は学生の頃から「就職=刑務所」というイメージを持って生きてきました。ですから、どうやってそこに入らないようにするのか、そればかりを考えていましたね。高校時代、成績がクラスの中でもビリから二番目だった私は、たまたま友人が大学に進学することを聞いて。就職したくなかったので、なんとか大学進学にこぎつけたり。(笑)就職活動が始まる大学3年生の頃、就職しない方法を考え思いついたのがオーストラリアに旅にでること。

オーストラリアではキャンピングカーを買って、農場で働きながらキャンプ生活をしてオーストラリア1周の旅をしていましたね。
でもそんなことをしていたら、お金が底をついてしまって。


ただ、海外の旅が楽しくなり、一度日本に帰ってまたお金を貯めて、今度はカナダへ旅に行こう。
そのためのお金が稼ぎやすい仕事がないかな、

探していた時に出会ったのが、“ケーブルテレビ会社の営業の仕事”でした。
当時の私は本当に口下手で、あがり症。はっきり言って営業には向いていなかったです。同期50人くらいの中でも一番出来が悪かったんじゃないかなと思います。でも、私は早くお金を貯めて日本から脱出したかったので、その一心で!笑

一生懸命仕事をして、少しずつ喋り方や知識をつけていった結果、どんどん成績が上がって。
入社して半年が経った頃には営業所で一番、1年後には会社全体で契約数NO1になり、雑誌の取材なども受ける程になりました!笑


私は今まで評価される経験が少なかったんですよね。でも、ここで結果を出したことで評価されることの嬉しさを知ることができました。そうしたらどんどんモチベーションも上がってきて。結果的に予定よりも早くカナダへ行くお金は貯まったのですが、もうちょっと貯めてから飛び立とう。そんなことを思っていたら5年が過ぎていたんです。母や家族からの反対を機に、海外は引退後の楽しみにすると決めました。

少し話は変わるのですが、私にはもう一つ夢があって。それが「生まれ故郷の田舎にペンションを開くこと」。
みんなに自分の好きな釣りを教えて、海で素潜りしたり、とってきたものをバーベキューしたり、
こういった経験を通してみんなに喜んでもらいたいと思ったんです。この夢を叶えるためにも、今以上にお金をしっかり稼ぎたい!そして前から好きだった「人に何かを教える」そしてそれが相手の結果につながって喜んで見ている姿を見たい!

こんな想いの積み重ねで、株式会社ワンズディーは立ち上がったのです。

利他の心があることで、喜びがどんどん広がっていく。


株式会社ワンズディーは、今現在セールスプロモーションや人材派遣、人材紹介などに係る事業を展開しています。

私がそのどの事業でも重要視しているのは「人を育てること」。もちろん営業のノウハウなども話しますが、私が一番重要だと思っているのはそこではありません。何かを得るための教育というよりも、人としての根本的な教育です。言葉で表すのなら“利他の心”。ボランティアなどをイメージしてもらうといいかもしれません。無償で何かを、自分自身が労力を使ったり、人に何かを与えることで相手が喜んでくれる。自分中心の考えではなく、まずはまわりや相手に与えるという考え方のことを言います。

でも、皆さんはなぜ”利他の心”を持った方がいいのか、理論立てて理解しないと、わからないのですよね。私はその部分を教えていく。最終的には社員一人ひとりが”利他の心”を持ち、人に何かを与えることで喜びにつながるようにしたいですね。

どうして私が”利他の心”にこだわりを持っているのか。理由は私自身の経験にあります。私も元々は非常に自己中心的な考え方だったんです。自分がよければいい、自分がいかに楽をして生きるか、みたいな。
ですが会社をはじめて、日本の歴史を調べていくうちに日本には何千年も前から”利他の心”が人々の中に染み付いていて日々感謝をしながら生きてきたということに気づいたんです。
こうして”利他の心”を持つことで人に対して感謝することができ、結果的に信頼関係も増しますし、それによって喜びも増える。

そんな経験を社員の皆さんにも知って欲しい、そして人として育っていって欲しい。
これが私の今の思いです。

新しい世界に挑戦することで、ひとまわりもふたまわりも成長していく。


これからの株式会社ワンズディーとしては、今まで積み重ねてきたセールスプロモーション事業を軸とした展開だけではなく、様々な分野に挑戦していきたいと考えています。

同時に、先ほどもあった”利他の心”を、もっと社内で共有していきたいですね。
みんな”利他の心”は持っていますけれど、それがどのくらい大変な時に出せるかというのが重要で。
どうしても人はきつくなってくると自分自身を取ってしまうんですよね。一杯のかけ蕎麦のように、
自分のお腹が減っている時に、誰かに譲れるか。きついときでも”利他の心”で行動ができる。
それこそが高いレベル。そうすると、結局帰ってくる喜びがもっと大きくなるんですよね。

ビジネスや事業においても、お金においても、かえってくるものが大きくなる。
でもそのためには最初は出さないといけないんです。出さないといけないから、お金がかかってしまったり、時間がかかってしまう事もあります。でも、かえってくることをいかに信じられるかが重要なのです。

”利他の心”が浸透した結果、いい組織ができて、社内でも助け合いができて、
会社の底力が上がっていく。会社規模でいうと年商100億円を目指しているのですが、
こうして大きくなっていった時に、このような取材をもっと受けさせていただいて、世の中に”利他の心”をもっと広めていきたい。

やっぱり、しっかり実績も残していかないとインパクトが小さいと思うんです。
学校でテストの点数が悪い人から「こうすると点数が上がるよ」って言われても、説得力に欠けていますよね。それと同じで。しっかり会社の規模を大きくして、”利他の心”をつなげていく。
そしてその”利他の心”がさらなる飛躍につながっていく。

そんな好循環を、これからもっと生み出していきたいと思っています。

【編集後記】


とにかく、ずっと笑顔で、社員の皆様のことを常に考えていらっしゃる様子が伺えました。
学生時代の写真の多くはとても衝撃的でしたが笑
「これだけやんちゃしていても、社長になれるっていうことをもっと知って欲しい」。
過去を打ち明け、若者のためにとおっしゃっている姿そのものが、”利他の心”にあふれているように感じます。

個人の時代と言われている現代ですが、隣にいる人、会社の仲間、ちょっとでも思って、行動することで、変化していくのかもしれない。まずは「いつもありがとう」と大切な人たちに伝えてみよう。そう思えた素敵な時間でした。

石井社長、ありがとうございました!

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