木村亮太税理士事務所

木村亮太

若手税理士が伴走しながら経営ビジョンをサポート

起業家のスタートを応援し、日本経済に活力を
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今回のインタビューは、起業家支援を行う木村亮太税理士事務所の木村氏にお話を伺います。「起業家の想いに寄り添い、若手の起業家が輝ける日本の未来を作りたい」と語る木村氏に、仕事へかける想いや今後のビジョンについて語っていただきました。

木村亮太税理士事務所 代表 木村 亮太氏のONLY STORY


1986年 香川県高松市出身 岡山大学経済学部卒業
幼少期から獅子舞が大好きで、大人に混じって演舞していた。その地元の獅子連には、会社経営者や個人事業主が多くいたことが記憶に残っている。その人たちは格好良く見えた。

大学時代、簿記に面白みを感じたことをきっかけに、税理士を目指すことを決意する。そこには、格好良く見えた経営者を応援したいという潜在的な意識があったのかもしれない。

大学卒業後、地元高松の会計事務所に勤務した後、東京の税理士法人に転職。銀行出向など様々な経験を積み、30歳で独立を決意。その後現在に至る。

経営者の思いに寄り添いビジョンを達成


–まずは、木村亮太税理士事務所の事業内容を教えてください。

木村氏:弊所は、おもに若手経営者様を対象に、起業のサポートをしています。具体的には、創業融資や補助金、会計のサポート、法人成りの検討など、経営者様が抱える悩みを解決し、志を持つ起業家の事業拡大を支援しています。

–業界内での御社の強みや差別化ポイントを教えてください。

木村氏:一つは、私自身の年齢です。現在32歳なのですが、横浜で独立している税理士ではおそらく最年少だと思います。同年代だから分かることがあると、若い経営者様からお声がけいただくことが多いですね。

そしてもう一つは、時代に即したサービスを展開していることです。たとえばクラウド会計に代表されるAIを積極的に導入し、お客様の事務負担を減らしています。そうやって、お客様のビジョンを達成するため、伴走しながらサポートしています。

–事業の中で一番重要視していることを教えてください。

木村氏:数字を見せた上で、「将来の大きな目標を持っていただくこと」それと同時に「数字の感覚を日々の業務に落とし込んでいただくこと」この2つの重要性をお客様に伝えることですね。

数字の部分で言うと、いまだに「売上をあげればなんとか回る」と思っている経営者様がいらっしゃるんですね。しかし、それでは黒字倒産を招きかねません。利益に対してもっと緻密に計算する必要があります。

たとえばこの売上を取るために、人件費、原価を除き、最終的な利益はいくら稼ぎ出せるのか。さらに、そこから未来への投資にいくら残すのか。すべて逆算して行かなければなりません。

そういった数字に対する感覚を持ってもらえるように、これからも会計を通した経営サポートをしていきたいと思います。

経営者の気持ちを理解したい


–なぜ起業に至ったかその理由を教えてください。

木村氏:起業することで、経営者の気持ちを理解したいと思ったからです。

もともと税理士を目指した大学3年生の時からいつかは独立をしたいと思っていました。幼少期に地元の経営者と接する機会が多く、その姿をかっこいいと思っていたから、そしてそんな経営者を支えたいと思ったからです。

大学卒業後、地元香川県の会計事務所に就職しましたが、働き始めてから1年目の時に自分が本当の意味で経営を理解していないため、経営者様にも一般的なことや表面的なことしか言えないことに気がついたんです。

経営者は何を求めているのか。経営者の気持ちを理解するにはどうしたらいいのか。そう考えた時に、経営者になることでそれらが少しでも分かるのではと思ったんです。そして、もっと寄り添った対応をし、お客様にもしっかり還元できるだろうと、そう確信して独立しました。

–起業後にあった辛かったことや印象に残ったことなどはありますか。

木村氏:起業後、いろいろな交流会に参加をしましたが、営業経験不足と自分のコンセプトが定まっていないことから、なかなか案件獲得につながらないことがありました。

参加した交流会の中には、ネットワークビジネスだと知らずに参加してしまい、2時間拘束された後、逃亡したなんてこともありましたね。とにかく手当たり次第はよくないと学びました。

ただこの経験のおかげで、自分の軸を作り、ターゲットを定めてからは迷いなく進めるようになりましたね。

–実際に木村様の所に訪れたお客様からはどのようなお声をいただきますか。

木村氏:最近、担当させていただいたお客様の1人から「あなたに頼んでよかった、これまで経営の数字に興味がなかったけれど、これからはちゃんとやっていこうと思えたから。」と言っていただくことがありました。

経営者様の中には数字に弱いからと言って税理士にすべて任せてしまう人もいらっしゃいますが、それは経営放棄ではないかと思うんですよね。

もちろん税理士に丸投げしてもらえれば作業を行うことはできますが、私はそれをお断りしているんです。数字に興味を持っていただくことは必ず経営者様のためになると思っているからです。そしてこの案件では、そう思って取り組んできたことが間違いではなかったと感じられました。

今後もお客様に寄り添いながら、会社の経営に必ず利益を出していきたいと思っています。

志を持つ若手税理士を育て日本全体に活力を


–今後の展望を教えてください。

木村氏:税理士業界は、消えてなくなる仕事の上位によく挙げられているんですね。たしかに書類を作って税金を計算する、確定申告をして終わりという一般的な仕事はなくなるでしょう。しかし、数字を相談できる窓口として企業を支えている所も多くあります。

税理士の平均年齢が60歳を超えている今、このままだと税理士が減ってしまう。そういう業界だからこそ、自分が活躍した後に続く人がいないといけないと思っているんです。

なのでまずは来年から、弊所に新たな社員を増やし、志を持つ若い税理士を育てていきたいと考えています。

若手の起業家が輝ける日本の未来を作ること。そして独立を目指す税理士の卵を応援していくこと。そうすることで日本全体の経済にもっと活力を与えられるのではないでしょうか。

–ありがとうございます。それでは最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

木村氏:これから起業を目指す方、起業後に悩んでいる方、若手税理士が伴走しながらサポート致します。お気軽にご連絡ください。

また学生さんには、いろいろな働き方や選択肢が増えてくると思うので、広い視野を持って、自分の働き方を考えてもらいたいですね。周りにとらわれず、自分がこうありたいという想いを明確にして、勇気を持ってスタートしてください。

執筆=山田
校正=笠原

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