アイユーコンサルティンググループ/税理士法人アイユーコンサルティング

長野 拓矢

MAS監査と財務コンサルで中小企業を元気にする

明確なビジョン、数字、PDCAで描く成長戦略
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今回のインタビューは、税務だけでなく経営支援事業も展開する税理士法人アイユーコンサルティングの出川氏にお話を伺います。中小企業の経営を支援するMAS監査や、資金繰りを改善する財務コンサルティングなどについて語っていただきました。

アイユーコンサルティンググループ 代表取締役副社長/代表社員税理士 出川 裕基氏のONLY STORY


【経歴】

埼玉県出身、松山高校・法政大学卒。2009年に国内大手税理士法人に入社。最年少マネージャー職を担い、数百件以上の相続・事業承継案件に加え、M&Aを含むエグジットを手掛けてきた。

2017年より税理士法人アイユーコンサルティングに参画。アイユーコンサルティンググループの共同代表として「中堅・中小・ベンチャー企業の成長支援を通して日本のミライを創る」ビジョンのもと、会計事務所の枠に捉われない多角的なビジネス展開を目指している。

現在は、中小企業のゴーイングコンサーンに必要不可欠な「成長支援」に注力しており、MAS監査や財務コンサルティング、企業コーチングも得意とする。


また、税理士会研修講師や全国で税理士等の専門家向けセミナーや金融機関、コンサルティング会社主催のセミナー講師も数多く務めており、業界活性化のために全国各地で活躍中。

高付加価値サービスの創造・提供を理念に


–税理士法人アイユーコンサルティングの事業内容からお伺いします。

出川氏:弊社は中小企業に向けたサービスとして、経営を支援する「IUMAS」(マネジメントアドバイザリーサービス)というMAS監査と、資金繰りを改善するための財務コンサルティングを展開しています。言ってみれば、中小企業を元気にするサービスですね。

–まずはMAS監査について教えてください。

出川氏:中小企業の場合、定性的な未来展望は持っていてもその目標に具体的な数字が伴っていない場合が多いので、MAS監査を通じてまずは弊社が目標を事業計画の形で数字に落とし込んでいきます。

弊社が作成する事業計画は、数字がしっかりしているのは当然として、何より経営者の想いや組織が目指す方向性を示すものになります。これが本来の事業計画というものですが、現実には銀行から融資を受けるためだけのものになっていることが多いですよね。

私たちは数字のプロですから、数字ベースに落とし込んで成長戦略を一緒に描いていくことをサービス理念としています。また、できた事業計画はクレドとして配るなどして、社員に目標を浸透させる仕組みにもなっています。


–定性目標を定量に変えるということでしょうか。

出川氏:そうですね。3年先を考えるためにまず今後の1年を見据え、そのために目の前の1ヶ月の数字を具体的な目標として設定し、そのKPIを達成するための行動計画を個人単位で作成します。

問題があれば月ごとに修正し、PDCAをフル回転させて目標達成に導きます。数字から逆算して目標を立てる手法は弊社独自のもので、これは弊社が持つ圧倒的な強みだと思っています。

しかし弊社の役割はファシリテートなので、何かを強いる立場ではありません。「売上目標を達成するために、どういう行動をとれば良いと思いますか」といった質問を投げかけるだけで、最終的にはお客様自身に考えてもらいます。

–クライアントの反応はどのようなものでしょうか。

出川氏:弊社の事業計画によって売上が向上したことを喜んでもらっていますね。

また、数字を意識するようになり、幹部に経営者意識が芽生えたとも聞いています。「利益とお金の関係が理解できた」「決算書が読めるようになった」「未来展望を数字ベースで作成できるようになった」などの賛辞が届いていますね。

–次に、財務コンサルティングについてお伺いします。

出川氏:私は、経営者が資金繰りに奔走する時間や労力は生産性があるとは思っていません。事業の発展にこそ尽力すべきだと思っています。

そのため、弊社の財務コンサルティングでは、銀行との折衝によって借入金の調達形態を変え、資金繰りを劇的に改善させます。BtoB事業の運転資金を借りっ放しにすることで、利息だけを払い続ければ良い状態を作るのです。

また、既に資金繰りに困っている会社に対しては、ランニングの資金繰り改善を図ります。具体的にはコスト削減の仕方や利益率向上などのアドバイスをしながら、経営者と伴走することになります。

たとえば今回のコロナ融資で一息つけたとしても、今からきちんと計画しておかないと、3年後に始まる返済で立ち行かなくなる可能性は大きいと言わざるを得ませんので、弊社の財務コンサルティングは非常に重要なサービスだと自負しています。

–組織として大切にしていることは何でしょうか。

出川氏:弊社は「高付加価値サービスの創造・提供」という理念を掲げており、それが弊社の存在価値だと考えています。それは「お客様第一主義」とも通底する理念でもありますね。

起業ありきではなく志を実現するための手段


–起業に至った動機をお聞かせください。

出川氏:私はもともと社長になることに興味を持っていませんでしたが、自身が「経営者のパートナー」であるべき税理士なのに、経営の経験がないために経営者の気持ちが分からないことに課題を感じていました。そこで、自分でリスクを負うために経営者になりました。

また、自分の力の全てをお客様のために役立てるには、トップになるしかありませんでした。なので、社長になったのは志を実現するための手段であって、もともとトップになりたかったというわけではないのです。

–今、経営者としてどんな気持ちでいますか。

出川氏:起業当初から順調で、今も自分の目指すビジョンに一歩一歩近づいている実感がありますね。

ただし、従業員の大切さは痛切に感じています。こればかりは経営者になって本当に感じるとことです。弊社に入ってくれたことは私に人生を預けてくれたこととも言えるので、彼らを育て上げ、彼らの20年後、30年後の幸せまでをも背負う覚悟を持ちました。組織には何より人が大切だと思っています。

理念とビジョンの一致する人と少数精鋭で


–今後の短期的、長期的展望をお尋ねしたいと思います。

出川氏:今後2〜3年でMAS監査と財務コンサルの事業を拡大させ、独立した会社にできるくらいの事業にしたいと考えています。

長期的には、やはり中小企業を元気にしていくことが目標です。中小企業の存続には継承と成長の両輪が不可欠ですので、経営者が数字に向き合い、マーケティングやプロモーション、業務改善など多くの課題を解決する支援をこれからも続けていきます。

また、将来的には弊社に入ってくれた従業員たちを次々に社長にしたいと考えています。利益ばかりを考えずに、少数精鋭で理念とビジョンの一致するマインドを持つ人だけと働きたいですね。

–御社が社会に貢献している点は何でしょうか。

出川氏:社会に貢献なんておこがましいことは言えませんが、中小企業を元気にすることは日本経済の発展に寄与し、日本の未来をつくることでもあるので、その点で少しは貢献できているのかもしれませんね。

–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

出川氏:会社を元気にしたいと考える経営者様、お金に関する不安を払拭したい経営者様は、ぜひ弊社にお声がけください。一緒に目指すビジョンに向かって走り続けましょう。

また、自分の信じるサービスを創り出し、中小企業を元気にする意欲を持つ学生さんとは、膝を交えて話したいと思っています。

執筆=増田
校正=米山

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