ムーブ行政書士事務所
根布浩光
POSTED | 2019.09.03 Tue |
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TAGS | 従業員数:5人以下 業種:士業(会計士・税理士・社労士・弁護士) 創立:7〜8年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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外国人の雇用や結婚など法的手続きを一括サポート
外国人が日本でよりよく暮らすために…Topics
今回のインタビューは、外国籍の方をメインに許認可に関わる手続きのお手伝いやアドバイスを行うムーブ行政書士事務所の根布氏にお話を伺います。
詳しい事業の内容や起業のきっかけ、これからの目標について語っていただきました。
ムーブ行政書士事務所 代表 根布 浩光氏のONLY STORY
【経歴】
1984年 石川県出身、横浜育ち 2003年横浜商業高校卒業 小中学校では柔道をやっていて初段まで取得させて頂きました。社会人になってからは人材派遣会社で支店長や通信関係の営業を経験してきました。20代後半に行政書士試験に合格しました。そこから独立して仕事をしていく事を考えはじめ、数年経った後に行政書士事務所を開業致しました。
人に寄り添った丁寧で細やかなサービス
–まずは、ムーブ行政書士事務所の事業内容をお聞かせください。
根布氏:弊所では、外国籍の方をメインに許認可に関わる手続きのお手伝いやアドバイスを行っております。
例えば「外国人を雇用するにはどのような手続きが必要なのか」「外国人と結婚し日本で一緒に暮らすにはどういった手続きが必要なのか」などの相談に対し、スムーズに就職や結婚、もしくは在留資格を取るためのアドバイスをさせていただきます。
外国籍の在留資格に関して言いますと、例えば外国籍のAさんを雇用するとなった時に、まずはAさんが就労できるか、できないかの判断をし、就労できる場合はどういう書類が必要なのかを丁寧にご説明いたします。
外国籍の在留資格に関しては、もともと情報が少なく、その上必要書類も分かりづらいため、就労してはいけない在留資格で就労していることもあるんですね。
そういった問題が起きないように、分からないことはすぐに問い合わせていただけるような体制を整え、手厚いサポートをしています。
–同業他社において差別化ポイントや、サービスの強みはありますか。
根布氏:書類の提出から受取まですべてワンストップで対応している点ですね。忙しい社長様、企業のご担当者様は長い時間待つことも、役所に出向かなくこともなく、手続きを済ませることができます。
また、外国人関係のサポートを行なっていない行政書士さんもいらっしゃるので、外国人関係の手続きができ、その上在留資格の細かな部分まで扱っているのは弊社の大きな強みだと思います。
–事業を運営するにあたって大切にしていることはありますか。
根布氏:困っている方に寄り添い、一つ一つ丁寧に対応していくことです。在留資格は、その人の今後に関わる大事なものですし、許認可もそこでつまづいてしまうと事業計画が遅れてしまうこともありますので、多少時間がかかったとしても丁寧な対応を心がけています。
人材派遣会社から行政書士へ
–根布様はどのような経緯で独立されたのでしょうか。
根布氏:私は以前、人材派遣会社に勤めていたのですが、労働時間や給与など法律に絡む労働トラブルが多く、法律の解釈や法律の使い方に興味を持つようになりました。
例えば長期休暇を希望するスタッフさんがいたとしますが、企業側は長い間休まれてしまうと困るため、その人を解雇し、他の人を採用したいと考えます。そういった時に、双方の意見を上手くまとめるのが法律なんですね。
そういった知識を身に付けることで、お客様のためにできることが増え、感謝していただくことも増えるため、社会労務士の資格を取得を目指すようになりました。そしてその受験資格を得るためにまずは行政書士の資格を取ったんです。
それからしばらく経ち、社会人として経験を積む中で、会社に属さないで自分で稼いでみたいと思い、行政書士の資格を活かして独立するに至りました。
–独立後に大変だったことはありますか。
根布氏:独立当初はなかなかお仕事をいただくことができず、これまでは会社の後ろ盾があったからお仕事がもらえていたのだと自分の力を痛感しましたね。0~10を全部自分で考えなくてはいけない大変さを甘くみていたのかもしれません。
その後、他の行政書士さんに話を聞いたり、建設業者さんや社長さんとも少しずつ会う機会が増えたことで、そういった方々がどんな問題で困っているのかが見えてきたんですね。すると段々とお仕事のお話をいただくことができるようになりました。
経営地盤を固めてトータルでサポート
–今後の目標を教えてください。
根布氏:まずは事務所としての経営地盤を固めたいと思います。そのためにも、新しい方を採用したり、扱う業種を増やしていきたいですね。そしてゆくゆくは様々なことにトータルでサポートできる事務所にしていきたいと思います。
というのも、今後は今まで以上に多種多様な人が増え、新しい事業が出てくると思います。そういった方々に寄り沿って課題解決のお手伝いをし、一緒に喜べる身近な存在になりたいと思いますね。
–社会的にどういった事務所になっていきたいですか。
根布氏:日本の人口が減少していく中、労働力においてはますます外国籍の方が増えていくと思います。そこで仕事や結婚に関わる法的な手続きなど、外国籍の方が日本でよりよく生活していけるためのサポートをし続けることで、弊社の取り組みが社会的な意義になると確信しています。
–ありがとうございます。では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
根布氏:外国籍の人にまつわる事や、新しい事業を始めるにあたっての許認可など、小さな疑問でも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。
執筆=山田
校正=笠原