ユアニチャー株式会社

和田 直希

オンラインで手軽にパーソナライズ家具が購入できる

1000万通り以上カスタマイズできる収納BOX・棚
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ユアニチャー株式会社 社長 和田 直希CEOのONLY STORY


【経歴】
起業家・クリエイティブディレクター。2008年にインドネシアに移住し、東南アジア最大手家具OEM工場に成長させた後、2014年にKAMARQ HOLDINGS PTE.LTD.を設立、CEOに就任。2018年8月、ユアニチャー株式会社代表取締役CEOに就任、2019年4月にSEKAI NO OWARIのグローバルプロジェクトであるEND OF THE WORLDのクリエイティブディレクターに就任

色とサイズを選べるパーソナライズ家具


–ユアニチャー株式会社のサービス内容をお聞かせください。

和田氏:ユアニチャーは、気軽にオンラインでパーソナライズ家具を購入できるサービス「Yourniture.」を運営しています。

「Yourniture.」では、色やサイズをカスタマイズできるシンプルなカラーボックスと、壁面収納やテレビ台、本棚など1000万通り以上にカスタマイズできるメインシェルフを展開しています。

–どういった方が購入されていますか。

和田氏:元々サービスを立ち上げたときは、DIYに興味のある30代の独身男性やカップルがターゲットでした。

しかし実際は利用者様の約9割が女性で、「子どもが小さいので家具を見にいけない」「都心まで買いに行く時間がない」といった方にご利用いただいております。

–サービスの強みや差別化できるポイントを教えてください。

和田氏:オンライン上で幅・高さ・奥行きのサイズを1cm単位から指定できたり、13種類のカラーから選べたりできるサービスは他にないと思いますね。

また、家具は全て自社で企画から製造、配送まで管理してオンラインで販売してしますので、リーズナブルな価格で提供できるのも強みです。

–社名の由来を教えてください。

和田氏:ユアニチャーは、“Your(あなたの)”と“Furniture(家具)”を組み合わせた造語です。

「あなたの部屋にぴったりな家具を作ります」という想いを込めて、パーソナライズやカスタマイズできる家具を決して高くはない価格で提供しています。

–事業を行う上で、組織で大切にしていることはありますか。

和田氏:組織経営では、「手段」と「目的」を間違えないようにしていますね。

僕たちの本来の目的は、お客様に良いものをお届けすることです。しかし、納期に追われていると早く作って終わらせることが目的になってしまうこともあり得るので、本来の目的を見失わないよう、社内マネジメントを意識して事業を行っています。

1秒で見積もりが自動算出できるシステム


–今の事業を始められたきっかけを教えてください。

和田氏:僕は18歳で起業し、エンタメやファッションに特化したビジネスをしていたのですが、事業に伸び悩んでいたのをきっかけに「キャリアチェンジをしよう」と2008年にインドネシアに移住しました。

そこでは、日本の家具や楽器メーカーの工場に携わり、東南アジア最大手のOEM工場にまで成長させることができたのですが、その後成長の踊り場に直面してしまったんです。

というのも、僕たちはモノを作るのが得意な集団ではあるものの、新規オーダーの際に見積もりを提出したり試作を作ったりする時間がボトルネックになってしまっていたんです。

1つの見積もりに1日かかったり、試作してやり取りを行うと1~2カ月かかってしまうこともあります。加えてインドネシアは乾季と雨季があるので、湿気のある雨季は木材を5mm短くしなければならないといったルールまであって。

そんな中で「見積もりを1秒で作れるシステムを作りたい」と思ったのが、今の事業のそもそもの始まりなんです。

–なるほど、「見積もりを1秒で作れるシステムを作りたい」という想いが事業を始められたきっかけなんですね。

和田氏:そうですね。そして完成したシステムでは、ダイナミックプライシングといって、お客様が入力したデータを元に価格が自動算出され、さらには図面も自動生成されるようになりました。

その後、この画期的なシステムを使って「お客様が欲しいものをデザインしてはどうか」と考え、パーソナライズ家具のサービスを始めました。

当時僕は別の会社を経営していたため、エンジェル投資をして当時の経営者と一緒に事業を立ち上げ、その後2018年8月にユアニチャー株式会社のCEOに就任しました。ありがたいことに右肩上がりでサービスは伸びております。

パーソナライズ家具シェアNo.1を目指す


–短期的な目標を教えてください。

和田氏:現在、弊社の家具はインドネシアの工場で製造していますが、納期までに時間がかかってしまっているのが現状です。今後は日本国内にも製造拠点を作り、お客様にすぐに商品を届けられるよう体制を整えていきたいと思います。

–長期的な目標はありますか。

和田氏:現在、パーソナライズ家具のマーケットが1兆円だと言われていますので、その中でNo.1のシェアを取ることを目標に掲げています。そして、ライフスタイルや使い勝手に応じて家具をパーソナライズすることが当たり前の世の中にしていきたいですね。

また、僕たちの技術やシステムは家具作りのためだけに作られたものではありません。洋服でも雑貨でも、注文するときにデータを入力すればパーソナライズできるシステムになっているんです。

今は家具ブランドに注力していますが、将来的には家具に限らずモノを購入するときにパーソナライズできるようなサービスを提供できれば面白いですね。

–社会的にどういった影響を与えられる企業でありたいとお考えですか。

和田氏:僕たちはFSC認証の熱帯雨林や植林から伐採された材料を使っています。

たとえば10年で大きくなる植林木が10ヘクタールある場合、1年に1回だけ1ヘクタールを買えば、9ヘクタールは綺麗に森林を保つことができますよね。

安い材料を買おうと思えばいくらでもありますが、僕たちは継続的にサービスを続けていくために、森林保全への取り組みを意識して行っています。

また、パーソナライズした家具はずっと大切に使われる家具になると思います。無駄がなく飽きのこないデザインで、サステナブルな家具ブランドでありたいと強く願っています。

–ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

和田氏:家具というのはアイデア次第でどんなものでも作れます。協業いただける企業様をはじめ、「こんな家具を作ってみたい」「家具業界で働いてみたい」という方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。


執筆=山田
校正=米山

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