池田鉄工株式会社

池田 和隆

ビル・マンションなどの鉄骨造を見積もりから建設まで

物件ごとに担当者を配置し、工事の全過程に迅速対応
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池田鉄工株式会社 代表取締役 池田和隆氏のONLY STORY


今回のインタビューは、東京を中心に鉄骨造のビルやマンション、倉庫などを建築する池田鉄工株式会社の池田氏にお話を伺います。S造・RC造の意味や、鉄骨業者のグレード別など、知っていそうで知らない鉄骨の世界について語っていただきました。


【経歴】

1974年、東京都三鷹市出身、1998年 日本大学理工学部建築学科卒業、小学校はサッカー部、中学校では野球部、高校ではバスケットボール部に所属、高校3年生のときに、チームがインターハイ出場。

大学生では、学校の往復とバイトに明け暮れ、研究室選択では、建築を広い視野で見たいと思い、都市計画の研究室に入り、大学卒業後、大手不動産会社へ勤務、営業、現場監督、現場管理とこなし、丸5年勤務して、家業の鉄骨屋へ入社

鉄骨の専門性の高さに驚き、一級建築士、一級施工管理技士、や鉄骨専門の資格を取得し、日々勉強中である。

2次元の図面が3次元の構造体になる喜び


–池田鉄工株式会社の事業内容からお伺いします。

池田氏:建物の構造は木造、S造(鉄骨造)、RC造(鉄筋コンクリート造)の3種類に大別されており、弊社はその中のS造を専門に、柱や梁などの骨組みである鉄骨を製作している企業です。

–S造とRC造の違いを簡単に教えてください。

池田氏:大きなマンションや学校のほとんどはRC造ですが、鉄筋コンクリートは重量が重いため基礎部分を頑丈にする必要があり、コストが一番かかる建物構造となります。

その点S造は比較的軽く、粘り強いので、RC造より安いコストで大きな空間が造れます。日本ではRC造よりS造の方が多く、たとえば東京スカイツリーや新国立競技場もS造建築になります。

–お客さまとはどういう形での取引になるんでしょうか。

池田氏:取引先となる元請け会社は地元密着型の総合建設業、いわゆる地場ゼネコンがほとんどです。弊社がその構造体の鉄骨部分を見積もりし、金額が折り合えば図面を書いて骨組みを製作する流れとなります。

弊社の本社は東京・杉並区、工場は神奈川県相模原市にあるので、東京と東京近郊が商圏範囲になっています。

–同業の多い中で、御社の強みや差別化ポイントはどの部分になるでしょうか。

池田氏:鉄骨製作工場は、工場の規模や資格者、設備などによって、S(スーパー)グレード、H(ハイ)グレード、M(ミドル)グレード、R(レギュラー)グレード、J(ジュニア)グレードの5段階に大きく区分されており、弊社は工場数の最も多いMグレードに属しています。このグレードまでは建築規模に高さ制限がないため、ビルやマンション、物流倉庫などを中心に製作しています。

弊社の社員数は35人と、Mグレードの中では比較的大人数の陣容です。そのため物件ごとに必ず担当者を配置し、工事の全過程に責任を持たせる態勢をとっており、現場で変更や要望などがあった場合に迅速に対応できることが弊社の強みです。

–事業を運営するうえで、大切にしている想いや理念をお聞かせください。

池田氏:なんといっても安全第一ですね。クレーン車や製作機械などを扱うので、事故が起きれば工事の遅滞どころか大ケガにもつながります。とにかく無事故で完工するためにも、安全には一番注意して作業をしています。

また、2次元の図面が3次元の建物になったときの達成感は何物にも代えがたい喜びがあります。切断、溶接、塗装など、ものづくりの要素が網羅された鉄骨は、日本のものづくりの魅力そのものだと思っています。

鉄骨の素晴らしさをもっと知ってもらい、鉄骨ファンを増やすことが私の使命であり、「鐵を知り、鐵に徹する」ことですべての人の幸福を追求することが経営理念です。

厳しい監理者と出会い、プロ意識を学ぶ


–今までの事業運営の中で、最も印象深いエピソードをお伺いしたいと思います。

池田氏:大学卒業後に入社した不動産会社で、入社から5年ほど経った頃に担当した長期物件の設計監理の方がとても仕事に厳しかったんですが、その厳しさに揉まれたことで今日の私があると思っています。

その方は、いくら時間がかかっても書類確認や製品検査などを入念に行い、どんな些細なミスも見逃さない方でした。鋭い指摘に右往左往させられたものですが、今思えば、ものづくりの何たるかをあらためて勉強する機会でもありました。彼の監理者としてのプライドが、私にもプロの意識を根付かせたのだと思っています。

–その経験は今日、どう活かされているのでしょうか。

池田氏:社員と一緒に、弊社のひとつ上のグレードであるHグレードの工場を見学し、話を聞く機会を設けています。やはり弊社に比べて工場の規模も大きく、要求されるレベルも高いため、それが社員の向上心やモチベーションにつながっていると感じていますね。

また、そうした社員の意識向上を後押しするために、鉄骨に関わる資格の試験費用などを会社で負担し、資格を取得するごとに給料に反映させる仕組みを取り入れています。

身の丈に合った無理のない成長で地域に貢献


–今後の目標をお尋ねします。

池田氏:ここ最近は忙しい状況が続いていますが、身の丈に合わない急成長を望むと安全や品質に問題が生じかねません。社員数が限られていますし、社員の多くは若いため、今は教育に注力して、会社の地固めをする時期だとも思っています。成長率は10%あたりに留めて、無理のない経営を心掛けたいと考えていますね。

また、現在は工場のある相模原市のJ3所属サッカークラブ「SC相模原」のスポンサーに加わっていますが、ゆくゆくはさらなる地元還元を目指し、小学生に工場を見学してもらったり、鉄骨の楽しさを感じてもらう機会を作りたいと考えています。

それから、これからの時代はAIとの関わりは避けて通れないので、うまくAIを活用していきたいと思っています。将来は相模原市を代表する企業になって、この地域を盛り上げて行きたいですね。

–最後に、読者へのメッセージをお願いします。

池田氏:世界最高水準といわれる日本の建築技術を弊社も支えているという自負とプライドを持っています。鉄骨に興味を持っている学生さんはもちろん、ものづくりが好きな方にはぜひ一度、鉄骨の現場を覗いてみてほしいと思います。

執筆=増田
校正=米山

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