原点は空き缶衛星。学生時代の経験から生まれた宇宙ビジネスの物語

日本初‼宇宙を手の届く場所にするため、超小型の衛星を作り続ける会社
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株式会社アクセルスペース

中村 友哉

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口コミや評判だけではわからない、株式会社アクセルスペース 中村 友哉社長の物語

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空き缶で宇宙へ


『宇宙が特別なところではないと思える世界を作りたい。そして身近に宇宙利用が出来る環境を整えたい。』そのように語ってくださったのは、株式会社アクセルスペース代表の中村友哉社長だ。

全ての始まりは、中村社長が大学時代にCanSatという、空き缶サイズの小型衛星の製作プロジェクトに携わったことだった。その経験をもとに、今度はCubeSatという10センチ立方の衛星作りに取組み、そしてついには打ち上げに成功した。そしてこれが、今や世界中の大学生が取り組むCubeSatプロジェクトの世界初の成功例となり、宇宙開発の歴史に新たな1ページを刻んだのである。

その後も研究開発を続けた中村社長は、就職活動をするころには、『この超小型衛星の性能にさらに磨きをかけ、実用化に繋げて世の中の役に立ちたい』という気持ちが強くなっていったそうだ。しかし、当時の日本には超小型衛星を開発している会社はない。『それならばもう新しく自分たちで会社を作るしかない‼』そのような経緯があり、2008年8月8日に株式会社アクセルスペースが誕生した。

リアルタイム版Google Earthを作る

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それでは、この超小型衛星をどのようにビジネスにつなげるのか。それには中村社長も当時困っていたそうだ。衛星の技術はあるのに、それをどんなふうに活用していいのかがわからない。そんな状況が続いたそうだ。そんな時に出会ったのがウェザーニューズだ。当時のウェザーニューズは北極海航路開発のため、刻々と変わる氷の分布情報を知るための手段について検討を進めていた。しかし、飛行機を毎日飛ばしていてはコストに見合わないし、既存の衛星の写真は1枚100万ほどの値段で、高すぎる。そのような状況だからこそ、アクセルスペースの低コストの衛星技術が有効だったのだ。この運命的な出会いによって、超小型衛星の使い方のモデルが出来上がった。

具体的には、会社が超小型衛星を自社専用衛星として2~3億で購入し、その後は自社で運用することで、必要なときに必要なだけ写真を撮れるというものである。既存衛星では不能なシャッター権のコントロールに加え、取得画像は自社専用の情報であり、それを利用したサービスは他者に対して優位性を生む。こうして、『企業が自社で衛星を持つ』という新しい概念が生まれた。

今後は世界に衝撃を‼宇宙を介して世界を変える!!

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「ウェザーニューズとの出会いを経て、自社専用の衛星という概念を確立することが出来ました。だからこそ今後は自社専用の超小型衛星をたくさん作っていき、たくさん打ち上げることで超小型衛星の利用を爆発的に広めたいと考えています。」中村社長はそのように熱い想いを話してくださった。

そんなアクセルスペースだが、今後に向けてどのようなビジョンを描いているのだろうか。中村社長は超小型衛星の数を増やし、世界中を高頻度で観測できるプラットフォームを作っていきたいという。言ってみれば、リアルタイム版のGoogle Earthのようなものだ。「地球上で今何が起きているのかを、世界のどこにいてもシェア出来るようにしたいんです。例えば、近所のスーパーは今混んでいるのかどうかを見たり、今現在のアメリカの街並みや天候を見たりすることができたり。これは超小型衛星だからこそできることだと思いますし、宇宙と、一般の人々の生活を近づけるために非常に効果的な施策だと思います」

若者に一言

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「私たちには運が味方してくれました。本当に幸運だったと思います。でもチャンスというのは多くの人に来ています。そのチャンスにチャンスと気づくことが出来るか、勇気を持った決断をすることが出来るかが大きな違いを生みます。いつやってくるかわからないチャンスを逃さず掴み取るためにも、日ごろから自分の興味や関心のあることに対してアンテナを張っておくことが大切だと思います。」チャンスをものにした中村社長だからこそ、その言葉には重みがあった。

従業員の声


福原さん
2年目


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私の普段の仕事は、衛星に搭載されているコンピューターのソフトウェアの開発です。私は宇宙ビジネスは未経験でしたが超小型衛星を作って売るという他社ではやっていないことが出来るのでこの会社を選びました。この会社は自分で提案して動くことが求められるのでやりがいはすごくありますね。最初は覚えることが多くて大変ですけど、自然と成長できる環境が整っています。成長したい人にとっては最高の環境だと思います。

編集後記


大学時代の空き缶衛星作りから始まったアクセルスペースのストーリーは、聞いていて素直に惹きつけられた。超小型衛星は、最初見たときにこんなにも小さいのかとびっくりしたと共に、今後さらに注目を集めていく領域だなと感じた。個人的には、今地球上で起きていることが世界のどこでも見ることが出来るようになる、リアルタイム地球観測プラットフォームの完成が素直に楽しみである。ストーリーが、想いが、技術が、そしてビジョンが明確にある、本当に素敵な会社だった。

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