山口　一

当取材では、株式会社TRUSTの代表取締役である山口一氏にお話を伺います。

3年前に当社のインタビュー取材をお受けいただきましたが、これまでに株式会社TRUSTでは様々な変化とさらなる成長を遂げていました。今回は、その様子を再度取材によってお聞きいたします。

それに加え、さらなる成長に伴い“新たな仲間”を募集したいとのことでしたので、求める人材像などについても詳しく伺います。

まずは、はじめに事業内容やこの3年間の変化について伺います。

私たちは、大きく分けて6つのサービスを現在提供しています。

◯建築測量墨出し

◯空間デザイン(店舗、オフィス、住宅、ホテル、工場)

◯リニューアル(耐震補強、ワンフロアリニューアリング)

◯プロパティマネジメント(不動産管理)

◯イベントラボ(web制作、SEOコンサル、PR、動画作成、HP採用)

◯ライフスタイル(店舗でのベーグル販売)

そして、これらのサービスを横断的に組み合わせ、店舗作りの理想をカタチにするワンストップサービス「IDEAL(イデアル)」を展開しています。何層もの下請けの会社さんと協力して一つの領域に特化している会社ではないので、コストや情報共有にかける手間が大幅にカットできるのは他にない大きな特徴でしょう。

この中でも、いま最も力を入れているのが空間デザインです。創業当時は店舗空間のデザインが多かったのですが、去年あたりからオフィス環境や工場の空間デザインの受注が増えてきました。

理由としては、空間デザインから経営課題を解決できるノウハウが当社にあることがあり、ワンストップで資金調達、物件探し、デザイン設計、採用までの流れを作れることもできるので、一気通貫のブランディングを実現できることが挙げられると思います。

最近では、「IDEAL(イデアル)」の一環として集客アプリ構築サービス『APPLIG-アプリグ-』を2018年05月10日(木)に開始いたしました。プッシュ通知機能やクーポンなどのメニューを組み合わせ、効果の高い集客ツールを構築することができる対店舗型のサービスになっています。

株式会社TRUSTにとって、この3年間の最大の変化はオフィスを多摩市に移転したことですね。

オフィス移転・リニューアルは拡張移転という面もありますが、第一に「経営課題を解決する」という目的がありました。というのも、前のオフィスだと部署ごとに場所が異なり情報共有に不具合が生じていたので、事業部間の壁を取り除きコミュニケーションを活発化するという課題解決にフォーカスしたのです。

例えば、ワンフロアに入れたコンセプトは基本的に全部ガラスパーテーションにして、“どこからでも、誰もが見える”こと。このコンセプトによって、心理的な安心感が以前と全く違いますし、当然コミュニケーションも活発化しましたよ。

更に、社外に対しても功を奏したのは、ライフスタイル事業が“周知”として機能した点です。以前はベーグル販売の店舗が会社と離れていたので、地域の方の認識において運営会社との紐付けが難しかったのですが、そこをワンフロアに共有することによって解消することが出来たのが大きかったですね。

具体的に何が起こったかというと・・・

例えば、ベーグルをいつも買いに来てくれるお客様がいるとします。このお客様というのは、「ここのベーグルは間違いない。スタッフも間違いない」と信頼して購入して下さっている方です。

そういったお客さまが増えると、「今度息子が中古の住宅を買うのだけど、リノベーションもちょっとしたいのよね。そのことについて息子からちょっと相談にのってもらえるかと言われたんだけど、どうしようかな…。あ！そういえばあのベーグル屋さんって、空間デザインの会社だったじゃない！」という実例も増えてきます。

そういった接点から相乗効果を狙うことも、オフィス環境の視点から可能です。こういった経験は自社ノウハウとして蓄積されるので、サービスに還元できています。

より詳しい事業内容については当社のHP（http://trust-line.co.jp/）に譲ります。

現在スタッフ８０名程度で運営しているのですが、事業の多角化・規模の拡大により新たな仲間を増やしていきたいと思っています。

当社の採用条件はただ1つ。

「社風に合っているかどうか」

明るく、成長意欲がある人が多い社風なので、スペック採用などはいたしておりません。当社には転職してきた中途採用の方もたくさんおりますが、やはり、社風に合った人は本人と会社にとってwin-winな関係が構築できています。

実際に転職した社員にも話を聞いてみました。

「私の時は、自社店舗のカフェで面接だったのですが、こういう建築、空間にする会社なんだなというのがしっかり見ることが出来たのが、安心感と期待に繋がり、転職を決めました。サイトの実績を見て来られる方が多いと思うんですけど、その空間の中に実際に入る体験は実感として全く違います。

また、面接をしてる横で社員同士が自然体で話している姿からは、面接だから見栄えを気にするという感じも全くなく、そういう日々の生活感というか、『私がもしこのオフィスだったとしたら、こういう風に働けるのかなあ・・・』というイメージが湧きやすかったのもあります。」

一方で、新事業は、測量ドローンの整備などのツールの拡充といった軸はもちろん大切なんですが、大枠でとらえる軸も必要だと思っています。直近では東京オリンピックの存在が大きいです。今と状況は間違いなく変わってきます。

そういった状況で、業界全体を盛り上げるためには、当社のノウハウである、ワンストップソリューションや集客の手法などをシステム化して、パッケージで同業他社に提供していこうということも考えています。

この記事を読んで、私の考え方に共感してくれる人は是非一度オフィスに足をお運び下さいね！