ボタニック・ラボラトリー株式会社
森山晃嗣
POSTED | 2019.09.12 Thu |
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TAGS | 従業員数:11〜30人 業種:医療・介護・健康 創立:15年以上 決裁者の年齢:70代 商材:BtoC |
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食と栄養で健康はつくれる!人々の健康長寿人生に貢献
現代人に必要な正しい栄養習慣をTopics
今回のインタビューは、「人々の健康長寿人生に貢献する」という理念に基づき、人々の健康をサポートするボタニック・ラボラトリー株式会社の森山氏にお話を伺います。
健康づくりには、食と栄養が大切だと提唱する森山氏。その考えを持つに至るまでの経緯や起業までの道のり、今後のビジョンについて語っていただきました。
ボタニック・ラボラトリー株式会社 社長 森山 晃嗣氏のONLY STORY
食生活を改善し不足している栄養素を補給する
–まずは、ボタニック・ラボラトリー株式会社の事業内容をお聞かせください。
森山氏:弊社は、食や栄養の大切さを一人でも多くの人に知ってもらうために、健康相談やセミナーの開催、健康サポート製品の販売を行っている会社です。
–健康をつくるために必要な情報・知識と製品を提供されているということですね。それぞれのサービスはどういった形で提供されているのでしょうか。
森山氏:健康相談やセミナーに関して言えば、その人に足りない栄養に気が付いてもらえるような内容にしています。
そもそも、私たちの身体は私たちが食べたものからできているため、健康づくりにはまず自分の食生活と不足している栄養を知らなければならないんですね。
「体調が悪いな。」「すぐに眠くなってしまうな。」と身体のサインに気が付いたとしても、何が原因で何が足りていないかがわからない人が多いんです。
そのために、まずは普段の食事を見直していただき、自分に何が足りていないかを理解していただけるような相談やセミナーをしています。
その上で、足りない栄養については栄養価の高い野菜や植物エキスを使った健康製品を提供することで、健康な身体づくりをサポートしています。
–ありがとうございます。他にも自社でサプリを扱っている企業はありますが、差別化ポイントや御社の強みについて教えてください。
森山氏:「正常分子栄養学®」という考えを常に念頭に置いて事業に取り組んでいることです。これは分子矯正医学をベースに生物学的医療を組み込んだ独自の栄養学なのですが、そういった基準があるというのは他にはない特徴だと思います。
また、アフターフォロー体制がしっかりしていることも弊社の強みですね。製品購入後もご連絡をいただければ、食生活についてヒアリングをし改善内容を伝え、何か症状が出たとすればそれに対してのアドバイスを行なっています。
というのも、急に栄養価の高い健康食品を摂取すると、体内の解毒が進んで好転反応が起こることが多く、正しく作用していても身体に合わないと判断されてしまう患者様がいらっしゃるんですね。
そういったことが起きないように、製品購入後もきちんとお客様の健康づくりのサポートをしています。
本当の健康を目指すために起業を決意
–起業されるまでの経緯を教えてください。
森山氏:今年で71歳になりますが、私は30歳の時に正常分子栄養学を本格的に勉強し始めました。なぜ勉強をしたのかというと、私自身が栄養バランスの偏った食生活を送っており、体調がとても悪かったからです。小学生の頃はまともに運動会に出たことはありませんし、25歳の時には脳膜炎になったほどです。
転機となった30歳の時、ある農学博士との出会いがありました。
当時薬を大量に飲んでいる私を見て、その農学博士はこう言いました。
「そんなものをそんなにたくさん飲んでたら、死んじゃうよ?」と。
私は病気を直すために飲んでいるのにそんなことを言われ、とても驚いたことを覚えています。
農学博士は続いて言いました。
「君ね、人間の体は薬が作るんじゃないんだよ。人間の体は食べ物でできてるんだよ。一体何食べてるの?」と。
当時の私は、「いや、飯食ってます。」としか答えられませんでしたが、その言葉が自分の中に強く残りました。そして自分の体を良くするために、栄養学の勉強をスタートしたのです。
その後、自分の体を回復させながら講演活動をスタートしました。多くの美容室や健康食品会社から依頼を受け、1年間に390回の講演をこなしていた年もありましたね。台湾でもよく講演させていただきました。
講演会にいらしてくれた方や、時にはご病気の方の相談もたくさん受けましたが、私がひしひしと感じていたのは、「世の中では健康食品が流行って情報が蔓延しているのにも関わらず、病人が増え続けている」という現実でした。
日本は平和、そして幸せな国です。しかし、病人は増え続け、そして薬で健康が作れるわけではない現実も嫌というほど見てきました。
「何かが違うのではないか。」
そう感じていた1990年頃、がんの方の相談が急に増えたことから、アメリカで毎年開催されているがんコンベンションに参加しました。アメリカやメキシコなどの代替・統合療法の病院では、食事や栄養に相当力を入れ、患者さんが退院した後も栄養のサポートをしっかりとしているのを目の当たりにしたんですね。もちろん栄養以外にも様々な素晴らしい治療法をたくさんお持ちですが、「食事と栄養がきちんとしていなければ、他の治療法による結果がなかなかうまく出ない」という考え方が常識の世界でした。
こうして私は自分の体でも様々なことを試し、病気の方の栄養補給による回復を見る中で、「人間の体は、サプリメントが効くためのさらにもっと土台となる栄養素が必要なのだ。」という結論に至ったのです。
そうして大麦若葉のエキスと、がんの食事療法である「ゲルソン療法」でも使われるにんじんエキスの2つを輸入して、人間の体の土台を作るためのサポートしようと始めたのが今から23年前のこと。これが起業までの経緯になります。
日本の健康レベルを上げるための2つの展望
–今後のビジョンを教えてください。
森山氏:今後のビジョンは大きく2つあります。
1つは、患者様が最も頼りにするお医者様がもっと食事と栄養に着目することで、患者様の根本的な健康づくりをサポートできるようにしたいですね。私たちはそのための働きかけをしていきたいと思います。
実際に、弊社の取り組みに共感してくれるお医者様もいらっしゃるので、私たちの栄養療法のノウハウとお医者様がお持ちの治療法を合わせながら、治療体制の構築を進めている段階です。
そしてもう1つは、普段の食事で無農薬の野菜を食べられるような、つまりオーガニックな野菜が豊富にあるような国に転換しなければならないと思っています。
野菜作りで言えば、すでに商標登録済みの有機水耕栽培という方法で、太陽の光をさんさんと浴びたパワフルな野菜があるんですね。現在はその野菜をたくさん作るための資金集めに奔走しています。
そしてその野菜を栽培できるようになったら、次はオーガニックな食事を手軽に食べられるレストランやカフェを展開していきたいと考えています。
–ありがとうございます。では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
森山氏:食や栄養の大切さを知れば、健康は自分で作ることができるんです。そのためには、食事を変える、栄養補給をしてみる。健康も美しさも、美しい肌も自ら作れるんだということをぜひ知っていただきたいです。
私たちに共感していただける方は、私たちの講演にぜひ足を運んでいただければと思います。
執筆=山田
校正=笠原