スキャンマン株式会社
杉本 勝男
POSTED | 2017.10.23 Mon |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:BPO・業務委託 創立:11〜14年 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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その書類、私たちがオフィスに参じてスキャンします!
直接オフィスで作業する。派遣型の強みとは?Topics
スキャンマン株式会社 社長 杉本 勝男氏のONLY STORY
試行錯誤しながら進んだ先にあった、一つの糸口
僕は今、スキャンマン株式会社を経営しています。なぜ私が起業に至ったのか、その経緯からお話したいと思います。
僕は学生の頃から、起業したいという想いを持っていました。
そんな中で、お世話になっている方から東京に来るなら面白いアイディアがあると誘われたことが、起業のきっかけです。
ただ初めは、現在の事業とは少し違うことをしていました。
どういう事業かというと、本の自炊代行サービスをご存知ですか?
本を裁断してデータに変換し、iPadなどで見られるようにするものですが、
著作権法的にもあまり好ましくないですし、なかなか事業がスケールしていかない。
派遣型の自炊代行サービスのノウハウを活かしながら法人向けの業務形態に移りつつ、
最終的な形になったのが、現在の派遣型スキャン代行サービスです。
派遣型スキャン代行サービス「スキャンマン」とは
株式会社スキャンマンはスキャン代行サービスを主な事業としています。
名刺など、個人的な紙面書類のスキャンはもちろん、オフィス移転などの際に出てきた契約書や領収書など、大量の書類をスキャンする依頼をいただくことが多いですね。
スキャンマンの一番の強みは、クライアントの元に直接行ってスキャンを行う「派遣サービス」であることです。
派遣型を採用することによって、情報の機密性の高さも守ることができるんです。
というのも、会社には社外に漏れてはならない書類がありますよね。
そんな時にスキャンマンを呼んでいただければ、お客様の目の前で仕事をするため安心してご利用いただけるんです。
また、スキャンマンでは、もしスキャンした後に見づらいということがあれば、一定期間内でしたら再スキャンも承っているので、アフターフォローという点でもご満足していただいています。
派遣型であること以外に、もう一点スキャンマンならではの強みがあります。
それは提携している企業さんが非常に多いことです。
何しろ派遣型というスキャン代行サービスはなかなか他にはないので、SansanさんやGMOクラウドさんなどサービスで提携できる面が非常に多いんですよ。
お客様にとってスキャンは目的ではなく手段です。
その先にあるデータの一括管理を求めていらっしゃる方が多いため、スキャンした情報をそのままEightで管理できるなど、付加価値をつけることでよりお客様に満足していただけるんです。
スタッフを派遣してスキャンすることで利便性と安全性を確保し、他の企業さんと協力することでスキャンだけでなく付加価値も提供できる。
この二点が同業者さんと比べた時の強みだと思っています。
「デリバリー」で、あらゆるサービスを提供していきたい
今後、AIの発達によって様々な職業がなくなるといわれています。
スキャニングというのもそのうちの一つになる可能性が高いと思っているんです。
つまり、スキャニングという業界自体が縮小してしまうことが予想されるわけです。
ですから僕は、AIではできないことで存在価値を発揮していこうと考えています。
例えば、AIは統計のデータを集めたり、画像処理を行うなど、複雑な仕事は得意ですが、逆に単純に物をA地点からB地点に持っていくということは苦手なんですよ。
それに対して、スキャンマンは派遣型スキャン代行サービスを事業として扱っているので、派遣やデリバリーのノウハウがあるんです。
ですから、スキャニングにこだわらずとも、家事代行サービスなど単純だけどAIには難しい分野で貢献していきたいと思っています。
「デリバリー」は、あらゆるサービスに応用できる可能性を秘めているんです。
ネット通販がここまで普及したのも、ワンクリックで家に直接商品を届けてくれるという点にあります。
私は、今後はこの流れがより加速していくという仮説を持っているんです。
例えば今髪を切りたいと思ったら美容院や床屋さんにいきますよね。
今後は、髪を切りたいから美容師さんを家に呼ぼう、となるのではないかということです。
あらゆるサービスを、デリバリーで提供していく。
それが僕たちの目標です。