京都医塾株式会社

伊藤 章

ー人に13人の専属講師!個別カリキュラムで徹底支援

講師の半数以上が京都大学出身。医学部に特化した京都医塾
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今回のインタビューは医学部受験に特化した塾・予備校の運営を行う京都医塾株式会社代表取締役の伊藤章氏にお話を伺いました。優秀な講師陣を擁し、独自のプランニングや丁寧なケアで高い合格率を誇る同社の特徴をお聞きします。

京都医塾株式会社 代表取締役 伊藤章氏のONLY STORY


中学は中学受験で私立東海中学に入学。東海高等学校・京都大学を卒業後、大手金融機関に入社。金融機関では経理・人事を経験。

その後、大学時代の塾講師経験を生かして株式会社TOPS京都に入社。そこでは、英語と国語の講師で生徒を医学部合格に導く。2021年に京都医塾株式会社を設立し、代表取締役に就任。現在に至る。

一人に13人の専任講師!チームで合格へ!


––京都医塾株式会社の事業内容からお伺いします。

伊藤氏:弊社は医学部受験に特化した塾・予備校を運営している会社です。

特徴は「教育は、一人のために生まれる」という理念のもと、一人ひとりと真正面から向き合う教育を実践していることです。私たちの行うような授業、細やかな対応はとても大手の塾・予備校ではできるものではありません。

––大手ではできない授業・対応とは具体的にどういうものですか。

伊藤氏:差別化できるポイントは大きく3つあります。

1つ目はオーダーメイドカリキュラムです。

まず入塾の際に、学力の分析を目的とした体験授業を全ての生徒さんに受けていただきます。例えば同じ偏差値40でも、生まれ持った頭の良さだけで出した結果なのか、精一杯努力して出した結果なのかは答案を見ても分かりません。しかし、力のある講師が授業を1回したらはっきりと分かります。

その結果を元にクラス分けを行います。例えば数学の偏差値が60で英語の偏差値が40の生徒さんがいたとすると、平均偏差値は50になりますよね。一般的な塾では平均の50に合わせてクラスを分けるのですが、それでは得意な数学は退屈に感じますし、不得意な英語はついていくのがやっとな状況になってしまいます。

そうしたことにならないために、科目ごとに実力を分析し、フルオーダーメイドのカリキュラムを組んでいます。当然、その生徒に合わないとわかれば、即座に組み替える柔軟性も持っていますよ。

––なぜ、そのような対応が可能なんでしょうか。

伊藤氏:生徒一人につき講師13名が担当するチーム制でサポートしているからです。これが2つ目の特徴です。

この話をすると「講師が複数人いるとかえって方針にばらつきが生まれるのでは」と心配される方もいらっしゃいます。しかし当塾では、チーム内で指導法を統一・共有し、加えて各科目のバランスを見て「今はどの科目を重点的に指導するべきか」を考え、講師全員で授業を作っていますので心配は無用です。


また、京都は学問の街でもあるため弊社には優秀な講師が揃っています。60人以上の社員講師と150人の​​非常勤講師が在籍し、その半数以上が京都大学出身で、医学を学んでいる者も多数おりますから、医学部受験のサポートには自信があります。

––ありがとうございます。3つ目の特徴についても教えていただけますか。

伊藤氏:はい。3つ目は学習環境の整備・学習リズム作りのサポートです。

一人に一つ専有個人ブースを用意し、そこでは朝8時に登校してから夜22時に下校するまで学習することができます。その他にも管理栄養士監修のもとつくられた食事や、社員として常駐している整体師による施術、もちろん担任が毎週カウンセリングをおこなってメンタル面でもサポートしています。受験期には講師が生徒たちと一緒に会場へ向かい、ホテルと試験会場の間の引率をするとともに、最後の最後まで受験指導を継続して、一緒に戦います。


マニュアルがない「教育」に面白さを感じた


––伊藤様が教育に携わろうと思ったきっかけを教えてください。

伊藤氏:私は新卒で大手金融機関に就職しました。そこでは、まず〇〇部署に〇年ぐらい所属し、その次は〇〇部署にいって○○を任されその次は……、といった具合に、入社してから定年退職するまでの道すじが想像できるようなところでした。そこに面白さは感じられませんでした。

その時、大学時代にしていた塾講師のアルバイトのことを思い出しました。そこからマニュアルの存在しない教育の面白さを再認識し、教育業界へ飛び込みました。

––塾講師の経験が今へと繋がっているんですね。

伊藤氏:そうですね。

大学当時、ある日突然野良猫が我が家に住み着いて、結局私が飼うことにしたんです。けれど、病気を患っていたため毎月多額な医療費を払いながら世話をすることになりました。この大きな出費をどのように賄うかを考え、結果塾講師のアルバイトに全力で取り組むようになりました。

全力で取り組むことでそれまでは見えなかった教育の面白さが見えるようになりました。教育事業を選んだのはその時の経験が大きいです。

––今に至るまでにそのような背景があったんですね。

講師として関わる中で、生徒さんや親御さんからはどのようなお声をいただきますか。

伊藤氏:やはり合格できた生徒さんや親御さんからは「入学してよかった」と喜びのお声をいただきます。当塾は医学部医学科の一次試験合格率75%、二次試験合格率60%の実績があります。そこに期待して私たちを選んでくれた方々に対し、望む結果で応えられるのは何より喜ばしいことです。


また、医学部の受験は特異な世界で2浪3浪どころか5浪6浪も当たり前です。ストレスの多い世界なので、特にメンタルケアには留意し、事務スタッフは全員が心理カウンセラー資格を持っているほか、親御さんとは年5回以上の三者面談を実施して、包括的なケアに努めています。

その様な取り組みを行っている中、卒業生から聞いた「私自身より先生のほうが私に詳しいよ」という言葉は非常に嬉しいものでした。

––入塾するのも大変な気がしてきました……。

伊藤氏:当塾は入塾テストは実施しておりません。しかし、3つの条件は必ず守っていただきます。まず生徒さんが素直であること。そして「絶対に医学部に行くんだ」という強い気持ちを持つこと、最後に親御さんに対する感謝の気持ちを持っていることです。生徒さんと親御さん、当塾が三位一体とならなくては合格はなし得ませんから。


教育機関として信頼を得るためIPOを目指す


––3年先の短期的な展望をお聞かせください。

伊藤氏:オンライン授業の構築・提供に力を入れようと考えています。現在はオフラインでの授業をメインとしていますが、それでは本校に通える学生の数が限られてしまいます。オンライン環境が整った昨今であれば、オフラインと遜色のない授業が可能です。

山奥や孤島に住んでいる生徒さんに本校の教育を提供できるようになることは、生徒さんにとっても社会にとっても意味のあることだと考えています。教育の地域格差をなくすことは、教育に携わるすべての人が目標としていることだと思いますし、この事業を軌道に載せることが目先の目標です。

––長期的にはどうでしょうか。

伊藤氏:経営が安定すれば従業員を守ることができますし、生徒さんを合格まで導き、堅実な教育機関として信頼を得ることができます。そのためにIPOすることが長期的な目標です。

––最後に読者へのメッセージをお願いします。

伊藤氏:医学部を志す受験生に向けてメッセージです。

当塾では「京都留学」として遠方に住む学生さんが京都に来て共に学ぶプログラムを提供しています。今の環境を変え、自分自身と真剣に向き合う時間を一度作ってみてはいかがですか。そのためのサポートは惜しみなくさせていただきます。興味を持っていただけたらぜひ、当塾のホームページをのぞいてみてくださいね。



執筆=増田
校正=笠原

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