株式会社流機エンジニアリング

西村 司

「宇宙から地中まで 最適環境を創造する」ものづくり

「流」体を「機」械で「エンジニアリング」する
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株式会社流機エンジニアリング 社長 西村 司氏のONLY STORY

家族との再会から始まった!?経営者への道


私は現在、株式会社流機エンジニアリングという会社を経営しています。はじめに、私がなぜ経営者という道を歩み始めたのか、その経緯からお話していきたいと思います。

株式会社流機エンジニアリングは元々父らが立ち上げた会社でした。創業当時のメンバーはとても仲が良くて、私が幼かった頃は、何度も泊りで社員研修旅行に連れて行ってもらったことをよく覚えています。

私自身は年を重ねるにつれ、家族とは衝突・疎遠の一方で、19歳で家を出てからの4~5年は、家族と顔も合わせるのも1~2回あったかどうかといった状態でした。その間の生活は独り身で充実した毎日を謳歌し、昼は運送業、夜はDJという、なかなかナウでヤングでガテンな生活をしていましたね(笑)。

そんなある日、母から父の同僚の多くが会社を離れてしまったと耳にしました。仲の良い社員でも辞めるという選択肢があるのだと知って、少し父のことが心配になったんです。この時に初めて、「そもそも、父の会社って何をしているんだろう?」と関心を抱くようになりました。それから、自分には何ができるか全く見当がつかないまま、少しでも何かの足しになればと、当社に社員として入ってみる覚悟を決めました。


入社した当初は本当に大変でした。特に先輩たちとは仕事のやり方を巡って何度も衝突しました。私としては、そもそもやる意義がわからない業務にはいつも反抗し、さぞかし生意気な後輩だったと思います(苦笑)。

そんなこともあり、先輩たちが苦手であまり手を付けないような仕事ばかりをやるようになっていったら、自然とお客さまから信頼されるようになったのです。「アナタのような人なら安心できる」とも言っていただけるようになり、そのことがとても嬉しくて、全国を走り回り、様々なお客さまと関わるようになりました。そして気が付けば、会社の中でトップの営業成績を誇っていたのです。

そんな矢先に、営業部長だった方が会社を辞められ、私は周囲の後押しもあり、彼の後を次ぐことになりました。このことがきっかけで、私は本格的に組織改革へと踏み切りました。以前から、社内の「自由すぎる風土」には疑問を持っていた私は、目標管理や業務報告の制度を設けることにより、社内情報の透明化を促し、社員のみんなが会社の目指している方向をきちんと理解しながら、働ける環境づくりを行ったのです。

そのように働くうちに、気付けば自分自身も役職が上がっていき、父の勧めもあり株式会社流機エンジニアリングの代表取締役に就任することになりました。

「流体機械」と「環境制御」技術で、「宇宙から地中」まで最適環境を創造


株式会社流機エンジニアリングは「宇宙から地中まで、最適環境を創造する」会社です。その名の通り
特定の分野には収まらず、全ての生産現場が事業領域です。

中には先端技術を用いるものもあり、例えば人工衛星の開発に携わっています。ロケットの発射には数10億円も要しますが、これが打ち上げしてすぐに壊れるようならば、大変な事態です。弊社では、そうならないためにも、音圧を用いた品質検査や、チリ1つ付着しない特殊カバー等を提供しています。

一方、「集塵機」と呼ばれる、工事現場で粉塵や有害物質を除去するような機械を提供したり、植物の種の発芽率を高める機械の開発に携わったり等、人知れず皆さんの生活を支えている業務にも従事しているんです。

私たちはどんな分野に対しても、流体のノウハウを活かした環境装置を作り出すことができます。そうして開発した装置を、更にレンタルという形で提供することにより、お客さまにとって、格安でご利用いただくことができているんです。お客さんが求めることは何なのかを徹底的に知って、弊社のノウハウをどのように活用したら喜んでくれるのか、常に考え続けています。

お陰様で多くの方々から支援いただいており、トンネル工事用換気設備ではシェア75%、納入した製品は、国内1500ヶ所の現場で活躍しています。

身の丈経営で、末永く存続していく会社を。


今後とも、ますます多くのお客さまに弊社の製品をご利用いただきたいですね。しかし、何も短期で会社の規模を10、20倍にしようと言っているのではありません。自分たちの身の丈に合わせて、製品の質を少しずつ上げ、提供している価値相応の利益を得ていけたらいいなと思っています。

会社にとって、一番大切なことは、今行っている事業が、本当に世の中の役に立っているかどうかです。社会のためになっていなければ、存在する価値はありません。私たちは、今後とも「お客様の期待を実現しエンジニアリングメーカーとして感動を創造する」という理念を掲げながら、同じく健全な経営を目指しているクライアント会社さまに貢献するために、今ある事業の他にも、原子力、土壌汚染等様々な分野で活動の幅を広げていきます。

また、普段から共に働いてくれる社員のみんなは、お客様以上に大切です。流機エンジニアリングという会社を選んでくれたからには、全体の目的意識を一致させ、みんなで一丸となり、ビジョンに向けて進みたいですね。最終的には私たち役員が関わらなくても、経営理念や事業計画を実現するため、皆が自走できるような組織を目指します。

実は経営を進めていくにあたり、社員のみんなに1点だけお願いしていることがあるんです。それは、「人生は有限なものであるから、仕事以外のことにも目を向けてほしい」ということ。例えば、仕事と家庭と趣味の全てを全力で取り組んでみる。そうすると、普通の人の何倍も充実した人生になると思います。そんな私も、日本一の規模のハロウィンコンテストで3回も優勝しています(笑)。

これからも事業に全力で取り組み、お客さまと自分自身、社員のみんな、会社に関わる全ての人を幸せにしながら、社会をより良くしていく。そんな会社をつくっていきます。

株式会社流機エンジニアリングの住所や電話番号、採用・求人等が載っているホームページはこちらから↓

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