三立工芸株式会社
萩野 正和
POSTED | 2019.08.30 Fri |
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TAGS | 従業員数:6~10人 業種:その他 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoB |
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印刷・デザイン事業で販売促進を支援します!
顧客満足を第一に幅広く事業を展開Topics
今回のインタビューは、印刷・デザイン事業を中心に書籍やパンフレット、機会マニュアル、ノベルティグッズ、着ぐるみ制作など様々な商品を手掛ける三立工芸株式会社の3代目経営者萩野氏にお話を伺います。
長年培った知識と経験で「すべてに対応できます」と語る萩野氏。展開する幅広い事業内容から、事業継承に至る経緯、そして今後のビジョンを教えていただきました。
三立工芸株式会社 社長 萩野 正和氏のONLY STORY
一番の強みは長年培った知識と経験
–まずは、三立工芸株式会社の事業内容をお聞かせください。
萩野氏:弊社は企業の販売促進の支援を目的に、DTP中心のプリプレス事業、デザイン制作事業、テクニカルイラスト制作事業を行なっている会社です。
具体的には、紙媒体の印刷、ノベルティグッズの作成印刷、Tシャツ・ポロシャツ・作業着のなどアパレル商品の印刷、大型印刷物や看板製作、そのほかにも着ぐるみ制作も手掛けています。
–様々な製品を手がけていらっしゃるんですね。それぞれのシェアはどれくらいでしょうか。
萩野氏:紙媒体の印刷が5割、ノベルティグッズの印刷が4割、アパレル関係やその他の印刷が1割です。
紙媒体には書籍、雑誌、パンフレット、会社案内、リーフレットなどがありますが、ご依頼いただく案件は書籍が多く、例えば大学の研究報告書、機械マニュアル、会社案内、学校案内などを作成しています。
ノベルティ・記念品・販促グッズ制作でいうと、よくご要望いただくのがトートバックです。PR用に企業名を入れたり、企業様がデザインされたものをトートバックに印刷したりしてオリジナル商品を作成しています。
ほかにはモバイルバッテリーやスマホケース、ポーチ、マグカップ、珍しいものですとしゃべる目覚まし時計などのご依頼もいただきます。
アパレル関係でいうと、企業様の制服としてご利用いただくポロシャツやTシャツ、工場の作業着などを制作しています。
–御社の強みや差別化ポイントはありますか。
萩野氏:弊社の強みは、長年培った知識と経験があること、それらノウハウを活用し多種多様な製品の制作が可能であること。この2つですね。
制作可能な製品の数に関して言いますと、例えば他の紙媒体の印刷会社さんでは紙しか扱いませんし、ノベルティの印刷会社さんもノベルティグッズしか制作しません。
その点弊社であれば、先ほど挙げた製品はすべて対応でき、お客様は作成する製品によって会社を探す手間が省けます。三立工芸にご相談くだされば必ず答えをお出しすることができる、そこが強みだと思います。
–萩野様が事業を運営するにあたって一番大事にされていることは何ですか。
萩野氏:お客様に喜んでいただけるサービスを提供することですね。どういう風にアイデアを出し、どうやって表現していくか、新たな情報をどれだけ早く伝えるか、そうやってお客様にどう貢献していくかを常に意識しています。
そしてお客様の満足が対価となって最終的に弊社で働くスタッフにも喜びが生まれる。双方が喜べる仕事を大事にしています。
料理人の経験を経て3代目として事業を継承
–創業者のお祖父様が起業されて、萩野様は3代目として事業を継承されたと伺いました。継承に至るまでの経緯について教えください。
萩野氏:はい。私はもともと会社を継ぐ意思はなかったので、以前は調理師の仕事をしていました。小学生の時から料理人になりたくて、調理師の専門学校に行き、その後サウジアラビアの日本大使館で専属料理人を務めたり、東京の赤坂にある会席料理店で働いたりしていました。
その後、調理師の仕事を辞めて次の道を模索していたところ、父の会社でアルバイトとして働くことを勧められて三立工芸に入ることになりました。
私が入社したちょうどその頃、弊社はアナログからデジタルへの転換期だったため、父からDTPを任されてパソコンを触らしてもらったんですね。色々操作をするうちに「パソコンってすごいな」とこの仕事が楽しくなり、本格的に技術や知識を勉強するようになりました。
–御社では様々な製品を手がけていますが、お祖父様が立ち上げた時から、印刷業をされているのでしょうか。
萩野氏:いえ、印刷業ではなく、もとは精密機械のマニュアルを書く仕事、これをテクニカルイラストと呼ぶのですが、創業時はテクニカルイラストの制作から始まった会社なんですね。その後、2代目の父の時代になって印刷業に注力し始めたのです。
というのも制作をしたテクニカルイラストは、最終的にマニュアル本として紙媒体に印刷をしていくので、それならば全て弊社で対応できればお客様にも喜んでいただけると、印刷まで全てを手掛けるようになりました。
7年前に父が他界し私が事業を引き継いでからは、ノベルティグッズの印刷やアパレル関係、着ぐるみなどにも着手し、事業を広げていきました。
ノベルティグッズ制作で企業に貢献を
–今後の目標を教えてください。
萩野氏:3年以内に売上を2倍、従業員数を1.5倍に増やしていくことを目標としています。新たな事業展開を行なうということではなく、今ある事業、具体的にはノベルティグッズ制作事業にさらに力を入れていきたいと考えています。
–社会的にはどういった役割を果たせる企業になりたいでしょうか。
萩野氏:弊社のサービスはBtoBですが、自分たちが制作したものはその先のお客様の手に渡りますので、toCサービスとして価値を提供できる会社になりたいですね。
手に取ったお客様が喜んだり笑ってくれるものを作り続けていきたい。それが企業様の売り上げ向上を果たせるならばとても喜ばしいことです。
そういった取り組みを通して、三立工芸という名前を全国47都道府県の方々に知っていただき、多くの方に貢献できたらと思いますね。
–ありがとうございます。では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
萩野氏:弊社は販促支援の会社です。販促で困っている、どこに相談をしていいのかわからないというお客様がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
執筆=山田
校正=笠原