株式会社シェア180

伊藤 正樹

2200室から選べるコンセプト型のシェアハウス

人生を180°変化する場を提供したい、その想いから起業
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今回のインタビューは、個人や法人向けにシェアハウスの紹介・運営を行っている株式会社シェア180の伊藤氏にお話を伺います。「シェアハウスを通じて人生を180°変化する場を提供したい」と話す伊藤氏に、事業内容からシェアハウス事業立ち上げのきっかけとなった経験、これからのビジョンについて語っていただきました。

株式会社シェア180 代表取締役 伊藤正樹氏のONLY STORY


【経歴】

1986年、愛知県岡崎市出身。2005年愛知県立岡崎高等学校卒業。2010年国立富山大学経済学部経営学科卒業。中学~大学まで合唱部に所属し、多数の全国大会、世界大会に出場。韓国プサンで開催された第2回合唱オリンピックでは団体として金賞・最優秀賞を頂き、世界一となった。以来、海外で活動に興味がわき、大学在学中はロンドン・ニューヨークに短期留学。それをきっかけにシェアハウスという住まい方に出会う。

卒業後、2010年より新卒としてパナソニック株式会社に入社。トヨタ自動車向けの車載デバイスの開発営業に従事。その傍らで、休日に不動産投資とシェアハウスを独学で学んで2013年にSHARE HOUSE 180°1号店を名古屋市でオープン。以来、シェアハウスの企画・集客・運営の全領域を対象に、物件購入・建物の借上・シェアハウス事業立て直し・法人への社宅紹介などを行う。

キレイなコンセプト型のデザイナーズハウス


––まずは、株式会社シェア180の事業内容をお聞かせください。

伊藤氏:弊社は東海地方を拠点に一般の方や法人(社宅)に家具付きのシェアハウス「SHARE HOUSE180°」を貸し出す賃貸業を行っている会社です。入居者は20代~30代で単身の社会人の方が多く、国籍は日本がおよそ8割、外国の方が2割くらいです。

––他のシェアハウスを行っている企業様と比べて差別化できるポイントを教えていただけますか。

伊藤氏:強みは大きく3つあります。

1つ目は、「デザイン&キレイ」という言い方をしているのですが、ハウスのデザインと清潔さです。全てのハウスは、デザイナーの手によってリノベーションされており、平均週1回ほど専門業者による清掃が入るため、忙しい社会人の方々にも負担なく快適に過ごしていただける環境を整えています。

2つ目はご紹介できるハウスの数です。全国合わせて2,200室のシェアハウスをご紹介できるのでさまざまな立地やコンセプトから入居者の希望にあったハウスを選ぶことができます。

3つ目はハウスごとにコンセプトを設定している点です。例えば、DIYやフィットネス、最近では在宅勤務をされる方々が増えたことから働き方をコンセプトにしたハウスやワークスペース付きのハウスを多く手がけています。

––ワークスペース付きのシェアハウスは、とてもニーズがありそうですね。働き方をコンセプトにしているとのことですがどのようなハウスを提供されているのでしょうか。

伊藤氏:例えば、弊社が企画をお手伝いさせていただいた「アーバンテラス中野島」では、上質な働き方と暮らしを実現するというコンセプトを掲げています。

仕事をする際には「集中」「発散」「休息」の3つのサイクルを回すとよいと言われているんですね。そこで仕事に集中できるワークエリア、気分転換ができるフィットネススペース、他の入居者さんとコミュニケーションを取りながらリラックスできるキッチンラウンジなど、1日を通してこのサイクルを回し、仕事の質が向上するようなハウスにしています。

現在ワークスペース付きのシェアハウスは東海・北陸・関東で4棟展開していますが、今後もこのようなコンセプトに特化した物件に力を入れていきたいですね。

人生を変えるために。辿り着いたのがシェアハウス


––続きまして、伊藤様が起業されるに至った背景を教えていただけますか。

伊藤氏:「シェアハウスを通じて人生を180°変化する場を提供したい」という想いから起業しました。

この想いを抱くきっかけとなったのは、大学時代のニューヨークへの短期留学です。本来は1年かけて留学する予定が授業の兼ね合いで3ヶ月間しか留学ができなかったため、その分濃い体験をしようとニューヨークの中でも一番高い費用の学校に留学しました。

学校にはチェコを代表するプロスノーボーダーや韓国人アイドル、中東の元大統領の従妹もいて、彼らの話を聞くだけでとても刺激的でした。そのようなさまざまなバックボーンを持つ人たちと一緒に過ごしていくうちに自分の人生観が大きく変わっていくのを感じたのです。

その経験から「人生は、人・場所・仕事で変わっていくのだ」と実感し、その3つの要素で人生に変化を起こせる仕掛けを作っていきたいと考え、辿りついたのがこのシェアハウス事業でした。

––起業されてからこれまでで特に印象に残っていることはありますか。

伊藤氏:今話したような背景がありますので、入居者さんだけでなくスタッフやオーナーさんからも「あの時が人生の分岐点だった」と思ってもらえるような経験が提供できるととても嬉しくなります。

一例ですが、シェアハウスで出会われて結婚された方や外国人との出会いをきっかけに会社を辞めて留学された方、また入居者さんから「仕事を変えたい」という相談を受けて企業を紹介し転職をされた方などがいらっしゃるんですが、このようなお話を聞くとやはり感慨深い気持ちになりますね。

業界で1番、名古屋から全国そして海外へ


––今後の展開を教えてください。

伊藤氏:エリア拡大と法人開拓ですね。

現在、中部圏・関東圏が中心のため、今後は大阪・広島・博多あたりをターゲットとして事業を広げていきたいと思います。そしてゆくゆくは海外にも拠点を増やし、日本と海外をつなぐ中間拠点としてシェアハウスを利用できるよう事業規模を拡大していきたいです。

また法人開拓では、法人の入居者さんを増やしていきたいと思います。例えばプロジェクトや新人研修などは一定期間に小規模のチームが多くのコミュニケーションをとる形になりますので、シェアハウスを活用できる機会だと考えています。当シェアハウスであれば最低1ヶ月から家具付きの賃貸で入居が可能ですので、今後はそのような事例を増やしていきたいですね。

––社会的にどういう会社になりたいとお考えですか。

伊藤氏:シェアハウス業界で日本一になりたいですね。名古屋だけでなく全国の方からも、「シェアハウスと言えばシェアハウス180」となれるよう認知を高めていきたいと思います。

––ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願いします。

伊藤氏:自社の社宅が高額でその費用を抑えたい方やワークスペース付きの賃貸を探されている方はぜひご連絡ください。

執筆=山田
校正=笠原

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