株式会社THパートナーズ

橋本忠則

ワンランク上のサービスが好評、おもてなしの精神で展開するレストランとフィットネス

働く人やお客様、すべては人にかける想いから、若手も活躍できるステージを。
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今回のインタビューは、「ウルフギャング・ステーキハウス(シンガポール店)」や「イル・ルピーノ(ハワイ店)」の運営、国内においては、今春オープン予定の「イル・ルピーノ プライム東京(東京・青山店)」の他、「THREE x THREEパーソナルジム」、フィットネスアパレルブランド「VEATM」を展開する、株式会社THパートナーズの代表取締役「橋本氏」にお話を伺います。レストラン事業に込める熱意やフィットネス事業へのこだわり、多様なビジネスを生み出し続ける現在に至るまでの経緯、これからのビジョンなど詳しく語っていただきました。

株式会社THパートナーズ 社長 橋本 忠則氏のONLY STORY


これまで複数の会社を設立してきたなかで、人を育てて事業を任せるというスタイルは変わらない。
そして「心からやりたいことは何か?」を自問し、THパートナーズを起業。

熱意と行動で、念願のウルフギャング・ステーキハウスシンガポールをOPEN


– 現在に至るまでの、橋本様の経歴を教えてください。

橋本氏:これまでの経歴を話しますと、学生時代に父親の知り合いが経営する寿司屋が潰れ、その寿司屋を改装して新たに居酒屋としてオープンさせるというお話があり、アルバイトとして手伝いをすることになりました。

当初は軽い気持ちでのアルバイトのつもりでしたが、働いているうちにサービス業の魅力に引き込まれていきました。度々顔を合わせる常連様も多く、お客様が喜ぶことは何か?また来たい!と思うきっかけは何か?など懸命に考えながら働く日々でした。

一言で、居酒屋といっても提供するメニュー、店舗の広さ、地域によってもターゲットとする客層は違います。そこで行き着いた結論は「何をお客様に提供すれば喜ぶのか?」ということよりも、「お客様が居酒屋に何を求めているのか?」と考えたときに様々なアイデアが出てきました。

そのひとつに「食べ物も飲み物も“全て290円均一”で提供する」という提案をしてみたところ、シンプルに「良いものを安く食べられる。」というお客様の要望がマッチして売上を伸ばすことができました。結果としてこの料金設定が、お店の黒字転換へのきっかけになりました。

その後、地元の不動産会社の社長が私の噂を耳にされ、声を掛けていただきました。そこから不動産の営業マンとして働き、3か月余りで新人として異例の成績を上げることができました。この時期にビジネスにおける多くのことを学び、常に考えていたことは、“売る”のではなく“お客様のために何ができるか”ということでした。

3年後の22歳の時、東京で仕事をしようと考え採用面接を数社受けましたが、面接を受ける度に「学歴がない」と言われ、それならばいっそ自分で起業してしまおうと、インターネット上で店舗紹介をするポータルサイトをこれまで稼いできたお金を元手に制作し、起業することにしました。

20年前の当時は、ネット回線も一般化されていない状況で、まだまだ新聞や雑誌広告が主流でしたので、ネット広告への反応は悪く、サービス開始当初は赤字が続きましたが、このビジネスは間違いなくユーザーにとって必要なサービスであり、業界を盛り上げる一助になるはずだという考えに揺るぎはなかったため、ひたむきに営業活動を続けていきました。そして、元手の資金を全部使い切ったあたりで、私の想いが徐々に理解され一気に事業が伸びていきました。この時の、「諦めずに向き合った苦労」は今でも自分の信念になっています。

その後、順調に売上を伸ばし、経営が安定したところで事業を後任に託し、次は海外のレストラン事業をはじめました。

– 本当に様々な事業をされてきたのですね。

御社のレストラン事業では、世界中で人気の「ウルフギャング・ステーキハウス」とライセンス契約を結んで、アジア展開されていると伺いましたが、そのきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

橋本氏:何よりも、私がこのステーキを純粋に美味しいと思ったこと。そしてウルフギャング・ステーキハウスのオーナーに、その熱意が伝わったことが始まりでした。

というのも、色々と旅をしている時に、ニューヨークにあるウルフギャングの本店でこの極上ステーキと出会い、感動したのを今でも覚えています。「これまでの人生で口にしたステーキのなかで一番美味しい」と衝撃を受けました。

それからすぐにビジネスをしたいという想いが膨れ上がり、すぐにアプローチをかけようと動きはじめましたが、国内では、既に別の企業様がライセンスを取得していたので、日本での出店は難しいということがわかりました。

ですが、どうしてもウルフギャング氏にその時の感動を伝えたくて、オーナーが来日している時にアポイントなしでお会いする機会を得ることができました。そして、片言の英語で「あなたのステーキに感動しました。是非一緒に仕事がしたい。」と、熱意を持って伝えたところ、あらためて「3ヶ月後に会いましょう」と、オーナーの方から提案をしてくれました。

再会までの3ヶ月間は、とにかく英語を徹底的に勉強しました。自分がどれほど、このステーキに対して熱い想いを持っているかは、話せなかった英語で改めてしっかりと想いを伝えることでしか表現できないと思ったからです。

その熱い想いが伝わったのか、念願だった世界のウルフギャング・ステーキハウスのライセンス契約を取得し、シンガポールの「インターコンチネンタルホテル・ロバートソンキー」にて、2017年10月にオープンを果たすことができました。

経験や実績よりも、気持ちや想いがあってこそ願いは叶うと実感しました。

国内初!最高級牛肉USDAプライムビーフをシェアスタイルで味わえる本格イタリアンレストラン


– 株式会社THパートナーズの事業内容を教えてください。

橋本氏:当社は、レストラン事業、フィットネス事業、フィットネスアパレル事業をメインに、不動産賃貸事業など、国内外問わず様々な事業を展開しています。

直近では、2020年3月3日に麻布十番にパーソナルトレーニングジム 33GYM (THREExTHREE パーソナルジム)をオープンいたしました。2021年4月には、フィットネスアパレルブランド「VEATM(ビートム)」を展開。2022春には、国内初!最高級牛肉USDAプライムビーフをシェアスタイルで味わえる本格イタリアンレストランとして「イル・ルピーノ プライム東京(東京・青山店)」をオープン予定です。

– 2022年6月にオープン予定の「イル・ルピーノ プライム東京」についてお伺いさせていただきますが、どのようなレストランか教えてください。

橋本氏:世界的に有名なステーキハウスのオーナーである“ウルフギャング・ズウィナー”氏がハワイ・ワイキキにて手掛ける、本格イタリアントラットリア&バーの「イル・ルピーノ」が東京の青山にオープンいたします。

世界中の人々が集う気品ある青山という土地で、トリュフ、キャビア等の高級食材を取り入れた本格イタリアン、ピザ、パスタをはじめとるする最高級牛肉USDAプライムビーフを、お好みのワインとともにお楽しみいただけます。これまでに出会ったことのないイタリアンレストランだと思いますので、是非楽しみにしていただきたいですね。

最高級牛肉のUSDAプライムビーフをシェアスタイルでお楽しみいただける、国内初の最高級イタリアンレストランとして、厳選されたお食事・優雅な空間・洗練されたサービスをお客様の特別な時間のためにご用意いたします。

イル・ルピーノ青山では、米国内で2%以下だけ認証されると言われている、最高級牛肉のUSDAプライムのみ使用。
ウルフギャング・ズウィナー氏の牛肉の品質に対するこだわり、そしてステーキハウスの伝統と味を受け継いだステーキを心ゆくまでご堪能ください。

フィットネス事業とともに人材育成に注力していく


– 今後の展望について教えてください。

橋本氏:短期的なことで言えば、まずフィットネス事業に力を入れていきたいと考えています。私は現在、体重が69㎏、体脂肪が8.5%ですが、4年前は体重が95㎏もありました。ある大会に出場すると決意したときから自分の身体と真剣に向き合うことが増え、本気で健康について考えるようになりました。そして改めて「健康は何よりも大事」だということに気付くことができました。

それから、自分の健康への意識から始まり「支えてくれる家族、家族と同じくらいの時間を過ごす社員の健康に貢献できることがしたい」と思いました。

そして2020年3月、健康意識の高いお客様にトレーニング指導をする「パーソナルジム」をオープンさせるに至りました。ただトレーニングを行うだけでなく、管理栄養士による食事指導が付いたプランなどもご用意しております。こちらは、社員の福利厚生での利用も考えています。

誰もが健康でありたいと願う社会の中で、今そのためにできることを無理なく始められるきっかけになりたい。また、一時の流行りやダイエット目的に留まることなく「健康の貯蓄」をコンセプトに、運動と食事の両面からサポートできる事業をビジネスとして展開していきます。

2021年にオープンしたフィットネスアパレルブランド「VEATM」はトレーニングに励む方はもちろん、タウンユースとしても着用できるファッション性を重要視しています。

トレーニング時にかかるストレスを限りなく打ち消す伸縮性のあるストレッチ生地を採用し、男性女性問わずご愛用いただけるデザイン性を兼ね備えております。

多くの方にフィットネスに興味を持っていただき、お客様の健康のために出来る活動を今後も進めていきたいと考えております。

– その後の長期的なビジョンを教えてください。

橋本氏:事業の拡大、会社としての成長もそうですが、社員一人ひとりとの絆をもっと大切にしていき、今後も増えていく大事な社員達を、この先牽引してくれるような人を育てていきたいと思っています。単に事業やお金だけではなく、貴重な人脈や人間性を作れる環境を残していきたい。そのためにも、若い社員達が先頭に立って、自らの考えで活躍できるステージを出来るだけ多く用意していきたいですね。

– 最後に、読者の方に向けてメッセージをお願いします。

橋本氏:レストラン、パーソナルジム、フィットネスアパレルなど、新しい事業を数多く展開していくなかで、改めて強く思うことは「ビジネスにおいて常識や正解はない」ということ。正直なところ、目先の利益を追い求めて利己的に物事を考えた企業やサービスに興味はありません。

誰かと仕事をする際に本当の意味で重要なことは、「自分だけではなく、その人のために出来ることは何か?」そして「どれだけ本気で考えられるかどうか?」だと思います。私のご紹介記事をお読みいただき、当社の事業に対する熱意、考えに共感することができる企業様と、常識の枠にはまらないビジネスができることを期待しております。その際は是非、ご連絡をお待ちしております。



執筆=山田
校正=笠原


UPDATE 2022.1.24
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