蓬莱グループ合同会社おもてなし便 

椎名 芳治

荷物だけでなく、そのそばに想いを置いてきてほしい。

おもてなし便ドライバーが信頼され、親しまれる理由
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蓬莱グループ合同会社おもてなし便 代表者 椎名 芳治氏のONLYSTORY


今回お話を伺うのは、軽自動車を使用した運送業を営む合同会社おもてなし便の代表・椎名 芳治氏。同社は、多忙で重労働な業界と捉えられることが多い運送業界の変革に挑戦しています。椎名氏らが業界変革の鍵として挙げるのは、おもてなしの心を込めた接客。

実際に働く現役ドライバーのお二人と椎名氏にお話を伺いながら、同社独自の取り組みとこだわり、そして生き生きと働くドライバーの姿に迫ります。

「お客様に商品を届ける時は、荷物だけでなく『想い』を置いてきてほしいんです。」

荷物だけでなく、想いを置いてきてほしい。


–– はじめに、事業概要をお聞かせください。

椎名氏:正式名称は貨物軽自動車運送業といいまして、一言でいうと軽自動車を使った運送業を行っています。大手ECサイトやネットスーパーの配送を中心に、企業の社内便、八百屋・魚屋・肉屋の卸の配送、クリーニングや飲食店の小売の配送なども行っています。

–– オンラインショッピングの普及、少子高齢化とともに、運送会社が果たす役割は日に日に大きくなっていると感じますね。

椎名氏:そうですね。当社は、多くの運送会社があるなかでも社名の「おもてなし便」という言葉の通り、接客に力を入れている運送会社です。

ドライバーというと荷物を運び、届けるだけが仕事と思われることがありますが、当社のドライバーには運送業務が当たり前にできる上で心地よい接客ができることも求めています。実際に私自身がドライバーをしていた時には、「ちゃんと接客ができて、お客様とコミュニケーションを取れるドライバーがほしい」という声をよく耳にしていたこともあり、独立しようと考えていた頃から「接客」で選んでいただける会社になりたいと考えていました。

–– ドライバーの方々には、どのような言葉でおもてなしの大切さを伝えていらっしゃるのでしょうか。

椎名氏:「お客様に商品を届ける時は、荷物だけでなく『想い』を置いてきてほしい」と日頃から伝えています。例えるならば、お客様が荷物を受け取ってドアを閉める時に「いいドライバーさんだったな」と余韻を感じていただけるような接客をしていきたいのです。

実際に、日頃現場で活躍しているドライバーに話を聞いていただけたら、より具体的にイメージいただけるかと思います。

18歳から勤務。やりがいと収入が両方手に入る。


–– まず、伊藤さんが当社で仕事を始めたキッカケを教えてください。

伊藤氏:この仕事を始める前から代表の椎名とは知り合いで、直接仕事の話を聞いて興味を持っていました。その後、18歳の誕生日を迎えてすぐに車の免許を取り、仕事を始めました。

–– 現在のお仕事内容を教えてください。

伊藤氏:おもてなし便とは業務委託契約を結び、週5日働いています。担当は大手ECサイトの足立区エリアで、運んでいる荷物は平均120~150くらいです。

–– 実際に働いてみて、いかがですか?

伊藤氏:仕事内容は運送業と聞いてイメージしていた通りでしたが、地図を覚えるのには苦労しましたね。土地勘がついてくると、どう配達すれば効率がいいかわかるようになってきました。

–– やりがいを感じる瞬間を教えてください。

伊藤氏:朝はパンパンに積まれていた荷物が、夜になってからっぽになっているのをみると達成感がありますね。今日もよく働いたな、と!

印象に残っているお客様で言うと、ネットスーパーの配達をしていたおばあちゃん。代引きで注文される方なのですが、初回の配達ですごく怒られまして…。「お金の渡し方、商品の渡し方、水物、食べ物の置き方がなってない」と。

それから2〜3ヶ月ぐらい配達に通っていたのですが、ある時から「配達は伊藤さんじゃなきゃ嫌だわ。あなたでよかったわ」ってほめていただくようになったのです。すごくうれしかったですね。

–– 一般的なドライバーとお客様のイメージからは想像できない、素敵な関係性ですね。

伊藤氏:他にも様々なお客様がいて、毎日多くの方と会うようになったので、以前と比べて初対面の方とのコミュニケーションはスムーズになりました。一方で、収入面では同世代の2倍くらいは収入を得ることができていると思いますね。働いた分が収入に反映される働き方なので、すごく満足しています。

–– ここまでお話を伺っているなかで働きやすさが伝わってきて、「やってみようかな」と興味を持ってくださる方が少なくないと感じます。伊藤様から見て、どんな人に向いている仕事だと思われますか?

伊藤氏:たくさんの方と会話をするので、やはりコミュニケーション能力がある人が合うと思いますね。一方で、荷物を手渡す時以外の移動中は1人で過ごす時間がほとんどなので、実際には人と接している時間と1人で過ごす時間がバランスよくあるイメージをしていただけたらいいかと思います。

性別、経験問わず、定年もなく働ける仕事。


–– 佐藤さんが、おもてなし便で仕事を始めたキッカケを教えてください。

佐藤氏:会社のことを初めて知ったのは、偶然おもてなし便で働くドライバーの動画を観たことがキッカケでした。現在は、ネットスーパーの配送を担当していて、食品の配送をしています。生鮮食品を配達しているので、温度管理に気をつけて、荷物を待っているお客様へなるべく早く届けられるよう心がけています。

–– 実際に働いてみて、いかがですか?

佐藤氏:荷物をお渡しする際にいつでも「笑顔」を心がけているのですが、こちらが笑顔で話しかけるとお客さんも笑顔を返してくださり、心を許してくださるように感じます。ジュースを差し入れしてもらったり、おばあちゃんからおせんべいをいただいたり…ということもよくあります。とても嬉しいですね!

加えて、働いた分が収入に反映されるというシンプルな仕組みもいいなと思っています。以前は調理の仕事に就いていたのですが、当時はどんなに働いても給料は毎月決まった分だけ。おもてなし便に来てから働く時間は少し増えましたが、月収は以前の2倍以上になりました。

その上で、定年がないこともこの仕事の魅力。身体が元気であればずっと働けるので、将来や老後のために蓄えを増やしたい人にもおすすめです。

–– 働きが収入に反映されるのは、働きがいにつながりますね。とはいえ、車を運転したり運送したり…女性には大変な仕事なのでは、という印象もありますが。

佐藤氏:これまで似た仕事の経験はありませんでしたが、すぐに慣れましたね。重い荷物を運ぶ場面があったとしても台車を使えるので、女性でも心配ありませんよ。最初は不安かもしれないですが、OJT研修があり、先輩ドライバーの助手席に乗ってルート確認や配送の仕方などを教えてもらえる機会もあります。

週に2~3日、5日など、自分のペースで働くこともできますから、確保できる時間が限られる方にもおすすめですね。

–– 年齢、性別、生活スタイル問わず、自分のペースで働くことができるのは非常に魅力的ですね!

佐藤氏:一般的な会社と従業員の関係性とは違い、ある程度独立した業務委託先として働いているので、自分自身で決めることができる幅が大きいのです。

何かあった際には気軽に代表・椎名に相談ができますし、フラットな関係性の上でいつでも意見交換もできるので安心です。私も伊藤も、雑談から相談まで、よくコミュニケーションをとっていますよ。

ドライバーとその家族を一番に考え、大切に。

 
–– ドライバーのお二人は仕事へのやりがいを感じつつ、椎名様とのフラットな関係にも働きやすさを感じていらっしゃるようですね!

椎名氏:嬉しいことに、ドライバーとその家族を一番に考え、大切にしたいと考えていることが伝わっているのかもしれません。当社の事業の最前線でお客様にサービスを提供するのはドライバーなので、ドライバーが気持ちよく仕事ができていれば、自然とサービスレベルは上がり、結果としてお客様にも満足していただけると思っています。

–– まさに、伊藤様、佐藤様は気持ちよく仕事に取り組み、お客様の信頼を得ているように感じます。

椎名氏:とはいえ、2人も初めから今のように働けていたわけではありませんよ。二人を愛されるドライバーへと成長させたのは、失敗から学び、次に繋げる姿勢。

失敗したら、理由を見つけてクリアにする。そして、どう改善するかまで考える。非常にシンプルですが、どのような場面でも人の成長には欠かせないことだと思い、日頃からドライバーへ伝えています。

こうした姿勢は年齢や経験を重ねるごとに忘れがちになり、先入観や自分にとっての常識があると実際に行動に移すことが難しくなるのですが、いくつになっても、どんな場面でも大切なことです。

当社では年齢、性別、経験を問わずドライバーになることができますが、この姿勢があるかどうかは見させていただいていますね。逆に言えば、その姿勢があれば、物流業界未経験者でも気持ちよく働くことができるようになる。それは、伊藤と佐藤の働きぶりが証明していることだと思います。

–– 失敗から学ぶ姿勢がある方だからこそ、お二人のように異業種から転職された方でも活躍できるのですね。とはいえ、はじめは異業種からの転職に対して不安を抱えて相談にいらっしゃる方もいらっしゃいますよね。

椎名氏:はい。はじめは不安を抱えながらいらっしゃる方は多いと思います。そういった方には、『鷹の選択』という動画を見てもらうようにしています。動画を見ていただくとわかりますが、鷹は40年生きると口ばしが曲がってきたり爪の鋭さがなくなったりして、獲物をとる能力が落ちてしまうといいます。

そこで、鷹は選択を迫られます。これから先も強く生きていきたいなら、新しいくちばしが生えてくるように岩などに自分のくちばしを打ちつけて割らなくてはならない。新しいくちばしが生えてきたら、そのくちばしで自分の羽をむしり、爪をはぐ。そうすると、新しい羽根や爪が生えてきて、生き返ったかのように強い鷹になれるのです。

異業種に転職するのもこれと同じこと。前向きな意味で、「今後を生き抜くために、自分自身を変化させていきましょう。」と伝えています。

このように伝えることができるのは、私自身も物流業界に入ったタイミングが50歳と遅かったことがあります。当時の私にとっては大きな変化でしたが、生まれ変わろうとする鷹のように気持ちを新たに自分自身を成長させようという意志は強くもっていました。

–– 御社の働き方と椎名様のご経験から、「新たな挑戦をする際に年齢や経験を理由に諦める必要はない」というメッセージが伝わってきますね。

運送業界のイメージを変え、業界を変える組織へ。


–– 現在、ドライバーとして働く方を募集していると伺いました。

椎名氏:興味を持ってくださった方には、まず一度説明会に来ていただきたいと思っています。その後、前向きに考えてくださる方には半日間のお試し体験の機会をご用意しています。ご自身と合うかどうか、まず自分の目で確かめてみてください。

お試し体験をした後に話を伺うと、「四六時中走り回る大変な仕事だと思っていたのに、想像と違った」という感想が多いですよ。

–– 物流業界は人手不足だというニュースはよく耳にするので、配送に追われるイメージをもっている方は多いかもしれないですね。

椎名氏:たしかに、ニュースで言っていることは間違いではないです。例えば配達に行っても不在が多いことは事実。しかし、同じエリアでずっと配送しているので、わりとすぐに再配達はできますし、コツをつかんでやりくりすることで負担にならないように働くことができます。

報道されていることがすべてではないので、少しでも興味をもっていただけたならまず説明会と体験に来てみていただきたいですね。先入観があることで、本当はこの仕事と出会うべき人が一歩踏み出せない、出会えないのは非常にもったいない。

–– 今回お話を伺ってみて、一般的な業界イメージとは異なるリアルな世界に触れたことで業界の可能性を感じました。

椎名氏:その可能性を広げるため、今取り組んでいるフランチャイズ展開に力を入れていきたいと思っています。フランチャイズの仕組みとしては、フランチャイズ料を定額でいただき、ドライバーの採用や教育などに関わる弊社のノウハウを提供していきます。

最終的には、こうした活動を通して、自分と同じ考えの人たちをたくさん募り、物流業界を変えることを目指しています。そのためには、まず一般的な業界イメージに左右されず、本当の姿を見ていただき、より多くの方が前向きに従事する業界にしていきたい。そのなかで、業界に関わる私のような経営者と伊藤、佐藤をはじめとするドライバーが業務を滞りなく行い、価値を提供していくことに加え、人間力の向上を絶え間なく続けていくことできっとこのビジョンを達成できると思っています。

今よりも働く人とお客様の双方に愛され、求められる仕事になれば、運送業界に携わるみんなで笑って言い合える日が来ると思うのです。「私たちはいい業界に入った。物流業界はいいね。」と。

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