株式会社サクセスホールディングス
小田 利彦
POSTED | 2020.05.08 Fri |
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TAGS | 従業員数:51〜100人 業種:飲食・サービス 創立:15年以上 決裁者の年齢:その他 商材:BtoC |
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甘み広がる純生食パン『晴れ時々パン(ハレパン)』
グループ全体で成功を掴んでいくTopics
今回のインタビューは、純生食パンの製造・販売と他4業態を営む株式会社サクセスホールディングスの小田利彦社長にお話を伺います。
この度新たに飲食業に参入し、5月に食パン専門店を2店舗オープンすることとなった同社。さっそく小田氏にその胸の内を語っていただきます。
株式会社サクセスホールディングス 社長 小田 利彦氏のONLY STORY
【経歴】
1966年神奈川県秦野市出身。1984年高校卒業後1988年迄仕事を転々。その後不動産会社に就職。1996年不動産会社を立ち上げ独立。その後、他分野に興味を持ち、現在5社も会社を設立・多角化し、ホールディングス化へ展開。
純生食パン工房『HARE/PAN』(藤沢店・茅ヶ崎店)
–今回、株式会社サクセスホールディングスで新規事業を始められると伺いました。事業内容について教えていただけますか。
小田氏:はい。新規事業は食パンの専門店の運営です。
純生食パン工房『HARE/PAN(ハレパン)』のフランチャイズの提携加盟店として、神奈川県の湘南エリアで2店舗展開中です。藤沢店は5月12日、茅ケ崎店は5月27日にオープンしました。
https://www.harepan-shonan.com/
https://www.harepan-shonan.com/
–食パン専門店ということは、食パンのみを販売していらっしゃるということですか。
小田氏:そうですね。当店は日本料理に精通した和食料理人が生み出した、日本の食卓に合う純正食パンのみを取り扱っています。純正食パン1本(2斤)800円、消費税込みで864円での販売となります。
今、全国的にもフランチャイズがどんどん展開されていまして、ハレパンは高級生食パン専門店としてとても話題を呼んでいます。
–製造・販売されている食パンのこだわりを教えてください。
小田氏:原料や発酵の仕方にこだわり一つひとつ丁寧に焼き上げていますので、ふわっと口の中で広がる甘みは他の食パンとかなり違うと思います。また、卵を使っていないのでアレルギーがある方でも食べられる点もポイントですね。
–食パンを購入されるお客様はどういった方が多いのですか。
小田氏:年齢層は本当に幅広いです。もちろん食パン1本だけを買われる方もいますが、高級食パンなので、お知り合いの方に差し入れとしてプレゼントされる方も多いようです。
独立の始まりは不動産業から
–小田様はこれまで6つの会社を立ち上げていらっしゃいます。最初に立ち上げられた不動産会社の起業の経緯について教えてください。
小田氏:僕は高校卒業後に就職をしたんですが、同じような作業に飽きてしまう性格で、22歳までの4年間のうち10回以上の転職をくり返しました。
しかし22歳のときに入った不動産会社では、いろいろなお客様に出会えることやさまざまな土地に携わることが本当に楽しいと感じ、30歳には自分でも独立したいという気持ちになっていったんです。
学生時代にほとんど勉強をしていなかったので、独立のための資格取得はとても大変でした。それでもなんとか宅地建物取引士の国家資格が取得できたため、株式会社ビクトリーホームを立ち上げたのです。
–今回、飲食業を始めた経緯を教えてください。
小田氏:実はビクトリーホームを立ち上げてから、他にも事業を立ち上げています。
■不動産・建築事業:㈱ビクトリーホーム…土地分譲・注文住宅・建売販売
■学習塾・建築事業:㈱クレオコーポレーション…フランチャイズ学習塾(ITTO個別指導学院 南足柄校・茅ヶ崎若松校)
■学習塾:㈱和…フランチャイズ学習塾(ITTO個別指導学院 大井松田校・小田原東校)の運営
■介護サービス事業:㈱大楽…介護福祉施設でデイサービス大和・グループホーム大和・お泊りデイサービス大和の運営
■建築事業:㈱スタイルリフォーム…主に外壁塗装・屋根張替え工事。又はビクトリーホームで建築されたお客様への営業
そしてこれら全社の経理とコンサルティングに加え、今回飲食業へ参入するために立ち上げたのが株式会社サクセスホールディングスです。
元々飲食に興味はあったんですが、自分だけではできないので、右腕になってくれる方をずっと探していました。そんな中で多くの飲食店を手がける友人が食パンの販売事業を紹介してくれて、以前からずっとやりたかった飲食業を手掛けるに至りました。
–いろいろなご経験をされて、やりたかった飲食業にたどり着いたんですね。
小田氏:そうですね。ずっと興味のあった飲食をやっとここで叶えられることとなりましたね。
若手育成に注力していく
–グループ会社としての今後の目標を教えてください。
小田氏:グループすべての事業においては、若い人たちをどんどん育成し「このグループ会社で仕事をしてみたい」と思えるような会社づくりをしていきたいです。
現在、代表を勤めている会社のいくつかの社長のポジションを若手に渡そうと思っていますので、今はその後継者の育成に力を入れていきたいと考えています。
–仕事をしていて楽しかった事を教えてください。
小田氏:飲食に進出してあらためて思ったのは、クレームを聞くと仕事が楽しくなるということです。決してふざけているのではなく、クレームにつながる問題に直面すると、改善に向けて、俄然やる気が湧いてくるんです。そんな瞬間こそ、「仕事をしてるな!」と実感しますね。これからもお客様の声に耳を傾け、厳しいご意見も成長の糧として発展を目指してきたいです。
–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
小田氏:私は、若い内はいろいろ失敗して挫折してもいいと思っているんです。そこで立ち止まってもう1回頑張ろうと思えれば、絶対に成功へのステップとなります。苦労した分、必ずプラスになっていくと思います。
お金は求めるとお金に潰されてしまう。お金は後からついてくるんだと、目先の利益にとらわれず頑張っていれば、必ず誰かが助けてくれる、協力してくれる、そういった人たちが絶対に現れるはずです。失敗を恐れずに、果敢にチャレンジする人になって欲しいですね。
執筆=山田・杉崎
校正=笠原